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Yamareco

記録ID: 8492791
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳から朝日岳、栂海新道経由で親不知へ

2025年07月27日(日) 〜 2025年07月30日(水)
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
52:00
距離
58.4km
登り
3,801m
下り
5,619m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:12
休憩
0:29
合計
6:41
距離 10.3km 登り 1,327m 下り 431m
7:54
7:55
3
7:59
57
8:57
9:03
5
9:08
9:09
52
10:00
10:01
41
10:43
10:44
48
11:32
11:35
48
12:23
12:32
41
13:13
46
13:59
14:05
12
14:17
16
2日目
山行
9:58
休憩
0:34
合計
10:32
距離 15.4km 登り 933m 下り 1,521m
5:59
6:04
71
7:14
7:23
17
7:40
7:49
34
8:23
45
9:08
9:09
87
10:35
10:42
40
11:22
11:27
130
13:37
13:38
20
13:57
13:58
90
15:27
11
15:39
3日目
山行
8:27
休憩
0:49
合計
9:16
距離 13.5km 登り 742m 下り 1,339m
3:53
7
4:01
4:07
47
4:54
5:02
32
5:33
5:34
24
5:58
61
6:59
7:00
81
8:21
8:26
41
9:07
9:13
88
10:41
10:42
42
11:24
11:47
74
13:00
10
13:10
4日目
山行
10:49
休憩
1:16
合計
12:05
距離 19.2km 登り 792m 下り 2,328m
2:58
55
3:53
32
4:25
13
4:38
4:46
38
5:24
5:25
77
6:43
6:57
26
7:23
50
8:23
56
9:19
9:22
45
10:07
51
10:58
11:04
16
11:20
11:21
67
12:39
13:20
4
13:24
13:27
3
14:57
9
15:06
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池高原第2駐車場を利用しました。【無料】

ゴンドラリフト、ロープウェイを利用して栂池平から登山を開始しました。【2100円】

下山後、親不知からえちごトキめき鉄道で糸魚川駅へ。【340円】

糸魚川駅から大糸線増便バスを利用して栂池高原に戻り、車を回収しました。【1050円】
コース状況/
危険箇所等
コースには雪渓、雪田を横切る箇所がいくつもあり要注意です。
雪溶けが進んでだいぶ雪が薄くなった雪渓もあり、その上を通過する時は怖かったです。


栂海新道は全般に蛇が多いです。
私も何匹も遭遇しましたが、ヤマカガシの姿を2匹確認しました。判別不明で薮に逃げた蛇多数。マムシも多くいるようです。うっかり蛇を踏まないように用心深く歩く必要があります。
今回、思ったよりも歩行ペースが上がらなかった理由は暑さだけでは無く、常に蛇を警戒しながら歩いた事もあります。
白馬大池。
2025年07月27日 10:19撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/27 10:19
白馬大池。
白馬岳に登頂後、白馬岳頂上宿舎でテント泊しました。夕方、丸山に登ると、杓子岳、鑓ヶ岳が夕焼けに染まっていました。
2025年07月27日 18:53撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/27 18:53
白馬岳に登頂後、白馬岳頂上宿舎でテント泊しました。夕方、丸山に登ると、杓子岳、鑓ヶ岳が夕焼けに染まっていました。
2日目、旭岳に登りました。雪田の上を歩きます。
2025年07月28日 06:38撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/28 6:38
2日目、旭岳に登りました。雪田の上を歩きます。
朝日岳方面に向かいます。
コマクサが咲いていました。
2025年07月28日 09:23撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/28 9:23
朝日岳方面に向かいます。
コマクサが咲いていました。
朝日小屋にて。
ここからは素晴らしい日本海に沈む夕日が眺められました。
2025年07月28日 18:44撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/28 18:44
朝日小屋にて。
ここからは素晴らしい日本海に沈む夕日が眺められました。
山行3日目。まだ暗いうちに出発して朝日岳で朝日を見ました。
2025年07月29日 04:51撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 4:51
山行3日目。まだ暗いうちに出発して朝日岳で朝日を見ました。
コースには雪渓が多く残っていて、通行には注意が必要です。
2025年07月29日 05:06撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 5:06
コースには雪渓が多く残っていて、通行には注意が必要です。
吹上のコルから栂海新道に入ります。
しばらく進むと照葉ノ池、白馬岳方面が望めます。
2025年07月29日 05:59撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 5:59
吹上のコルから栂海新道に入ります。
しばらく進むと照葉ノ池、白馬岳方面が望めます。
栂海山荘に到着です。
2025年07月29日 13:11撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 13:11
栂海山荘に到着です。
山行4日目。
栂海新道は稜線を忠実にたどり、ピークを全て越えていきます。
これは下駒岳。
2025年07月30日 05:01撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/30 5:01
山行4日目。
栂海新道は稜線を忠実にたどり、ピークを全て越えていきます。
これは下駒岳。
親不知の海岸に到着です。
海は抜群に綺麗です。
パン1で海に入りました。
今回の山行はこれを楽しみにしていました。
これは後から知った事ですが、この日の朝、カムチャッカ半島で地震があり、太平洋側で津波警報が出ていたようですが、日本海側は無事でした。
2025年07月30日 12:43撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/30 12:43
親不知の海岸に到着です。
海は抜群に綺麗です。
パン1で海に入りました。
今回の山行はこれを楽しみにしていました。
これは後から知った事ですが、この日の朝、カムチャッカ半島で地震があり、太平洋側で津波警報が出ていたようですが、日本海側は無事でした。
撮影機器:

