西吾妻山


- GPS
- 06:33
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,281m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れ後雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
天元台ロープウェイ湯元駅の駐車場は既に満車で白布温泉下の臨時駐車場に誘導された。駐車場代は無料。臨時駐車場からはマイクロバスでロープウェイ湯元駅まで送迎して貰える(これも無料)。 ◆天元台ロープウェイ・リフト ロープウェイ・リフト共通往復券4500円を購入。モンベルメンバーは400円割引になる。 https://www.winter.tengendai.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 北望台から樹林帯の間にはロープが張ってありルートが解るがそれ以降はマーカー等はほぼ見つけられなかった。冬道は中大巓を通らず夏道の約300m西側に設定されているようだ。 風雪が強く往路のトレースも消され復路で辿るのも困難。GPSとコンパスは地図と共に必携。当日は山頂域、稜線での風雪が強かったので腕時計端末がより有力と感じられた。 ◆登山ポスト 天元台ロープウェイ湯元駅構内にあり。ココヘリもレンタルできるらしい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ストック
|
---|---|
共同装備 |
車(13K)
カメラ(tado)
|
感想
山形山行2日目は西吾妻山。天気予報では曇り後雪、風は5〜7m/s、山頂の気温は-13℃だったけどロープウェイを降りると穏やかな晴天。でも登るとやっぱり厳冬期の冬山でした。昨日の蔵王よりマシだけどそれなりに視界は無いし、何しろ平らな雪原が広がってて山は丘みたいなスケールなので迷いやすくコンパスや時計の地図を頼りに進みました。磐梯山から吾妻連峰の大展望を期待したんだけれどそれはまたの機会に。次回は温泉と一緒に楽しみたいものです。
急な計画だったので白布温泉の宿は空いているべくもなく米沢市のビジネスホテルに宿泊。一晩で20cmは降雪がありクルマが雪団子みたいになってしまったのには驚かされた。米沢から天元台はクルマで30分ちょっとと言うのも驚く。若返って大学受験できるなら信州大学と共に山形大学も志望校になりそうだ。天元台には南に一直線だけどその向こうに白い峰が青空と共に見えるとまた気分も盛り上がる。昨日の蔵王の天候は酷かったから余り期待はしていなかったけど、その予想を裏切られるのは嬉しい誤算だ。天元台ロープウェイの駐車場はとても限定的で案の定着く頃には満車で白布温泉入口辺りの臨時駐車場に誘導された。まあ無事に駐車できたので良かった。
そこからはマイクロバスの送迎サービスがあるようだったが既に待ち行列も出来ていたので我々は白布温泉の風情も観ながら歩くことにする。20分程で湯元駅に到着した。昨日の蔵王はインバウンド客でごった返していたがここは真逆でほぼ日本人。待ち行列も短く20分でロープウェイに乗ることが出来た。ロープウェイに乗る頃から陽が射して来たが天元台高原駅で降りると眩しい位の青空で春スキーのスキー場と言う感じだった。これは良かったとこの時は思ったが。ここからはリフトを3本乗り継いて行くが段々と気温も下り、陽射しも無くなり最後の長いリフトでは寒さを感じた。そう言えばリフトって寒かったんだっけと今更ながら昔のゲレンデスキーの思い出を思い浮かべていた。でも3本乗り継いで下車した北望台でワカンを着けたり準備をしていたらまた陽光が戻って来た。先着していたトレッキングのパーティは10人以上いて順に歩き出して行く。入り口からロープが張られていてこの人数ならば今日は楽勝か、とこの時は思った。
先ずは樹氷の樹林帯を抜けて行く。昨日は満足に出会えなかったがこれで大満足。しかも青空が背景だなんてこれ以上は無い。ただ20分も歩き樹林帯を抜け雪原に出るとロープは無くなった。道標もマーキングも見当たらず取り敢えず先行者のトレースを辿って進む。夏道とは異なり冬道はほぼ一直線に西吾妻山を南に目指すルートのようだ。進むに従い風も強くなり視界も悪化して行った。引き返すパーティもいるが、それはそれで賢明だろう。けど未だ時間は早い。梵天岩からはコンパスを頼りに南を目指した。天狗岩から西吾妻山は500m程、薄い視界の中で殆ど丘のように見えるのが西吾妻のようだ。登頂して下山してくる登山者のトレースを辿り山頂を目指す。でもまあ結局はどこが真の山頂だかさっぱり解らなかった。それ位広くて平らな雪原が広がっていた。ここじゃない?と何回か13Kさんに尋ねたがその度にもう少し南と言う答えが返って来たが漸く13Kさんも認定できる所まで来て山頂到着と万歳した。
こんな所に長居は無用なのでさっさと下山に入るが僕らのトレースさえ風雪で淡くなってしまっており、度々トレースを見失いながらの下りとなった。リングワンダリングは左巻きになるのが普通だけどどちらかと言うと右に逸れがちになり、途中からGarminをマップモードにして往路に近いルートを辿るようにした。樹林帯まで下って来ると視界が戻って来たので一安心。ロープに出合うと北望台はあっと言う間だった。そこからの下りはリフト3本とロープウェイの乗り継ぎ。落とし物には注意しないとね。
それにしても天元台は雪質も良いし空いているし、良いスキー場だ。問題は駐車場の容量かも。昔の文人みたいに白布温泉に数日滞在して天候の良い時を狙って山を目指し、本を読み湯に浸かるって旅程が理想的かもしれない。スキーやスノボを楽しむのも今日的には理想の一つ。こんなのんびりした山の楽しみ方もやってみたいものだなぁ。
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