九州四国遠征その3 祖母山 3つ巴の景観は素晴らしい


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 944m
- 下り
- 944m
コースタイム
天候 | 快晴、登山口の気温はー6℃。しかし風はないし、登山具までの積雪や凍結はなかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
様々なコース取りができるが、私は一番優しい千間平コースを行きかえりともに選択した。基本的に緩い登りが続く。しかし、9合目よりも上は凍結・積雪しており滑る。木をつかみ、岩をつかみながら頂上までたどり着いた。 |
その他周辺情報 | 竹田に出て、温泉。そして豊後牛ハンバーグ定食をいただく。たまには贅沢しないとね。 |
写真
感想
九州遠征3日目である。前の日の記録は次のとおりで・・・。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-788914.html
(九州四国遠征その2 霧島連山韓国岳 火山の魅力いっぱい)
前日に夜を明かした道の駅は、朝の時点で0℃、そして県道ならぬ険道を登山口まで延々と行くことを考えているので日がしっかり登ってからの方が良いと判断した。途中でカーナビにないコンビニを発見し、朝食を購入し運転しながら食べる。サンドイッチ1個だ。昨日の残りのおにぎりをザックに2個忍ばせてある、これは行動食だ。
そして、険道、すれ違いができるところは限られており下をこすりそうにもなるし、結構大変だ、購入したての新車だったら正直来たくないだろうな。まあ、この時間帯に下ってくる車はないと思うので安心だが・・・。
登山口は、残り3台であった。そこになんとか滑り込み準備をし、和式トイレに入ってしゃがんでいると、大きな音と関西弁の怒鳴り声が聞こえて来た。具体的には書かないが、要は小学生連れの父親が風穴コースに行ったようだが子どもは何らかの理由で服か靴を濡らしてしまい、このままでは風邪をひいてしまうので登山口まで戻ってきたのだ。理不尽な怒鳴り方、そもそも小学生連れで難しいとされる風穴コースに行くか、とトイレから出ても父親の関西弁の怒鳴り声が続いているので、私は帰りに風穴コースを予定していたが千間平コースピストンに変更してしまった。非常に嫌な気分になって登山口を後にした。(結局登山口に戻ってきたとき車を発進させるところだったので、服などを取り換え再度アタックし成功したのだろうと推察できる。)
千間平コースは、祖母山に登るコースの中では一番楽だと聞く。標高差は500m程度を5km少々で登る。最初はつづら折りで登りその後は尾根歩きを楽しめる散歩気分で登れるコースだ。私は最初に来る山は大体楽に来れるコースを選択することが多い、2回目以降は違ったコース取りをするようにしている。
0.5kmごとに標識があるので気分を新たに登ることもできる。6合目で先行するご夫婦に追いつくが、少し話してまた先に行ってもらう。このご夫婦とは山頂でまた一緒になりしばらくおしゃべりを楽しんだ。
9合目から積雪と凍結が見られる。ザックにストックを括り付け、足だけでなく手でいろいろなところをつかみながら登っていくと、絶頂である。山頂直前まで森林限界はないのに、山頂はほぼ360度の眺望が見える。一番驚いたのは、祖母、阿蘇、くじゅうで三角形の体をなしていることである。阿蘇に登った時には眺望はなかったのでわからなかったが、きっとこの3山のどこかに登り眺望を手にしたら、きっとほかの2つにも行きたくなるはずだ。そしてそれは次の日に行ったくじゅう連山でも同じように感じたのである。
九州山地の脊梁部分である火山群、祖母山もかつての火山であり、地下にはカルデラがあるという。その後カルデラ上に再度噴火しカルデラは見えなくなった。1290年前に最後の火山活動を終え、現在は火山活動を行っていない。本当に九州は火山が多いと思う。
下りはあっという間、走りだしそうになるのを抑えながら下ってくる。ああ、楽しいなあこの道、2時間かからずに下ってきた。
着替えなどをしていると朝の親子が車を出すのを見えた、ああ何とか登ったんだなあと安心した。
その後はウェストン碑を見に行く。ウォルター・ウェストンが祖母山を登った時に感動し、ヨーロッパに紹介したことからこの地にウェストン碑を建てて、宮崎ウェストン祭りが行われているらしい。
