農鳥岳(奈良田〜大門沢小屋〜西農鳥岳)


- GPS
- 20:42
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,656m
- 下り
- 2,660m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:49
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:55
天候 | 1日目曇り時々雪 2日目快晴 3日目晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大きい駐車場は工事中で使えません。 工事用車両が行き来してガードマンが配置されているので、ここより上流域に車で行っても結局戻されます。 第一発電所から北岳方面のトンネルも通してくれないようで、戻ってきた人がいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奈良田〜大門沢登山道入り口:舗装された広い林道。 〜峠:2つ目の吊り橋からが本格的な登山道。後半急な登り。積雪少な目。 〜大門沢小屋:積雪が目立ち始め、トラバースが続くため、アイゼンを装着した方が良い。雪崩の跡が数か所あった。水の流れる登山道は凍結。丸太橋を2回渡るが、落ちないように注意が必要。 〜大門沢下降点:今回のコースの核心部。樹林帯の急登が続く。積雪が多いので、道を見失わないように注意。 〜農鳥岳:広くて見晴らしの良い稜線を歩く。南アルプス、富士山、中央アルプスの絶景。積雪は少ない。遮るものがないので風が強い時は要注意。 〜西農鳥岳:見晴らしの良い稜線歩き。トレースが少ないがペイントを頼りに進めば問題ない。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉女帝の湯。少しぬるめの湯ですが、良い温泉です。ヤマメのフライが美味しかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ストック
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
スコップ
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
ロールペーパー
テント
テントマット
|
感想
自力ではなかなか行けない冬の農鳥岳に行くというので山の会に同行させて頂きました。と言っても山の会の方1名と私たち2名なので、私たちを連れて行って頂いたような感じですね。
出発前に雪崩情報を見た妻がビビってしまったり、雪崩の跡を通過したり、丸太橋から落ちたり(運良くロープにつかまりながら岩の上に下りたので無傷)、シリセードで腰を岩に強打したり(かなり痛かった。。。)、ハプニングはありましたが、初めて避難小屋泊したり、天気が良くて絶景に感動したり、西農鳥岳登頂を果たして達成感を感じたり、と忘れられない登山になりました。
リーダーとして連れて行って頂いた山の会の方に感謝です。
秋に歩いた白根三山縦走時の稜線から見た景色が忘れられず、山の会の冬の農鳥岳山行計画を拝見し、すぐに参加申し込みました。1月から夫とともに雪山テント泊訓練を始めるも、こんな状態でとてもではない。雪山2泊南アルプスチャレンジにはほど遠いなあという感じでした。直前にやめようかとも思いましたが、今まで訓練してきたことが水の泡になるし、こんなチャンスは二度と巡ってこないと思い直しました。
1日目。重い荷物を背負い長い林道を抜け大門沢へ。渡渉の木の橋を渡るときがアイゼンで荷物が重いのでバランスがとれず怖かったです。夫が橋から落ちヒヤリとしましたが、運よく無傷でした。途中、雪崩のあとのデブリを2か所乗り越え「危険回避のための努力は必要だけど、雪山はなにがあっても仕方ないと腹をくくるしかないのかも」と思ったりしました。
そして、アタック当日。蒼空という言葉がピッタリな快晴。大門沢からの急登をリーダーの後をはなれないよう、あとはなにも考えず必死でよじ登りました。とても、長くきつかったです。1月からのトレでしてきたことを時折思い出し、とにかく下降点まで頑張ろうと自分を励ましました。
稜線にでると塩見岳の雪を被って白く威風堂々とした山容。美しい冬富士。白く連なる中央アルプス。そして、農鳥岳から間ノ岳から北岳へ続く稜線。冬の3000m南アルプス稜線はなにもかもが素晴らしく自力で登ってきたご褒美に、最高の景色を堪能しました。
農鳥岳到着後は、夫だけ西農鳥へ。リーダーが我慢強く待ってくださり、夫が見えなくなると迎えに行ってくださりました。優しさに感謝です。
3日目は、順調に下山。奈良田温泉で入浴食事し帰路につきました。
リーダーが、いつも落ち着いておられるので、安心して登ることだけに集中できました。どんな実力があるかもわからない2人をなかなか体験できない厳冬期の南アルプスに連れて行ってくださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。忘れられない思い出ができました。本当にありがとうございました。
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