記録ID: 7928271
全員に公開
ハイキング
京都・北摂
北摂 岩散稜山派
2025年03月22日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:36
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 413m
- 下り
- 412m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:37
距離 10.5km
登り 413m
下り 412m
17:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【主な流れ】 1.滝道経由で自然研究路2号線入口まで 一般的なハイキングコース。 2.予定していた尾根への取り付きをやめ、2号線に入る。 元々予定していたのが危険箇所を含む特殊な取り付き。 なぜか人間道標にされてしまったため、予定を変更して2号線に入った。 3.2号線分岐で小岩多めの尾根を急登 かなり急角度で細めの尾根。手を使わずに脚だけで登るのは厳しいと思う。後方だけでなく左右に落ちるのも気にしながら進む必要がある。 表面にはすぐ外れそうな小さな岩が多く埋まっている。また非常に多くの根が露出しており、強度が落ちたものも多い。狭い尾根に似つかわしくない太い倒木が複数見られた。 手がかりが多いが、強度が十分なものが少なめな印象。 角度が緩まるまでずっと同じような雰囲気で登り続ける。 尾根の広さに比べて木の量などが多い箇所があり、通過するのが多少リスクが上がる。一部硬い砂地でデリケートなトラバースがある。 スパイクは根が多くこの斜面には向かないと思う。ピッケルは安全確保に有効だと感じた。 破線でもなく、GPSの踏み跡も現時点ではない。 急登の練習には良さそうだが、 必要が無ければ無用なリスクを冒してまで 登らなくてもいいと思う。 4.天上ヶ岳に繋がる道に接続→E8→B35→B7→ビジターセンター 危険箇所は特になし。 5.滝道経由で下山 |
写真
中間ぐらいの場所から見えるここが問題の場所。
かなり急角度で厳しそうだが、正規の(?)取り付きも似たようなものに見えた。そもそも向こうは取り付きまでの道が閉鎖中なので基本的にここしかないと思う。
こちらの取り付きは…尾根が一部崩れているように見えるのが気になる。
かなり急角度で厳しそうだが、正規の(?)取り付きも似たようなものに見えた。そもそも向こうは取り付きまでの道が閉鎖中なので基本的にここしかないと思う。
こちらの取り付きは…尾根が一部崩れているように見えるのが気になる。
GPSの跡が薄ら存在するので登っている人はいる。
ただこういうややこしい場所に入る時あまり人に見られるのもどうかと考え、後から来たペアが先に2号線に行くのを準備をしながら見送った。
他にもグループが見えたので、散策がてら脇に外れて通り過ぎるのを待った。
ただこういうややこしい場所に入る時あまり人に見られるのもどうかと考え、後から来たペアが先に2号線に行くのを準備をしながら見送った。
他にもグループが見えたので、散策がてら脇に外れて通り過ぎるのを待った。
その脇。こちら側はまず誰も歩かないであろう方向で、裏道に接続できる可能性もあるが、私自身未開拓だ。ただし沢沿いで普通に歩いて繋がるかどうか不明。ちなみに2号線から見える谷に接続できる可能性がある。沢の水がそれなりにあり、できない可能性も相当ある。
有り得ない。
こちら方向は通常の地図にも描かれていないし、余程マニアックな人でも用はないはずだ。
気配はさっきより近づく。
遠目に見ると高校生ぐらいのトリオだろうか。
私の山行は慣れない人が最も参考にしてはいけない類のスタイルだ。
交流は歓迎なのだけど、今は取り込み中。軽い気持ちで道標代わりに付いて来られてしまい非常に困惑する。
こちら方向は通常の地図にも描かれていないし、余程マニアックな人でも用はないはずだ。
気配はさっきより近づく。
遠目に見ると高校生ぐらいのトリオだろうか。
私の山行は慣れない人が最も参考にしてはいけない類のスタイルだ。
交流は歓迎なのだけど、今は取り込み中。軽い気持ちで道標代わりに付いて来られてしまい非常に困惑する。
…流石にお節介が過ぎるかもしれない。もう少し様子を見よう。
真似されたら危ない謎の取り付きは諦めて、一般的に正解の順路の2号線に進む。挑戦するかどうかも含めれば月単位。私の一週間練ったプランが音を立てて崩れ去った。
2号線はTシャツ短パンで歩くようなツワモノもおり、慣れていなくても歩けはするが、もし装備らしいものもないなら一般道でビジターセンターを目指して欲しい…。
真似されたら危ない謎の取り付きは諦めて、一般的に正解の順路の2号線に進む。挑戦するかどうかも含めれば月単位。私の一週間練ったプランが音を立てて崩れ去った。
2号線はTシャツ短パンで歩くようなツワモノもおり、慣れていなくても歩けはするが、もし装備らしいものもないなら一般道でビジターセンターを目指して欲しい…。
覚悟を決めた。
だが声をかける覚悟ではない。
順路を示すことで義理は十分果たした。
今立っているこの場所は、兼ねてからいずれ登らねばならないと考えていた尾根の取り付き。
兼ねてから気になっている場所が一体どれだけあるのかは置いておいて、細くて急角度ゆえ、すぐ登りたいとは思えなかったのだ。だが数奇な巡り合わせでたった今ここを登るのが私の使命となった。
以前の記録でもここに関することを書いた覚えがある。
超展開ではなく、伏線があったのだ。
だが声をかける覚悟ではない。
順路を示すことで義理は十分果たした。
今立っているこの場所は、兼ねてからいずれ登らねばならないと考えていた尾根の取り付き。
兼ねてから気になっている場所が一体どれだけあるのかは置いておいて、細くて急角度ゆえ、すぐ登りたいとは思えなかったのだ。だが数奇な巡り合わせでたった今ここを登るのが私の使命となった。
以前の記録でもここに関することを書いた覚えがある。
超展開ではなく、伏線があったのだ。
この尾根には
オレンジのドットが一切付いていない。
理屈の上ではこの位の等高線なら登れるが、不測の事態で泣きながら登るか降りることも有り得る。しかも後続の視界に入らないため多少早めに一定の高度まで達する必要がある。
オレンジのドットが一切付いていない。
理屈の上ではこの位の等高線なら登れるが、不測の事態で泣きながら登るか降りることも有り得る。しかも後続の視界に入らないため多少早めに一定の高度まで達する必要がある。
現時点では優先度が低い。
あまり見ないタイプの尾根なので、怖れが大きい。
こんな所を登らされるとは、彼らはなんて事をしてくれるのだ。
それでも今の力量で行けると判断したのは私だ。自分で決めた事とはいえ、心の準備期間はもう少し欲しかった。
あまり見ないタイプの尾根なので、怖れが大きい。
こんな所を登らされるとは、彼らはなんて事をしてくれるのだ。
それでも今の力量で行けると判断したのは私だ。自分で決めた事とはいえ、心の準備期間はもう少し欲しかった。
行きたかった尾根を諦めるばかりかこんな恐怖体験。
若人たちの案内役に徹した方が楽しかったのではないか?
