記録ID: 7909513
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国
七宝山系から荘内半島をつなげて岬の突端をタッチ!
2025年03月18日(火) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:44
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 898m
- 下り
- 912m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:39
距離 17.7km
登り 898m
下り 912m
14:48
ゴール地点
天候 | 山行中は快晴、昼2時頃から曇天小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長坂登山口からの第1ピークは登り下りともに薮漕ぎ必須。ピンクテープはあります。 |
写真
最後の階段地獄がつらかった。出ると看板。地質のことを説明してくれています。
「荘内半島のうち、三豊市詫間町大浜から先端の三崎に至る部分については、大昔は塩飽諸島の島の一つで 塩飽諸島の島の一つであったと言われています。長い間に、この島と四国本島との間(現在の船越・大浜)に、波の打ち上げた砂が堆積して、陸続きの半島になったのだそうです。船越という地名は、昔そこは海(運河)があって、船が通っていたことの名残だと思われます。
そして、その島の中心をなしていたのが紫雲出山です。紫雲出山はほとんど全体が花崗岩でできていますが、その頂上付近は、讃岐岩質安山岩と、凝灰角礫岩が載っています。登山口からの県道の崖の様子を観察してみると、 その地質の違いが良く分かります。」
「荘内半島のうち、三豊市詫間町大浜から先端の三崎に至る部分については、大昔は塩飽諸島の島の一つで 塩飽諸島の島の一つであったと言われています。長い間に、この島と四国本島との間(現在の船越・大浜)に、波の打ち上げた砂が堆積して、陸続きの半島になったのだそうです。船越という地名は、昔そこは海(運河)があって、船が通っていたことの名残だと思われます。
そして、その島の中心をなしていたのが紫雲出山です。紫雲出山はほとんど全体が花崗岩でできていますが、その頂上付近は、讃岐岩質安山岩と、凝灰角礫岩が載っています。登山口からの県道の崖の様子を観察してみると、 その地質の違いが良く分かります。」
頂上では遺跡が出ていて有名です。
「紫雲出山遺跡
紫雲出山(三五二)の山頂に形成された。弥生時代中期の高地性遺跡、 昭和二二年地元の郷土史家前田雄三氏が発見し、昭和三年から三二年にかけて、当時の京都大学講師小林行雄先生によって発掘調査された。
土器の包含層は山頂一番に広がり、 住居址と思われる列石遺構のほかに貝塚も発見されている。出土品は、弥生時代の中期から中期末の多数の土器のほかに、打製石族、石槍、環状石斧、 打製石庖丁、磨製石斧、分銅形土製品、 貝輪、鉄器片、シコクビエなどがみられる。
なかでも長くて重量性のある石族が多数出土していることは、とくに注目され、荘内半島の最高所に立地するという地形上の特性からも、軍事的、 防禦的性格を帯びた特殊な遺跡として学界でも注目されている。」
「紫雲出山遺跡
紫雲出山(三五二)の山頂に形成された。弥生時代中期の高地性遺跡、 昭和二二年地元の郷土史家前田雄三氏が発見し、昭和三年から三二年にかけて、当時の京都大学講師小林行雄先生によって発掘調査された。
土器の包含層は山頂一番に広がり、 住居址と思われる列石遺構のほかに貝塚も発見されている。出土品は、弥生時代の中期から中期末の多数の土器のほかに、打製石族、石槍、環状石斧、 打製石庖丁、磨製石斧、分銅形土製品、 貝輪、鉄器片、シコクビエなどがみられる。
なかでも長くて重量性のある石族が多数出土していることは、とくに注目され、荘内半島の最高所に立地するという地形上の特性からも、軍事的、 防禦的性格を帯びた特殊な遺跡として学界でも注目されている。」
箱峠でもぐもぐタイムです🍞☕️
「箱峠
この峠を西海岸に下りると生里、東海岸に下りると箱の集落があります。
どもちも浦島太郎の伝説にちなんだ地名です。生里は太郎が生まれたところ、箱は、太郎が玉手箱を開いたところといわれています。
同じ荘内半島にあっても、ひと山隔てた生里側と箱ではちがった印象を受けます。生里側の海は燧灘に面して男性的であるのに対し、箱側の海は備讃瀬戸に面しておだやかで女性的・・・・・という印象です。
荘内半島は、浦島伝祝で広く知られています。段々畑をいろどる美しいお花畑と浦島太郎にまつわる地名や旧跡などを訪ねて歩くのもロマンチックでいいですね。」
はい、いいです!
「箱峠
この峠を西海岸に下りると生里、東海岸に下りると箱の集落があります。
どもちも浦島太郎の伝説にちなんだ地名です。生里は太郎が生まれたところ、箱は、太郎が玉手箱を開いたところといわれています。
同じ荘内半島にあっても、ひと山隔てた生里側と箱ではちがった印象を受けます。生里側の海は燧灘に面して男性的であるのに対し、箱側の海は備讃瀬戸に面しておだやかで女性的・・・・・という印象です。
荘内半島は、浦島伝祝で広く知られています。段々畑をいろどる美しいお花畑と浦島太郎にまつわる地名や旧跡などを訪ねて歩くのもロマンチックでいいですね。」
はい、いいです!
