記録ID: 786220
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
【登頂断念】八ヶ岳(美濃戸口〜行者小屋〜赤岳鉱泉〜美濃戸口)
2015年12月27日(日) 〜
2015年12月28日(月)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 24:04
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
天候 | 【1日目】 晴れ(赤岳山頂付近曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に雪が少なく歩きやすかったです。 【美濃戸口〜美濃戸山荘】 危険箇所無し、雪なし。 長い林道を歩く。 【美濃戸山荘〜行者小屋(南沢ルート)】 最初は薄く雪が覆われている程度。 1/2進んだあたりから本格的に積もり始めて、2/3登って平地(白河原)に出る辺りには完全に雪化粧。10〜20cm程度? 凍ってる箇所もなくよく踏み跡があるためノーアイゼンのストックで登れました。 【行者小屋〜赤岳鉱泉】 こちらも雪は深い。10〜20cm程度? やや急な坂もあるため、アイゼンを装着したほうが良い。 【赤岳鉱泉〜林道終点】 凍結した沢を渡るためアイゼンは必要。僕はアイゼンを装着できなかったので何度も転びました。 ただしむき出しのガレ場もあるため、そちらはアイゼンがやや煩わしく感じると思う。いずれにせよ歩きにくい道。 【林道終点〜美濃戸山荘】 雪もほとんどなくなり、木陰は普通の砂利道なので歩きやすい。 |
その他周辺情報 | 事前にもみの湯の存在を確認していたものの、バスではもみの湯の方によることがなかった。残念。 【美濃戸口】 登山ポスト:あり(美濃戸高原ロッジまたはやまのこ村) 駐車:美濃戸高原ロッジ。雪が少なければやまのこ村まで車で可能。(12/28現在でノーチェーン可能) 便所:美濃戸高原ロッジ以降有料 入浴:もみの湯(バスは通過しない) 食事:美濃戸高原ロッジ周辺。または茅野駅の駅そばとか…? 観光:茅野まで出ればそれなりにあるかも。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
サングラス
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 準備不足のものが多すぎて雪山をナメてると叱られるほどに何も持って行かなかったので、次回雪山に挑む時の反省材料としたい。 アウター手袋、雪山用テント、雪山用登山靴、アイゼン、スコップ、その他防寒対策 |
感想
雪山に挑戦したい!
と思いついて計画した今回の山行。
今年は暖冬でまだ雪が少ないという情報を耳にし、八ヶ岳も行けるかな…と漠然と考えて計画。実行してしまいました。
結果として、自分は雪山を舐めてしまっていた部分はあったと思います。
今まで歩いたことがあると思っていた雪山、ただの雪の積もった低山でしたね…八ヶ岳に行ってみて全然雪山と言うものの見方が改めさせられました。…これは厳しいですね。
恥ずかしい話ですが、今回は夏靴にアイゼンで行けるだろうと高をくくっていました。…アイゼンが壊れてくれたおかげで命を粗末にすることがなかったかもしれません。
とりあえず、今回の失敗を糧にして、次回以降の雪山チャレンジを成功させてみたいと思います。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
はじめまして。
もしかしたら、28日に北沢ですれ違ってるかもしれませんね〜。
アイゼン破損で、赤岳は断念されたんですね。
残念ですが、ご自身も感想で書いておられるように、それでよかったかもしれません。
シャンクの柔らかい夏靴に前爪のアイゼンを合わせると、靴の”しなり”で外れたり、センターバーの取り付け部が破損するのは、よくあることです。
上部を登ってる最中に外れたら、死んでたかもしれませんね。
あと、僕らは赤岳の西壁主稜を登攀していたのですが、厳冬期用の靴を履いてもビレイ中は足の指がしびれて感覚がなくなり、痛くなるほどでした。
おそらく、夏靴だと凍傷になっていたと思います。
八ヶ岳は、最近は入門の山として紹介されますが、れっきとした3,000m級の冬山です。
今回は雪が少なかったですが、地蔵尾根や文三郎尾根と言った一般道ですら、状況によっては登れない事もあります。
実際、毎年登ったうちの何人かは、そのまま帰ってきません。
僕も初心者に毛が生えた様なもので偉そうなことは言えませんが、アイゼンやアックスと言った道具も、ただ持っているだけではなく、使いこなすことが大切です。
経験者のもと、繰り返し岩場で「アイゼントレ」を行い、技術を磨いてから、本番の雪山に挑戦します。
ご自身の日記にも書いておられますが、雪山登山も、クライミングも、「無知は罪」です。
もし今回登れてたとしても、それは偶然です。
「運に頼った登山」をしていると、いつか必ず死にます。
最初に偶然成功してしまったせいで、それを自分の力だと勘違いし、事故にあう人はたくさんいます。
今回、雪山の怖さに気づけたのは、とても意味のある大きな収穫だと思いますよ!
なんか偉そうな書き方になってしまいましたが、僕達も山の先輩方から言われ、学んできたことです。
まずは山岳会や経験者と登って、知識を学び、技術を身につけ、経験を積んで、いつかは憧れの雪山に挑戦してくださいね!^^
お山はそれまで、待っててくれますよ
コメントありがとうございます!
あまりコメントもらえないので書き込まれていたのに気づきませんでした。。。
コース拝見させていただきました。僕なんかはまだまだですね。。。
アイゼンについては装着してすぐに壊れていることに気づいたので、もしかしたらもともと破損していたのだと思います。
準備不足な部分があり、アイゼンの確認も甘かった部分があります。
準備、技術、知識、すべてが足りなかったため、今回の判断は間違っていなかったと思います。
>おそらく、夏靴だと凍傷になっていたと思います。
恥ずかしながらそのとおりで、年末年始はずっと指先のしびれが残っておりました。
今回は風が全く無く、無駄に温度が下がることがなかったのでどうにか一晩過ごせたとおもっています。
まだ経験が浅く、一人の山登りにも限界を感じることがあります。
独りよがりになって自信を粗末にしないためにも、ちゃんとした装備、技術、知識を持って来年以降、リベンジをしたいと思います!
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