爺ヶ岳東尾根(時間切れ途中撤退)


- GPS
- 11:13
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,559m
- 下り
- 1,560m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4時時点で満車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日曜日、水曜日と積雪があった影響で、全体的に脛から膝程度。 先行者ラッセルのおかげでトレースはバッチリも、ツボ足ではキツいため、アイゼン&ワカン使用。 |
その他周辺情報 | トイレは周辺になし。 大町温泉郷に公衆トイレあり。 下山後は薬師の湯利用。 道の駅松川での仮眠は、安曇野側より大町側のほうが暗くて寝やすい。 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン
アイゼン
ストック
サングラス
日焼け止め
|
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感想
私にとって、健脚雪稜山行をドンドンこなしているecoさんとのガッツリ第3弾。
これまでの谷川岳西黒尾根、常念岳東尾根、どれもついて行くのに必死になる山行でしたが今回も長大な尾根で、長時間行動&スタミナ大量消費の刺激多いものとなりました。
前日降雪で踏み跡無くなってる事も覚悟しての現地入りでしたが、朝4時過ぎの駐車スペースは最後の一台分を残すのみ(ラッキー♡)、意外と人気ルートなのにまずビックリ。
準備して朝5時前にヘッデンで暗い中をスタートすると、いきなりの急登雪面、慌てての急登途中のアイゼン装着で先行踏み跡を辿りました。
(暗い樹林帯で気づかなかったけど下山の時に長い一気の急斜面だった)
急登途中でキレイな日の出があり、薄オレンジ色の雪面と樹林に気持ちも高揚しました。
急登を終えて尾根に乗ると踏み跡はあれども雪が深くなり、また駐車台数の割に踏み跡が細すぎ?膝から脛あたりの軽いラッセルになってきたのでアイゼンの上にワカン装着して先行踏み跡の拡幅をしながらアップダウンする長い尾根を、少しずつ大きくなってくる爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳、振り返って見える下界や妙高戸隠方面などの絶景に力を貰いながら先行踏み跡を追いました。
東尾根の上部、白沢天狗尾根に合流する手前まではアップダウンを繰り返すナイフリッジの連続、雪稜歩きの醍醐味を堪能しつつ、ジャンクションピークとなる矢沢の頭に出ると、反対側には大きく蓮華と針ノ木、その左奥には北鎌越しの槍ヶ岳、餓鬼や燕の稜線まで一望、右に目を向けると爺ヶ岳中峰へと続く尾根筋、いやぁ素晴らしい!
しかぁ〜し、よく見ると矢沢の頭から少し登った辺りに頑張るラッセル先行者達が。先行踏み跡が薄かったのは先行者がやはり少なかったからでした(後で知ったんですがほとんどの人は車中泊しててスタートは我々よりも後だったよう)
ラッセルの一端を担うべく追いつこうと進みましたが矢沢の頭から先は寒風吹きっ晒しで踏み跡も掻き消されていたり、仮眠だけの早朝スタートの疲労も出てきたりで、追いつく前に下山日帰りの目処としてリーダーecoさんが考えてた11時半になり、その時点で残り標高差150mと言えどラッセルを考えると登頂は無理と冷静に判断、時間切れ撤退となりました。先行者さんにラッセルのお礼を伝えられなくゴメンナサイですが冷静なecoさん判断ナイスです。
寒風吹きっ晒しはツライのでとっとと矢沢の頭まで戻り、ここでランチ休憩、その間に登ってくる人や撤退してくる人との談笑も楽しいひとときでした。
撤退しての矢沢の頭から↓
下りも連続するナイフリッジ、長い長いアップダウン尾根、下山最後の急斜面下降と最後までスタミナを削られる、お気楽な下山では無いルート、疲れでミスが出ないように少しゆっくりめの下山としたので登山口帰着が夕方4時前、11時間を超えるロングな日帰りタフ山行、本当にお疲れ様でした。
爺ヶ岳中峰に到達して立山や剱岳、今年もバイトする冷池山荘をこの目で観たかったけど、それはまたの機会に再チャレンジ出来るように精進です
ecoさん、毎度の素晴らしい企画をありがとうございます♪ そして帰りの運転、疲れている中、ホントにありがとうございました。
最後の中央高速渋滞が無くて、これは嬉しい誤算でしたね(^O^)
今年いくつか行きたいと思っていた北アルプスの雪山バリエーションの1つ爺ヶ岳東尾根。天気が約束され、雪も緩んでいなさそうなので、ソロでも良いから行こうと計画書出したら、kazさんにお付き合い頂けることになり、とても心強い山行になりました。kazさん、ありがとうございました。
さて、月曜日は安曇野周辺で仕事だったため、日曜日に積雪があったことは分かっていた上、水曜日も積雪があり、大丈夫かなぁと心配でしたが、先行者の方々のおかげで、何とか頂上近くまで行くことができ、とても感謝です。
でも、山行前日に仕事を普通にこなして大町まで夜間車移動は、やっぱり影響があったのか、あまりペースを上げることができませんでした。山頂踏めなかったのは残念でしたが、来年の楽しみをまた一つ増やすことができました。
それにしても、このルート。鹿島槍ヶ岳を常に間近に見られる上、東尾根を登り切った時は、火打山、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、常念岳、槍ヶ岳、蓮華岳、針ノ木岳と300°の展望が。そして、残りの60°は今回は見ることができませんでしたが、立山、剱岳を望むこともでき、体力勝負ではありますが、本当に素晴らしい景色を見ることができるルートです。
誰でも行ける訳ではありませんが、気力体力に自信がある方は是非チャレンジしてみてください。
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