房総 清澄山とおせんころがし〜清澄寺から行川アイランド駅

2015年12月19日(土) [日帰り]

• GPS: 06:28
• 距離: 25.8km
• 登り: 846m
• 下り: 1,128m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:29
• 休憩: 0:28
• 合計: 5:57

距離 25.8km 登り 852m 下り 1,141m

9:35 清澄寺バス停
9:37 9:38 如意山（展望台）
9:42 9:45 露地山（天富神社）
10:02 清澄山（妙見山）
10:18 10:22 仏舎利塔
11:07 麻綿原高原入口
11:19 11:22 初日山（天拝園）
11:42 麻綿原高原入口
12:40 内浦山県民の森
13:33 13:35 安房小湊駅
14:10 14:11 誕生寺
14:24 14:28 鯛の浦遊歩道終点（小弁天島）
14:36 誕生寺
15:18 15:28 おせんころがし
15:32 行川アイランド駅

○コース参考
関東ふれあいの道／千葉県
・21.アジサイのみち
http://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choubou/fureai/michi-21.html
・20.海と森をつなぐみち
http://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choubou/fureai/michi-20.html
山と渓谷社　新・分県登山ガイド11　茨城県の山
・10　麻綿原高原・清澄山
・11　麻綿原高原・内浦山県民の森
・13　おせんころがし

天候

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

町田→新宿　　　　小田急　　370
新宿→千葉　　　　JR総武線　2,268
千葉→安房天津　　JR外房線　↑
天津駅前→清澄寺　鴨川市コミュニティバス　200


起点：清澄寺バス停
終点：行川アイランド駅

行川アイランド→上総興津　JR外房線　1,944
上総興津→新宿　　　　　　JR外房線　↑　特急新宿わかしお　1,340
新宿→町田　　　　　　　　小田急　　370　特急ホームウェイ　410

コース状況／危険箇所等

・車道歩きを除いては危険個所なし。
・清澄寺から麻綿原高原入口までの区間に未舗装の林道はあるが、それ以外はほとんど舗装路なので、登山靴は不要。
・麻綿原高原から安房小湊駅までの区間は、歩道のない車道歩き。
　麻綿原高原から内浦山県民の森管理棟までの区間は車はほとんど通らないが、内浦山県民の森から安房小湊駅の区間は、車通りは多くはないがそこそこにあり、路側帯は細い。車に注意。
・誕生寺からおせんころがしの区間で、車通りの多い国道を2回横断する。
　2回とも信号も横断歩道もなく、しかもトンネル出口の前を横断するので、特に注意。
　時々トンネル内でライトを点けていない車がいるので、よ〜く見てから渡りましょう。