感想

栂池高原から白馬岳、雪倉岳、朝日岳から栂海新道を経由して親不知まで歩きました。

1日目
栂池高原からゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継ぎ、栂池平から登山を開始しました。
急登の先が天狗平で湿原が広がっていました。木道になっていて、ベンチもあり、休憩ポイントです。
そこから更に登って行くと雪田があり、足もとに注意です。
その先が白馬乗鞍岳の山頂です。
白馬乗鞍岳の先に白馬大池があり、絶景ポイントでした。
白馬大池山荘で小休止しました。
ここから小蓮華山の登りになります。足もとには高山植物の花が多く咲いていました。
小蓮華山の山頂付近で雷鳥に遭遇しました。
更に登って行くと、三国境で、その先が急登で、急登を終えると白馬岳の山頂です。
時間的にガスがかかっていて、眺めはイマイチでした。
山頂から少し下ると、本日の宿泊場所、白馬岳頂上宿舎に到着です。
手続きを済ませてテントを張ります。【3000円】
この白馬岳頂上宿舎は、希望すれば夕食の提供月あります。私は夕食を申し込みました。【4000円】
夕方、丸山に登ると、素晴らしい夕焼けが見えました。

2日目
今日は朝日小屋まで行く予定ですが、その前に旭岳に登ります。
テント場から少し登った稜線にザックをデポして、小型ザックにアイゼンを入れて旭岳に向かいます。
旭岳の手前には豊富な雪の量の雪田が広がっていて、アイゼンを装着しました。
雪田を横切り、最後に急斜面の踏み跡を辿ると旭岳の山頂でした。
多くの登山者で賑わう白馬岳の隣りのピークですが、登山者は稀で山頂は私だけの貸し切りでした。
勿論山頂からは絶景が広がっています。
ザックをデポした場所まで戻り、ザックを背負って白馬岳に向かいます。
まだ朝なので、白馬岳の山頂からは絶景が眺められました。
三国境から雪倉岳方面に向かいます。
すると途端に歩く人はいなくなりました。
鉢ヶ岳はコースはピークを巻いていますが、ピークが気になり、山頂を巻き終えた場所からピストンしようと思いました。
途中まで登りましたが、コースがハイマツに阻まれました。
どこかに行ける道があると思いますが、時間が押してきたので鉢ヶ岳は諦めて、雪倉岳に向かいました。
雪倉岳を過ぎると長い下り坂があります。
付近に登山者の姿は無く、なかなか秘境感のあるコースです。
途中、湿原、木道があり水芭蕉が咲いていました。
朝日小屋へは水平道を行きます。
途中、雪渓を横切る場所があり、その手前がかなりぬかるんでいます。
そこを通過する時に足を滑らせて転倒、ズボン、シャツが泥だらけになりました。
やっとの思いで朝日小屋に到着しました。
テント泊の手続きをしました。【2500円】
テントを張り、流しでズボンとシャツを洗って泥を落としました。
夕方、朝日小屋の前からは日本海に沈む夕日が眺められました。

