記録ID: 7869764
全員に公開
沢登り
金剛山・岩湧山
金剛山/雨に煙る妙見谷
2025年03月02日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 590m
- 下り
- 596m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
河内長野駅前〜金剛登山口:南海バス 金剛登山口〜千早赤阪中学校前〜富田林駅:4市町村コミュニティーバス 近鉄電車とJRを乗り継いで帰宅 ※南海バスはいつも満員、旧金剛バスの路線を引き継いだ4市町村コミバスなら、余裕で座席に座れる。千早赤阪中学校前で1回乗り換えるが、乗り換え時間は10分くらい。料金も合わせて540円。南海バスが500円だから、大差ない。少し時間がかかることを我慢すれば、こっちの方がのんびり、ラクチンだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●妙見ノ滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見ノ滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見ノ滝は、左岸に巻き道あり。妙見ノ滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。 ●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。 ●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。 ●標高920mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。ここに目印のトラロープが張られていたが、今は切れて地面に落ちてしまっている。間違って、この谷を直進してはいけない。過去、ここで滑落死した人がいる。 ●右手を注意深く見ていると、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。 ●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険があるので注意を要する ●冬季は、滝が凍結する可能性があり、水しぶきが飛び散る周囲の岩も氷が張りつき、アイゼンが必要。滝を巻くルートの要所に、古い残置ロープやワイヤーがあるが、これも氷って、岩に張り付いてしまうことがある。氷ったロープを岩から引き剥がしたり、岩が氷りついて適当な手掛かりがない時に、ピッケルがあると安心だ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
毛糸手袋
予備手袋
防寒着
レインウェア
折り畳み傘
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
雨の山は人が少なく静かでいい。ガスで視界が悪く、深い奥行きのある、何だか得体の知れない物寂しい風景に見えてしまうのも好きだ。
普通の登山者は、天候が悪くなると不安になって引き返したりする人が出てくるのだが、私は、逆にわくわくしてしまう。雨の山は、私にとって、晴天の山とは、また違う魅力にあふれた世界だ。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:135人
あまりにも極端ですね。笑
冬の間はずっと積雪状態が続いておいてほしいのに雪国じゃないからそうはいかない、そんなことなら冬こそ夏場には歩けそうにない里山に足が向いてしまうんですよね。
勝手のわかりすぎている金剛山でもガスに包まれるとどこか山深い別の山に来たような錯覚にとらわれる気持ちは私も好きです。
金剛山では、雪は積もったり融けたりの繰り返しですが、比良なら、1m以上の積雪は根雪となり、溶けかけた雪に、次の寒波が来ればまた雪が積もり、10年前の足首の関節を痛める前の私なら、ワカンを履いての雪の稜線踏破を、3月まで楽しんでいたと思います。今は、足首の関節を固定する装具を装着して、足首まで靴ひもできつく縛って固定するハイカットの登山靴を履いても、積雪期の稜線踏破は難しいです。だから、金剛山くらいしか行く所がありません(笑)。だから、せめて、冬の凍結した沢でも歩いて、スリルを求めるしかないということですね(笑)。
これから、春になれば、早春の花が咲き始め、山を彩る季節となります。初めて歩く春の妙見谷には、いったいどんな花が咲くのか、楽しみです。妙見谷〜カトラ谷というルートで、花を探しながら歩くのもいいかな・・と考えています。
そうです。雨とガスの山は、もう、何年も前から私のお気に入りです。キバラーさんもその気持ちが分かるとは、うれしい限りです。お互い、物好きですね(笑)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する