写真

12/19 8:47

外房線の車窓から。
勝浦を過ぎると、青い海が見えてくる。

12/19 9:14

安房天津駅。
各駅停車を乗り継いで片道4時間超。
遠いな〜

12/19 9:15

天津駅前から、鴨川市コミュニティバスに乗って清澄へ。

12/19 9:34

20分ほどで清澄寺バス停。
む、展望台入口と書いてある・・・行ってみよう。

12/19 9:37

というわけで、いきなり寄り道。
展望台からの眺め。

12/19 9:38

展望台には、何やら碑がある。
なんと極真空手の発祥の地らしい。

12/19 9:40

バス停に戻って清澄寺へ・・・

12/19 9:40

気になる鳥居を見つけてまたまた寄り道。

12/19 9:42

階段を登っていくと、天富神社。

12/19 9:44

天富神社からは、少しだけ富士山！
ここから見られるとは思ってなかった。
関東富士見百景の碑がある。

12/19 9:45

天富神社からの眺め。

12/19 9:45

あれは鴨川駅の辺りだろうか。

12/19 9:46

天富神社近くにある四阿からは、海側の眺め。

12/19 9:47

下に清澄寺の大堂が見えた。

12/19 9:51

下におりてきて、清澄寺の大堂。

12/19 9:51

祖師堂。

12/19 9:55

大堂の裏手の小高い場所にある石仏。

12/19 9:55

大堂と祖師堂。
なかなか立派な建物。

12/19 9:58

大堂の裏手を登って行くと・・・

12/19 9:59

石幢。
1424年に建てられたものらしい。
おおよそ600年前！

12/19 10:00

山頂部に妙見堂。
ここが、清澄八山の中の最高峰。

12/19 10:01

山頂にある妙見堂。
なんだか神社っぽいと思ったら・・・あれ？妙見「宮」と書いてある。
境内の案内版は「堂」になっているが？

12/19 10:07

下ってきて、清澄寺の仁王門。

12/19 10:08

仁王門の仁王像。

12/19 10:08

仁王門の仁王像。

12/19 10:10

境内にある千年杉。
樹齢は不明。

12/19 10:12

錬行場。
日蓮聖人が若い頃に修行した場所らしい。

12/19 10:15

旭が森と呼ばれる小高い場所に、日蓮聖人の像。

12/19 10:15

日蓮聖人。

12/19 10:18

次は、仏舎利塔。

12/19 10:20

青空に映える白。

12/19 10:22

日本山妙法寺。
ここで行き止まりなので引き返す。

12/19 10:24

道端には、もうスイセン。

12/19 10:29

清澄寺の境内に戻ってきた。

12/19 10:34

仁王門の前の道を進み、車止めのゲートを抜ける。
ここからしばらくは未舗装の林道。

12/19 10:54

紅葉は少なめ。

12/19 11:06

林道を30分ほどで、車止めのゲートを抜けて舗装路に出る。

12/19 11:07

道標が並ぶ麻綿原高原への分岐。
関東ふれあいの道と房総ふれあいの道。

12/19 11:13

麻綿原高原はアジサイの名所。
道の両脇はアジサイだらけ。

12/19 11:16

天拝園の六即門。
ここを通って山頂へ。

12/19 11:18

麻綿原の天拝園は妙法生寺の境内。

12/19 11:19

石尊山への縦走路があるようだ。

12/19 11:19

天拝園の山頂は初日山。

12/19 11:20

昔は望遠鏡があったのだろうか。

12/19 11:20

なにやら古い石塔。

12/19 11:21

山頂にある天照宮。

12/19 11:22

天照宮の前に山頂の標示があった。

12/19 11:22

初日山からはいい眺め。
名前の通り、日の出を見るのに良さそうなところ。

12/19 11:24

金色の海。

12/19 11:26

天拝壇題目坂。

12/19 11:28

天拝壇では日蓮聖人が朝日に向かってお題目を唱えている。

12/19 11:28

天拝壇の日蓮聖人。
お供えのみかんがおいしそう・・・

12/19 11:29

天拝壇からの眺め。
房総の山は同定が難しい。

12/19 11:33

妙法生寺。

12/19 11:33

仏様は見てござる。
さあどうしましょう。

12/19 11:34

青空に柿。

12/19 11:35

妙法生寺から、天拝園。

12/19 11:36

そば地蔵。
おいしいそばにありつけますように。

12/19 11:36

昔はここに本堂があったようだ。

12/19 11:43

麻綿原入口の分岐に戻って、そのまま舗装路を進む。
ここは一般の車も通れる道。

12/19 11:45

ツバキ。

12/19 12:04

道脇の岩壁には地層が目立つ。
土の層に沿って草が生えている。

12/19 12:07

紅葉はそれほど多くはないけれど、所々でいい色。

12/19 12:10

12/19 12:13

道端の落葉。

12/19 12:13

12/19 12:19

たくさんの赤い実。

12/19 12:21

12/19 12:26

枝道をちょっと池まで降りてみる。

12/19 12:27

池には鴨がたくさん。

12/19 12:40

広い芝生の広場に出ると、内浦山県民の森の管理棟。

12/19 12:41

芝生を歩く。

12/19 12:42

関東ふれあいの道、海と森をつなぐみちの起点。
・・・細かいけど、現在地の案内板の位置が道路を挟んで反対になっている。

12/19 12:53

内浦山県民の森を過ぎると、歩道のないこんな道になる。