3日目
まだ暗い中を出発しました。
朝日岳の山頂で朝日を見ました。
山頂から少し下ると吹上のコルでここから栂海新道に入ります。
しばらく進むと池があり、付近はお花畑で眺めのいい場所がありました。
ここが照葉ノ池です。
栂海新道に入ると付近に登山者の姿は無く、秘境感のある場所でした。
この先、幾つも湿原を抜けて行きます。
雪渓も幾つか横切るので注意が必要です。
黒岩平は沢を横切る水場ですが、沢の水で顔を洗うと水が苔の匂いがしました。
更に進み中俣新道を分岐点を過ぎてサワガニ山に向かいます。ピークを幾つも越えて、中俣ノ水場の分岐点に到着しました。
水場はコースから数分下った場所にあります。
水の出はチョロチョロで、汲むのに少々時間がかかりますが、水は冷たく透明で、栂海新道の水場はここが1番いい水場でした。
ペットボトルで3リットル、水筒に2リットル、計5キロの水を背負うと、ザックはかなり重く感じました。
時間はお昼頃、日差しも強く、ここから栂海山荘までは暑く苦しい行程になりました。
犬ヶ岳までは急なアップダウンが続き、体力を削られていきます。
ペースも大きく落ちました。
私は時間、体力に余裕があれば、白鳥小屋まで行こうと思っていましたが、それは断念しました。
犬ヶ岳に到着すると、そのすぐ先が栂海山荘でした。
栂池山荘の内部は広く、この日の宿泊者は5人。
快適な夜を過ごせました。
小屋泊【2000円】

4日目
山行最終日の今日は親不知まで歩く長丁場です。
コースは稜線を忠実に歩くアップダウンが延々と続き、進むにつれて標高が下がり暑さが増してくる、かなりタフなコースです。
このコースを攻略するキモは、可能な限り早朝に出発して、気温が高くなる前に少しでも距離を稼ぐことです。
私は3時前に栂海山荘を出発しました。
菊石山の辺りで夜が明けてきて、朝日が見えました。この先も急なアップダウンが続きます。
下駒岳へはハードな急登でした。
白鳥小屋に到着して、ここで小休止しました。
ここまでは標準のコースタイムを上回るいいペースでした。
時間の経過とともに気温が高くなってきました。
この先も延々とピークが続き、ピークを越える度に体力が削られていきます。
段々と歩くペースが落ちてきます。
だいぶ日本海に近づきましたが、それでもピークは続き、なかなか標高は下がりません。
入道山を過ぎると著名なピークは終わりですが、その先も小さなピークがありました。
そして国道8号に出ました。
そこから遊歩道を少し下ると親不知の海岸に到着です。
当然、パン1になり、海に入りました。
海は綺麗で、冷たい海水が気持ちよかったです。
頭まで潜りました。
ゆっくり海に浸かりたい気分ですが、まだ行程は終わりではありません。
海から上がり、次に向かいます。
国道は途中まで歩道が無く、大型車の通行も多く、注意が必要です。
親不知の駅の手前に道の駅があり、そこで遅めの昼食にしました。
親不知の駅に到着すると、タイミングよく間も無く電車が来ました。
糸魚川駅で大糸線に乗り換えですが、南小谷行きの列車は発車直後で、次の列車は、まだ2時間位あります。
どうしたものか…
と、思っていると、大糸線増便バスのポスターを発見しました。
そのポスターを見ると、4時に白馬行きのバスがあり、栂池高原も経由します。
乗車には、券売機で乗車券の購入が必要とあります。
鉄道の駅ではない栂池高原までどうやって乗車券を購入するのか、駅員さんに訊いてみると、白馬大池までの乗車券を購入すればいいとのことでした。
バスは定刻通りに発車しました。
栂池高原に到着して、駐車場に戻り、車を回収しました。
帰りに岩岳の日帰り温泉を発見して、そこに立ち寄り、汗を流しました。

今回の登山は、ロングコースでしたが、栂海新道は距離以上にアップダウンが延々と続き、更に蒸し暑さが増してくるかなりハードなコースでした。
ただ、北アルプスの最果てまで歩ききった達成感は半端ないですね。
もし再び栂海新道を歩きたいか?
と訊かれたら答えはNOですね笑

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