静寂のマイナールートで歩く鍋割山と塔ノ岳(太尾ノ丸ルート～鍋割山北尾根～塔ノ岳西尾根)

2025年02月17日(月) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,561m
• 下り: 1,702m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:17
• 合計: 6:13

距離 14.0km 登り 1,561m 下り 1,702m

6:58 「やどりき水源林」周遊歩道案内板
7:04 後沢出合
7:09 7:11 宇津茂林道終点(=登山口)
7:30 7:31 ボランティア林A(上部)
7:43 太尾ノ丸
8:11 8:12 1,000m地点
8:45 鍋割山
8:50 8:52 鍋割山荘
8:56 オガラ沢分岐
9:13 9:14 旧鍋割峠
9:16 オガラ沢ノ頭
9:45 9:49 尊仏ノ土平
11:04 11:06 不動の水
11:14 11:20 塔ノ岳
11:34 金冷シ
11:38 花立ノ頭
11:44 花立山荘
12:00 12:01 天神尾根分岐
12:14 12:15 堀山の家
12:23 堀山
12:30 駒止茶屋
12:41 一本松
12:52 見晴茶屋
13:04 13:05 観音茶屋
13:09 丹沢ベース
13:16 大倉山の家
13:18 ゴール地点

天候

予報は晴れでしたご、曇り空でした。

コース状況／危険箇所等

太尾ノ丸ルート(仮称)の登り道は
山と高原地図には記載ありませんが、　
踏み跡、道型明瞭です。
延々と続くつづら折りの作業道は
傾斜が緩く、幅も広く、根っこや
岩などもほとんどないため、
とても歩きやすいです。
ただし、道標やロープ、鎖、木段などの
登山道であれば設置されているものは
ありません。GPSかあると安心です。

鍋割山から尊仏ノ土平までの
鍋割山北尾根は急降下が続き、
踏み跡は不明瞭になります。
木につかまりながら慎重に降ります。
河原にでてから、対岸に渡ります。
今の時期からか水はありませんでした。

塔ノ岳　西尾根
以前は良く利用されていたようで
しっかりした登山道です。
ここもつづら折れになっていて
要所には木段が設置されています。
分岐はほとんどなく、
道迷いはありません。
今はほとんど使われていないためか、
メンテなどの更新がされず、
荒れているところもありますが、
通行には全く問題ありません。

他の登山道
良く整備されています。

写真

2/17 7:07

寄BSから林道の終点まで
歩いてきました。
ここが取り付き口です。
今日は太尾ノ丸ルート(仮称)
から登ります。

2/17 7:14

少し登ってこの標識を
右のボランティア林の方に
行きます。
ここから林業用の仕事道を
登って行きます。

2/17 7:33

とても良く整備されています。
丸太階段が続きますが、
登山用の道と違って
段差が低く、ほぼ完璧な
つづら折りになっていて
とても歩きやすいです。

2/17 7:40

要所には地面すれすれに
ピンテがつけられていました。

2/17 7:45

倒木がありますが、
整理されほとんど道には
転がっていません。
緩やかな傾斜のため
滑ることもありません。
このあたりモノレールがあります。

2/17 8:02

こんな感じのつづら折りです。
道迷いや危険箇所はありません。
黙々と頂上を目指して歩きます。

2/17 8:16

鍋割山への一般登山道との
合流あたりです。
草原状になっていました。

2/17 8:16

ここで合流しました。
特に道標や目印などはありません。
丹沢名物の木道がお出迎えです。

2/17 8:49

合流から30分くらいで
鍋割山山頂に着きました。
800mくらいから雲の中です。

2/17 8:50

ここまで誰にも会いませんでした。
山頂には3人休んでいました。

2/17 8:57

今日は通常の塔ノ岳への金冷やし
経由の尾根道では無く、
鍋割山北尾根で尊仏ノ土平に降り、
そこから塔ノ岳西尾根を登ります。

ここは雨山峠方面と尊仏ノ土平への
分岐です。道標などありませんが、
明瞭な踏み跡が右に続いています。

2/17 9:12

かなり急降下します。
40分で400m降ります。
道はザレていないので
特段滑ることはないです。
木を掴みながら降ります。

2/17 9:34

途中から尊仏ノ土平が
見えました。
ユーシンから続く沢です。
おそらく奥に見えるのが
塔ノ岳です。

2/17 9:42

ここから河原に降りて行きます。
良く見ると右に道がついています。

2/17 9:47

河原が見えました。
砂防の堰堤があります。

2/17 9:49

降りてきたところです。
こんなところにも道標が
ありました。
以前はユーシンから
塔ノ岳への道として
使われていたようです。

2/17 9:50

この広い河原にひとりだけ
別天地ですね。

2/17 9:53

河原を横断して
反対側から登山道が
ついています。

2/17 9:53

名残惜しいですが出発です。

2/17 10:02

塔ノ岳の西尾根ルートです。
今はほとんど使われていない
ようでした。
登山道として整備されてから
だいぶ時間が経った感じですが、
木段など十分使えます。
道型も明瞭で問題無く歩けます。

2/17 10:50

このあたりから雲の中です。
西尾根は激坂はありません。
美しいぶな林が残っています。

2/17 11:00

もうすぐ塔ノ岳です。
最後のきつい登りでは
木段が続きます。

2/17 11:04

水場がありました。
今の時期はほんの
チョロチョロでした。
小屋で使うのか、
ポリタンクに溜めています。

2/17 11:05

水場のベンチです。
天気良ければ景色も
良さそうです。

2/17 11:16

水場からは登山道も新しく
整備されていました。
ここで山頂に出ました。

2/17 11:16

ユーシン方面は玄倉の接続道が
通行止めのようです。
尊仏ノ土平からの西尾根は
特に規制はありません。

2/17 11:18

約80分で山頂に着きました。
今日は平日で天気もあまり
よくないので山頂には
10人ほどでした。

2/17 11:22

ほんの一瞬ガスの晴れ間から
尊仏ノ土平が偶然見えました。

2/17 11:45

早々に大倉尾根を下山します。
おなじみの花立の激階段

2/17 12:18

安心安全の大倉尾根。
今日は登りで20人くらい、
下りで7〜8人でした。

約2時間で無事下山できました。
ありがとうございます😊

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

パセリ

今日も静かな山行が楽しめました。

登りの林業仕事道はとても合理的に
できていて、日々の労働に最適の
無駄のない道作りが納得です。
登山地図での紹介は馴染まない面も
あるかと思いますが、
一部では行政も関わって相互利用が
進んでいる事例もあるようです。

塔ノ岳の西尾根は想定したより
はるかに安定した道でした。
危険箇所や道迷いもなく、
歩きやすい静かな登山道でした。
晴れていれば途中の景色も
楽しめそうでした。
水場でゆっくりするのも
混雑する山頂に比べて
思い出に残ると思いました。

おすすめのコースです。