車通りは多くはないが、時々通るので注意。

12/19 13:06

山里風景。

12/19 13:07

半分の月。

12/19 13:28

突然目の前に青い海。

12/19 13:34

安房小湊駅。

12/19 13:35

ここの名物は、鯛。

12/19 13:36

駅の近くで変わった社を発見。

12/19 13:39

海岸に出る。
西伊豆を思わせる断崖絶壁。

12/19 13:44

内浦海水浴場。
青い海に白い砂浜。

12/19 13:47

この辺りは店も多い。

12/19 13:53

海に沿って進み、鯛の浦へ。

12/19 13:59

遊覧船にも乗ってみたいな〜

12/19 14:01

誕生寺。
日蓮聖人の生誕地の寺。
元は生家跡にあったらしいが、幾度かの地震・津波で生家跡は現在沖合いの海の中らしい。

12/19 14:01

総門を潜ると、ずらりと燈篭。

12/19 14:05

仁王門。
江戸時代の火災を免れて、寺内では最古の建物。

12/19 14:06

仁王門を潜ると、さらに燈篭。

12/19 14:08

子供の頃の日蓮聖人。
12才までこの辺りで暮らしていたらしい。

12/19 14:10

誕生寺の祖師堂。
1846年の建物。

12/19 14:11

祖師堂。

12/19 14:14

さて、鯛の浦遊歩道へ。

12/19 14:17

鯛の浦遊歩道。

12/19 14:20

快晴で海がとてもきれい。

12/19 14:23

小弁天島（右）と大弁天島（左）。

12/19 14:24

遊歩道の終点に、鯛の浦を詠った皇后陛下の歌碑。

12/19 14:25

海辺のウミウ。

12/19 14:28

小弁天と大弁天。

12/19 14:28

来た道を引き返す。
海が近くてなかなか気持ちいい遊歩道。

12/19 14:30

階段を登ると、誕生寺の裏手に近道できる。

12/19 14:36

というわけで、誕生寺の裏手。
なにやら立派な塔がある。

12/19 14:46

誕生寺の裏手から続く道を進む。
真っ暗なトンネル・・・

12/19 14:47

と思ったら、近付くと向こう側が見えた。
中は下り坂になっている。

12/19 14:48

トンネルを抜けると、青い海。

12/19 14:50

なにやら海に突き出た岩。
雀島、かな？

12/19 14:51

入道岬。

12/19 14:55

こんな絶壁の中に道がある。

12/19 14:57

この道もまた眺めのいい道。

12/19 15:00

長く続く岩壁を眺めながら。

12/19 15:05

下の港の向こうの岩壁がおせんころがし。

12/19 15:06

海岸を離れて国道をトンネル前で横断。
車通りが多いので、ここは要注意。

12/19 15:08

外房線の線路を潜る。
と、電車が通った。

12/19 15:08

電灯が点いたトンネルを2つ続けて通り抜ける。

12/19 15:14

今度は外房線の上を越える。
下に行川アイランド駅のホームが見える。

12/19 15:14

再び国道のトンネル出口を横断する。

12/19 15:17

意外と近くに、おせんころがし。

12/19 15:18

孝女お仙の碑。

12/19 15:19

おせんころがしから。
広く太平洋が見渡せる。

12/19 15:20

お仙の碑はこんな場所にある。

12/19 15:22

だいぶ日が傾いてきた。

12/19 15:23

水平線の船。

12/19 15:23

黄金の海。

12/19 15:24

足元は・・・ぞっとするような絶壁。

12/19 15:25

おせんころがしの絶壁。

12/19 15:27

お仙の碑の脇に地蔵があった。
伝説では地蔵尊を建てて供養したとのこと。

12/19 15:28

お仙さんと並んで。

12/19 15:32

行川アイランド駅の見どころ案内。
行川アイランドは塗りつぶされて、おせんころがしのみ。

12/19 15:32

行川アイランド駅。
無人駅。
周辺には店どころか、自販機すらない。

12/19 15:35

次の電車まで30分。
どうしよう・・・

12/19 15:35

駅前の観光案内。
まだ行川アイランドが書かれている。

12/19 15:36

関東ふれあいの道は・・・ボロボロで読めない。

12/19 15:36

とりあえず、歩道橋を渡って行川アイランドの跡地へ。
それにしても、今日は始終快晴だった。

12/19 15:39

封鎖されている行川アイランドの入口。

12/19 15:47

駅前の花壇。
黄色いスイセン。

12/19 15:49

ちょっと変わった形のスイセン。

12/19 15:50

コスモスと葉牡丹。
季節違いの組み合わせ。

12/19 15:54

電車が来た・・・けどこれは反対方向の安房鴨川行き。

12/19 16:06

やっと来た〜

12/19 16:15

上総興津駅で、特急に乗り換えるため、さらに20分待ち。
駅前のみやげ店に行ってみたが、何も売ってなかった・・・

12/19 16:36

というわけで、電車のおやつは、鯛の浦で買った鯛せんべい。

12/19 16:39

外房線の車窓から、夕暮れの海。

撮影機器：

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

WashiTabi

そろそろ晴れ日の空の青が濃くなってきたようなので、海岸歩きの季節。
ということで、清澄寺から麻綿原高原を経て内浦湾へ。
さらに、鯛の浦遊歩道を歩いてから、おせんころがしを経て、行川アイランド駅までを歩いた。