「讃岐三埼灯台、室浜、仁老浜分岐点
立石休想所からめる瀬戸内海は素晴らしく、歩いた疲れも吹き飛ぶことでしょう。立石から二百メートルほど行くと、船の守り神として知られる三崎神社、そこから四百メートルほどで讃岐三崎灯台です。
備讃瀬戸に面して、粟島や佐柳島など美しい島々が点在しています。箱崎灯台の方へ立ち寄ってみるのもいいでしょう。
仁老浜から箱へ
仁老浜は、県の自然海浜保全地区に指定されている美しい海岸で、キャンプ場も併設されています。このあたり一帯は、瀬戸内海国立公園であるとともに、魚の保護のための魚つき保安林にもなっています。」
立石休想所からめる瀬戸内海は素晴らしく、歩いた疲れも吹き飛ぶことでしょう。立石から二百メートルほど行くと、船の守り神として知られる三崎神社、そこから四百メートルほどで讃岐三崎灯台です。
備讃瀬戸に面して、粟島や佐柳島など美しい島々が点在しています。箱崎灯台の方へ立ち寄ってみるのもいいでしょう。
仁老浜から箱へ
仁老浜は、県の自然海浜保全地区に指定されている美しい海岸で、キャンプ場も併設されています。このあたり一帯は、瀬戸内海国立公園であるとともに、魚の保護のための魚つき保安林にもなっています。」
海の銀座!!!
「讃岐三埼灯台と御幸石
ウバメガシの林の向こうに白い灯台が見えてきます。この正式名称は讃岐三崎灯台といい、昭和34年に初めて灯がともされました。
瀬戸内海は別名の海の銀座とも呼ばれるほどの船の往来が激しいところです。このため、あちこちに点在する灯台の光によって、航海の安全が守られています。
岬の沖合約200メートルのところに、御幸石と呼ばれる大きな岩が海面から突き出ています。この岩の周りは瀬戸内海でも深いところで、渦潮が生じるほどの流れが速いため、絶好の鯛の漁場であるとともに、夕日の絶景スポットにもなっています。」
「讃岐三埼灯台と御幸石
ウバメガシの林の向こうに白い灯台が見えてきます。この正式名称は讃岐三崎灯台といい、昭和34年に初めて灯がともされました。
瀬戸内海は別名の海の銀座とも呼ばれるほどの船の往来が激しいところです。このため、あちこちに点在する灯台の光によって、航海の安全が守られています。
岬の沖合約200メートルのところに、御幸石と呼ばれる大きな岩が海面から突き出ています。この岩の周りは瀬戸内海でも深いところで、渦潮が生じるほどの流れが速いため、絶好の鯛の漁場であるとともに、夕日の絶景スポットにもなっています。」
伝説書かれています。ロマンがいっぱいで楽しい!!
「荘内半島には、今なお浦太郎の伝説が残っています。
太郎が生まれたところが「生里」、釣り糸を持って釣りに通った、太郎の休んだ腰掛岩が残っているのが「糸ノ越」。
亀を助けた浜のある丸山、乙姫からもらった宝物を運んできたところが「積」、玉手箱を開き、出てきた様に触れて老人になったというところが「箱」、その煙が紫の雲になってかかったことから名付けられたという「紫雲出山」、老人になった後に住んでいた 「不老浜」(室浜のことなどの地名や、浦島神社などの旧跡が点在し、美しい風景の中にもロマンを秘めているところです。」
「荘内半島には、今なお浦太郎の伝説が残っています。
太郎が生まれたところが「生里」、釣り糸を持って釣りに通った、太郎の休んだ腰掛岩が残っているのが「糸ノ越」。
亀を助けた浜のある丸山、乙姫からもらった宝物を運んできたところが「積」、玉手箱を開き、出てきた様に触れて老人になったというところが「箱」、その煙が紫の雲になってかかったことから名付けられたという「紫雲出山」、老人になった後に住んでいた 「不老浜」(室浜のことなどの地名や、浦島神社などの旧跡が点在し、美しい風景の中にもロマンを秘めているところです。」
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
笛
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
タオル
望遠鏡
iPhone
剪定ばさみ
|
---|
感想
〇今回の山行目的
七宝山系と荘内半島をつなげて尾根歩きしたのち、
三崎灯台のしたの岬の突端にタッチしてこよう。
〇天気
午前中は気持ちのいい晴天
昼過ぎから雨予報でした
予報通り、昼を過ぎると愛媛側から怪しい雲が近づいて
3時すぎからぽつぽつ。
なんとか雨に当たる前に終了。
〇アクセス
長坂登山口の路肩スペースに駐車。
〇ルート
薮漕ぎあります。
下調べとそれなりの準備をしてトライしてください。
〇すれ違い
紫雲出山には鷹の観察しにきてる方がいたり
桜まつりの整備してくれてる方がいたり。
そのほかの山にはヒト、ゼロ。
けものフレンズはゼロ。
◎感想
七宝山系と荘内半島がつながりました。
初っ端なから薮漕ぎでしたが尾根を確認しつつ完踏しました。
岬の突端にタッチしたときには
ひとり歓喜しました。
漁師さんたちは怪しんだことでしょうw
でも、三崎灯台手前の三角点をひとつ取りこぼしてしまったことが悔しくてなりません。機会を改めてまた歩いてみます(´;ω;`)
〇追記
長坂登山口まで帰る途中で雨が降りそうだったので母親に迎えに来てもらいました。(母さんありがとう!)
軌跡のGOAL地点から長坂登山口までは車移動なので軌跡をとりませんでした。
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弥生人とのツーショット、蝋人形のような表情にウケました(笑)
三角点取りこぼしは残念ですが、また来れる楽しみ取っておきましょう♪
また機会をあらためて取りに行きます♪
冬の間はさみしそうですが
桜の時期になるとあの弥生人もたくさんツーショットされて少しうれしそうですww
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