大崩山 第二尾根ルートの仕上げ


- GPS
- 07:41
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 7:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
タープ
無線機
スリング
予備インナーグローブ
保温ボトル
防寒グローブ
ビニー
バラクラバ
ハードシェルジャケット
ゴーグル
オーバーグローブ
アイゼン
ビーコン
ゾンデ
スキーヘルメット
スキーシール
スキー板
スキーアイゼン
シャベル
シールメンテキット
兼用靴
ウィペット
ウエストバッグ
|
---|
感想
三年前にふと気になった大崩山の第一尾根と第三尾根。
…第二はどこいった?
地図を眺めると乗鞍スカイラインが通っている尾根が。第一と第三の間の尾根の中で一番大きい。
これが第二尾根なのか?登れるのか?
気になったから行ってみた。
行けた。
でも、ルーファイに集中していたので、他に気を回余裕がなく、ルートがどんなだったかイマイチ記憶に薄い。
そこで、再訪してみる気になった。
三年前と同時期となったが、積雪量は今年の方が桁違いに多い。
除雪が進んでいるスカイラインを進み、一つ目の橋の脇がら斜面に進入。
数日前の降雪が程良く落ち着いて、シールが良く効き登りやすい。
三年前は登るのに集中していて、滑る斜面の見定めとかしてなかったが、今日は観察しながら進む。
序盤は適度な斜度の斜面が続き、疎林の谷地形が楽しそうだ。
一旦スカイラインをまたぎ進むと、その先の斜面も樹間が多少狭いものの、苦労はなさそう。
雪は日当たり良いところは薄モナカだが、日陰はパウダーと言って差し支えないレベル。
帰路が楽しみだ。
更に進むと乗スカの展望台に出る。
ここは壁になっているので、一旦乗スカにあがり少し進んで再度進入。
ここからは、乗スカを右に見ながらトラバースで進む。
斜度が緩く、快適滑走にはならないだろう。
途中で富士フィルムの古い標識が点在している。
どうやら乗スカができる以前はこの尾根が登山道だったようだ。
なるべく下りを作らないように進むが、多少は手漕ぎやカニのセクションが出来てしまう。
それでもシールを貼らなければならないような下りは作らずに猫の小屋跡まで到達。
ここからはおなじみのルートだ。
雪はしっかり生きていて、滑りに期待が膨らむ。
山頂は強風予報だったし、今日の目的は第二尾根ルートの仕上げなので山頂にこだわりはないのだが、風はさほどでもなく何気に進むと久手からのトレースがあったので、したらばいきましょうかと。
トレースは昨日か20日の物か…ありがたく辿らせていただいた。
山頂に近づき驚いた。
私の知っている大崩山山頂尾根の地形じゃない。
うねりがほとんど無くなり、なだらかな雪面が続いていた。
今年の積雪量の多さがうかがえる。
サンチョしてから少し戻ったいつもの窪地でシールオフ。
今日はソロなので慎重に滑走。
何かあっても、誰も来ないルートだから発見されないし。
猫の小屋斜面はクリーミーパウダーで一気に滑走。
慎重はどこいった?
一月にこの斜面で痛めた右膝が完治していないというのに…。
そこからはトラバース滑走だが、今日は天気がとても良くて気温も上がってしまい雪が腐り気味。
板を回すに苦労するほどではないけれど、快適とは言い難い。
まぁ、仕方ないねと淡々と進む。
展望台からの斜面は斜度が復活して、再び楽しめた。
ラストの谷地形はモナカが解消していて、重めながらもまずまず。
調子こいて落とし過ぎて慌ててトラバース。
入山した橋まで来たら。シューのパーティー。
こんな時間から?と聞いたら、散歩程度との事。
ここで板を担いで歩いていたら落とし物の発見。
高山署に届けるかと回収、
下山後カップ焼きそば食べてたら、落とし主が尋ねてきた。
高山署に寄る手間省けて良かった。
さて、第二尾根のレビューだが、中間部に手漕ぎ区間があり、だらけるものの上部は猫の小屋斜面とその下に続く快適斜面、下部は谷地形の疎林とツリーランエリア。
登り返しもないし、極端な危険箇所もない。(極端でない危険箇所はある。いわば山は全域危険だ。)
特筆はエスケープのしやすさだ。
幾度も乗スカに接近するので、何かあっても次の乗スカ接合箇所まで頑張れば、あとは何とかなる。
また、猫の小屋斜面上部まで基本的に樹林の中なので、天候影響を受けにくい。
総じて初級〜中級向きのルートではないだろうか。
初級者が久手ルートに慣れてきたら、野営ルートに進む前にステップするには丁度良いと思う。
しかしながら、入山者は少ない(基本的に居ない?)ので、初級+α程度の人だけで入山するのはおすすめできない。
興味がある方はお試しあれ。
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