今回もまた電車の旅。
始発電車で各駅停車を乗り継いで、外房線の安房鴨川駅のひとつ手前、安房天津駅で降りる。
朝家を出てから4時間半は超えている・・・やっぱり房総の南側は電車で行くと遠い。
天津駅前から鴨川市のコミュニティバスに乗って20分足らずで清澄寺。

清澄寺は、あれもこれもといろいろと巡っていたら、1時間くらい歩き回ってしまった。
あまり遅くなると日が暮れてしまうので、ほどほどにして先に進む。
個人的には清澄といえば盲法師の弁信。
どこからともなく琵琶を担いで現れて、ありがたいようなありがたくないような長い長い説法が始まりそう。
（小説「大菩薩峠」の登場人物で、やたらとセリフが長い。）

次は麻綿原高原の天拝園。
ここはアジサイの名所。
この季節だし当然アジサイはないけれど、見晴らしはいい。
「初日山」の名前の通り、日の出を眺めるのに良さそうなところ。

麻綿原高原から内浦湾までが、ある意味で難所。
ひたすら2時間ほどの車道歩き。
前半1時間の「内浦山県民の森」の中は車通りもほとんどないので、わずかに残る紅葉を探しながらのんびり歩ける。
後半1時間は歩道もなく路側帯もあってないような道が続く。
車通りは多くなく5分に1台通るかどうかくらいなのが救い。
ところどころの里山風景を楽しみながら。

外房線の線路が見えると、海が見えてくる。
海岸に出ると、白い砂浜に濃い青色の海。
そして、砂浜の先には西伊豆を思わせる断崖絶壁。

そのまま海岸線に沿って進むと鯛の浦。
誕生寺を見てから、鯛の浦遊歩道へ。
広〜い太平洋の水平線と、断崖絶壁の景観はなかなか。
それにしても、ゴールはこの鯛の浦にしておけばよかった、と後になって思うほどにいいところ。
景色もいいし、土産物屋もたくさんあって、温泉もある。
夕日を見ながら温泉に入って、夕食には名物の鯛。翌朝に遊覧船から海を眺めてから帰る、というのが理想的。

誕生寺の裏手の道を進み、暗いトンネルを抜けると目の前に青い海。断崖絶壁の海岸沿いの道になる。
この道からの眺めも素晴らしい。
海岸から離れ、車通りの多い国道をトンネル前で2度横断して、再び海岸に出ると、おせんころがし。
お仙さんの悲話が残る、断崖絶壁。

ゴールの行川アイランド駅は、おせんころがしからすぐ近く。
行川アイランド駅は無人駅で、近くには店どころか自販機すらない！
次の電車は30分後・・・もうちょっと鯛の浦でゆっくりしてくればよかったかな〜

というわけで、山から海への25km。
古刹と展望の清澄山と麻綿原高原から、青い海と断崖絶壁の海岸歩き。
途中に長い車道歩きがあるが、山にも海にも見どころは多くて楽しめた。
ここは、鯛の浦で一泊、という計画にした方が良さそう。

〜〜〜関連〜〜〜
○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/zjM1Cu2NP5QexDYZ8
○房総の南側
・2014年　勝浦
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-499036.html
・2014年　烏場山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-413646.html

コメント

yamaonse

フラミンゴの行川アイランド
WashiTabiさん、こんばんわ。
行川アイランド、子どもの頃にフラミンゴ見に、家族で出掛けました。
もう閉鎖されちゃってるんですね。
おせんころがし、怖そうな場所だけど、夕日を浴びると気持ちよさげです。
海沿いの山、見所満載で楽しそうですね。

WashiTabi

Re: フラミンゴの行川アイランド
yamaonseさんこんばんわ〜
行川アイランド、行ったことがありましたか〜
案内板にフラミンゴの絵が書いてあったので動物園だったのかな〜と思ってました。
なんだか地形的にも面白そうな場所なのに、封鎖して放置状態はもったいないですね〜

昨年歩いた勝浦もそうでしたが、このあたりの海岸は三浦半島のような岩の層と伊豆のような断崖が見られて、歩いてみると楽しいですよ〜