その後、竹田に向けて車を走らせる。道の駅「竹田」で、豊後牛ハンバーグセット(ごはん大盛りはサービス)をいただく。肉汁がしつこくなく、脂分も溶けていくようでした。
その後竹田の街で温泉に入り、スーパーでアルコールとつまみを購入し、道の駅で夜を明かす。くじゅうの登山口までは30km程度なのだ。
結局次の日はこうなりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-789583.html
(九州四国遠征その4 くじゅう連山縦走 大展望と火山風景)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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九州の百名山では、ここと宮ノ浦岳が未踏なんです。
また1号隊員、拒絶の山でもあるんです。
このコースだと、そんなに危険性はないと思うんですけどねいぇ。
半袖隊長
半袖隊長、訪問ありがとうございます。
今回で私も九州地方は宮之浦岳のみになりました。しかし、宮之浦岳はしばらく残るような気がしています。交通機関、宿、そして天候、1年間に400日雨が降るという気候ですから・・・。
さて、この北谷登山口からのコースは、全長5km、標高差500mという緩いコースです。トレランで走っている人もいました。山頂部に少々岩などがありますが雪や氷で滑らなければ木や岩をつかむこともないと思います。
このコースは私が調べた中では祖母山に向かうコースの中で一番楽なコースと思います。ぜひ、1号隊員にもおすすめください、絶景が待っていますよ。
aideiei 拝
aiさん
土地勘がないので登り口までの道がわかりませんが、車の移動はそんなにされていないのですね。
いずれにしても、良く調べているなあと感心します。
また、いつもながら
hamburg
こんにちは、ご来訪ありがとうございます。
日本百名山については、次のページを参考にしています。
http://www.momonayama.net/hundred_mt_list_data/list.html
(全頂制覇百名山)
それぞれの山について登山口と下山口を指定すると、累積標高差、コースタイムなどが自動的に算出してくれるHPです。これとヤマレコの各記録を読みながら自分の山行予定を立てています。
祖母山は、入山口が3か所ありまして(それぞれ、熊本側、大分側、宮崎側)そのすべてに直登コースとゆるめのコースが付けられています。6本、いや、それ以上のコースの中から選ぶわけですので、本当に慎重に判断しました。
そんな中で、このコースにたどり着き、次の日に疲れを残すことなく山行をやり切ったのは本当によかったと思っています。
別のコースは、また祖母山に登る機会があった時に問っておきましょう(他の山への興味が勝るのか・・・)
aideiei 拝
aideieiさん、こん○×は(^o^)/
九州遠征3日目は祖母山。天候に恵まれ、くじゅうや阿蘇が見渡せてよかったですね。さぞ雄大な景色だったんでしょうね
百名山も登り方を考えれば4,5時間で帰って来られるというのはビックリです
自分も小仏城山でまわりを気にせず、大声でけんかしている関西弁の夫婦(・・?にいやな思いをしたことがあります
後半戦も楽しみに拝見させていただきます。
mamepapa
mamepapaさん、こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
きつい関西弁での喧嘩は今までも何回か遭遇しています(自分が当事者になったことはありませんが・・・)本当に嫌なものです。特に、今回は父親が息子に一方的に怒鳴りまくっていてこれは虐待かもと思えるような叱り方でした。
しかし、祖母山頂からの展望はすごかったです。まさに、九州山地の脊梁部一望でした。祖母山はきついと思われる方も多いのですが、このコースはただただ緩やかな登り、トレランの方が大喜びしそうな登山道でした。
我々最初に登るのに適した安全な登山道、鎖などを使ったきつめの登山道、たくさんの登山口・登山道があるので、自分の実力や気持ちに応じて選べるのが良い点だと思います。
神奈川の山であれば金時山、大楠山のようなイメージでしょうか。(
登山道の多様性という意味で)
とても楽しい山でした。
aideiei 拝
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