イグルー講習@岳都松本山岳フォーラム


- GPS
- 01:56
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 443m
- 下り
- 440m
コースタイム
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 1:56
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
岳都松本山岳フォーラム・イグルスキー米山さんのイグルーづくり体験講習会に参加してきました。
Mt.乗鞍スノーリゾートのやまぼうし駐車場に着くと、さっそく米山さんがおられてドキドキ!
…都会の人は色んな著名人を見慣れているんでしょうが、自分のような田舎者には著名な方を目にする機会は滅多にないのです。
ドキドキしながら早速ご挨拶させていただきました。
前月の白馬での講習会の記録によると参加者がそのままイグルーにお泊りされたケースがあったようなので、自分も泊まりたい…、いや自分が初めて作るイグルーに泊まれるわけなんてない、と自問自答して、寝袋等は一応車には積んだものの持たずに集合場所に行きました。
そもそも日帰り登山しかしたことのない私は、寝袋やツェルトを持ってはいるものの、まだ一度も使ったことがないのです。
そんなお泊り初心者の私にはハードルが高すぎます。
集合場所からは少し離れたところにあるリフトまで登ります。
米山さんの一挙手一投足を見逃すまいと、スキーで登っていく米山さんに付かず離れず付いていく私。
…ストーカーのごとくです。
たぶんご自分で穴を開けて紐を通し手首で絞れるようにされた防寒テムレス、ペットボトルを切断したものをケースにして、そのケースから颯爽とサングラスを取り出す米山さん、…イグルー作りの前から勉強させていただきました。
リフトを2つ乗り継ぎイグルー作成の場所まで移動。
ここで米山さんから実演でレクチャーを受けました。
頻繁に笑いが起こるような和やかな雰囲気の中、50分程でイグルーは完成。
手を止めての説明があったりなので、作成に専念すれば40分かもっと短時間でできるんだろうなぁと思いました。
その後参加者27名はてんでに散って自分のイグルー作りに勤しみます。
他の人のを見に行ったり、途中おにぎりを食べたりなど、集中してなかったこともありますが、完成まで2時間半掛かりました。
多くの人が苦戦していたと思いますが、二段目、三段目を「内側へ、内側へ」と積んで行くのが思い切れないんですよね。
内側に積むと崩落してしまう気がするんです。
数回見に来られた米山さんから色々ご指摘を受けながら、何とか内側に積んで行き完成しました。
その後全員でそれぞれのイグルーを見学に回るオタク訪問が実施されました。
米山さんからのお言葉と作成者本人の感想を頂きます。
どれも個性豊かで、こんなに個性が出るものかと腹の底から笑いました。
今年一番愉快だったかも。
上手に作られたイグルーも多く、ある人のもどうせ二回目とか三回目なんだろうと思っていたら、初めての作品と伺いショックを受けました。
それに皆さんブロックが大きくて四角いんですよね。
私はたぶん雪中のそこら中にのこぎりを差したせいでしょうか、切り出しても割れちゃう確率が96%くらいで、小さなブロックを積み上げたような情けないイグルーになりました。
でも「オタク訪問」が自分のイグルーの番になると「まあるい」とか「中広い」とか悪くない皆さんの声が聞こえて嬉しい。
米山さんからもさほど悪くない感想を頂きました!
最後にお泊りする人の挙手が取られたところ半数近くの手が上がりました。
自分は完成したあとはあちこちうろうろしていたために自分のイグルーの中でほとんど過ごしてません。
今帰るのは物足りない、どうせなら泊まりたい…一旦車まで戻って寝袋を持ってきて泊まろう!と決意しました。
実は翌日は黒姫山に登るつもりで、このあとは長野まで移動して快活クラブででも休もうかと思っていました。
コンパスに登山届も提出済みだったのです。
でもどう考えても初めて作ったイグルーに泊まる方が楽しいに決まってます。
しかも実は翌日の3月9日は私の誕生日。
(おめでとう!の声)
ありがとうございます。
めでたい…年齢的にはめでたくもないですが、年が一本刻まれるのをイグルーの中で迎えるのはとても良いじゃありませんか!
…大急ぎで下山し、駐車場におられた米山さんに泊まることをご報告。
そして寝袋を持って再びリフト2本に乗り継いでイグルーに戻りました。
リフトはギリギリでした。
急がなかったら乗れなかったです。
戻った時刻は16時半くらい。
もう中に入っている人が多いようで、外にいる人は数名です。
私も中にこもりました。
食事をし、寝ます。
18時くらいに雪がチラついてきました。
イグルーの中にも少し入ってきました。
夜、イグルーの中で色々妄想しました。
崩れたらどうしよう。。。
「ストックがあるのにイグルーが崩れていたら、中に自分が埋まっているのでよろしくお願いします」とお隣さんに言っておけば良かった。。。
動物が現れて、私のイグルーを蹴飛ばして去って行かないだろうか。
そうなれば私のイグルーは確実に崩れるだろう。。。
翌日予定していた黒姫山の登山届は出したものの、ここ乗鞍高原の登山届は出してなかった、やばいかも。
ココヘリはここの上空を飛んでくれるだろうか。。。
などなど。
でも私の愛しいイグルーが崩れることはなかったです。
夕方から朝まで数センチの積雪があったようで、翌日私のイグルーの隙間は積雪で埋まってました。
前日より良い見た目になってました。
イグルーに携わった1日と翌朝、本当に楽しい時間でした。
米山さん、スタッフさん、ご近所さん、他の参加者さん本当にありがとうございました。
最後に、私のイグルーはどれだけの力を加えたら崩れるのかを実験してみたかったんです。
指一本で突けば崩れるのか、それとも片手で押せば崩れるのか、相撲のてっぽうのように両手で突っ張りしてようやく崩れるのか。
でも自分の最初の作品にそんなことをする気にはなれませんでした。
作品をそのままにして、名残惜しく山を下りました。
(ログは夕方大急ぎで車に戻り、再び現地に戻った時のものです)
コメント
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自分で工夫して、考えて、というのが一番身になりますよ。今後もあちこちで自分でアレンジしてやってみてくださいね!米山のやり方は一例にすぎないのです。
そうですね、米山さんの動画を色々見た上で講習に参加しましたが、実際にやってみないと分からない部分、気づかない部分がありました。
まさか自分がイグルーに泊まるなんて考えてもいなかったのですが、実際に泊まってとても楽しかったです。
またどこかでイグルーを作って泊まりたいと思います。
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