白鳥山BC-春特有のアイスバーン&モナカの滑走を強いられた-


- GPS
- 08:48
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上半部はアイスバーン、下半部はモナカで試練 |
その他周辺情報 | 松之山温泉 ナステビュー湯乃山に入湯(土日17時以降750円) |
写真
ここで今日のgear紹介です。ski:ATOMIC Backland W 167cm、bin:ATK TROFEO PLUS DIN6、boots:Scarpa F1(yamakenさん)、ski: Voile Womens Hyper Charger 154cm、binding: ATK SLR Release AT DIN6、boots: Dynafit TLT Speedfit(自分)です。
感想
今シーズン2回目のyamakenさんとのコラボに選んだのは白鳥山。群馬を3時に出発し上路に6時着。往路は山姥ノ洞を通るルートを選択。スタートしてわずかで激藪の尾根を歩き体力を消耗することになった!思っていた以上に雪面が緩んでおらず、クトーを装着し、以後山頂までずっとつけたまま歩くことになった。しばらく歩くとようやく藪から解放され、振り返って日本海の眺めを楽しむ余裕さえ出てきた。山姥ノ洞付近はいい感じの斜面が広がっていた。鳥居杉を右手に見て栂海新道の尾根に出ると頸城山塊がドーン!雪が豊富で今シーズンはこの先も長く滑れそうだ。北からの風が強く吹き付けるためジャケットを着ても寒く感じられた。5時間9分かかってようやく白鳥山頂上に到着。松本から来た3人組が滑り下りていった。頂上で記念写真を撮り小休止&シールオフ。
復路に選んだのは北西尾根。滑走開始しまずは北西尾根に近い谷にIN。カリカリのアイスバーンが続く。転倒だけはしないよう慎重に滑る。しばらく滑ると少し余裕が出てきたので写真を撮り合う。標高差200mほど下りた地点で北西尾根に乗り上げた。この先ずっと北西尾根を正しく滑り下りていたのだが、急斜面の箇所に差しかかった際に、自分で勝手にトレースが榀谷方向に下りているものと勘違いし大きく左方向にトラバースを開始してしまう。平らな場所に出たのでそこからすぐ近くに見える左の尾根が下っていく尾根だと思い、シールオンしてその尾根に登り上げた。しかしその尾根はずっと西の林道に続く尾根で十二社に続く北西尾根ではないことに気づく。シールオフし右方向にトラバース気味に下り、ようやく北西尾根に戻すことができた。ここで約1時間ほどロス!尾根では雪が既に緩んでいたものの激モナカ。モナカの滑走に慣れていないyamakenさんはずいぶんと苦労されたようだ。それでもどうにかこなして十二社の杉林へ。最後の杉林の滑走でやっとモナカから解放され、yamakenさんの険しかった表情が緩みひと安心!上路集落の道路に降り立ち、道路のわずかな歩きで今日のBCが無事終了した。
yamakenさん、春特有の難しい雪質をこなし、なおかつ長時間に及ぶ忍耐力を要するBC、どうもお疲れ様でした。
先日、BCの師匠Hareさんに『日本海が見えるBCはいかがですか?』というお誘いに迷うことなく『よろしくお願いします』と言ってしまったを後悔したのが前半の障害物競走のような藪尾根のハイクアップ。しかも所々雪が途切れ、地肌からは落ち葉が「こんにちは😃」してくれたり、木々の枝は歓迎のハグを至る所でしてくれたりした。しかし、ひとしきり苦戦して振り返った時の雪尾根から間近に見た日本海は『やっぱり来て正解👍』という心のバロメーターを見事に逆転させてくれた。師匠の選択に間違いはない。
1,300mという標高とはいえ、成長した雪庇は、過去には雪の多さを物語ってた。
想定外の藪漕ぎ登行で地味に体力を奪われたが、白鳥の山小屋が視界に入ると奮起のギアが入った。稜線の合流点からは、冷たい強風にさらされたが、そこから視界に飛び込んで来た火打、雨飾、高妻の勇姿によって山頂へのビクトリーロードに拍車がかけられた。
山頂からのドロップダウンは、カリカリのアイスバーンだったが、ヒヤヒヤしながらも気持ちよく滑れた。下山途中はルートファインディングの難しさを感じる場面があったが、先日買った新型iPhone16にヤマレコの地図を入れてログをとっていたので、現在地が確認できて安心した。モナカの洗礼もたっぷりと受けた。今回のBCでは学ぶべきことがたくさんあった。山で言われる天候、体力、装備、技術をその山行に当てはめてしっかり確保しておけば楽しく安全に楽しめるということである。今回の師匠の日帰りプランで、日本三大薬湯♨️の温泉付プランとご飯食べ放題のうまいラーメンが堪能できたのはやはり最高であった。
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