だが自分はまだ修行中の身ぞ。呼ばれてもない仲良しグループに斧持って乱入など怪し過ぎるだろう。そっと遠くから見守ることも必要だ。
スタンドバイミーに突然パパスが出てきたら冒険が台無しだ。
出るなら華麗に退場するまで考えなければならない。
若人たちの案内役に徹した方が楽しかったのではないか?
だが自分はまだ修行中の身ぞ。呼ばれてもない仲良しグループに斧持って乱入など怪し過ぎるだろう。そっと遠くから見守ることも必要だ。
スタンドバイミーに突然パパスが出てきたら冒険が台無しだ。
出るなら華麗に退場するまで考えなければならない。
今日は気温が高く、ジャケットを背にくくりつけた状態で小回りが利きにくく、アイテムが持ち替えられずに詰みやすい状態。
なので必要なものは既に下の入り口で準備してあった。
幸いピッケルも帯斧している。切り札は既に手の中にあるのだ。
まだここまで荒れた斜面では使ったことがないが、ここで私の拠り所になるのは確かだ。ストックも当然石突きは解放済みだ。チェーンまでは流石に要らないと考えた。
なので必要なものは既に下の入り口で準備してあった。
幸いピッケルも帯斧している。切り札は既に手の中にあるのだ。
まだここまで荒れた斜面では使ったことがないが、ここで私の拠り所になるのは確かだ。ストックも当然石突きは解放済みだ。チェーンまでは流石に要らないと考えた。
登れるかどうかは角度より表面によるのだけど、基本が急角度の尾根だと何もなくなったら登れないことがあり得るので、一定の不安を抱えながら登る。
実際どうしても手が届かないケースがあったりしたが、ある時は力技で、ある時は装備が隙間を埋めてくれなんとか繋がってきた。
実際どうしても手が届かないケースがあったりしたが、ある時は力技で、ある時は装備が隙間を埋めてくれなんとか繋がってきた。
よく命綱もつけずにクライミングなんてと言われるのだけど、
専門的なクライミングと違って、命綱を設置するにも基本的にそういう場所がない。
もちろん特別な危険箇所ではセルフビレイはとるが、急斜面は丁寧に登るしかない。
山歩きの延長としてクライミングの要素があるという意地悪な状態だ。
箕面の道を全て歩きたいだけなので、決して危険が好きなわけではない。
できれば歩かずにやり過ごしたい道もたくさんあった。
これまでなら道じゃないで済んだ所が、安全確保の新装備の登場で道になってしまうとはなんとも皮肉なものだ。
専門的なクライミングと違って、命綱を設置するにも基本的にそういう場所がない。
もちろん特別な危険箇所ではセルフビレイはとるが、急斜面は丁寧に登るしかない。
山歩きの延長としてクライミングの要素があるという意地悪な状態だ。
箕面の道を全て歩きたいだけなので、決して危険が好きなわけではない。
できれば歩かずにやり過ごしたい道もたくさんあった。
これまでなら道じゃないで済んだ所が、安全確保の新装備の登場で道になってしまうとはなんとも皮肉なものだ。
看板を無視して進むのは避けたいが、看板がないなら行ってみるかみたいな風潮が私の中にある。※お勧めはしない。
あの谷は入口も出口も封鎖されているのでそもそも選択肢になかったのだ。
建物には管理者常駐ということなので基本的に周辺には立ち入れないと思った方が良いのは良いと思う。
あの谷は入口も出口も封鎖されているのでそもそも選択肢になかったのだ。
建物には管理者常駐ということなので基本的に周辺には立ち入れないと思った方が良いのは良いと思う。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
アウター
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
モバイルバッテリー
GPS(アプリ)
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ(スマホ)
熊鈴
熊スプレー
山用手袋
ビニール袋
保温バッグ
ペットボトルカバー
保温水筒
座布団
ファーストエイドキット
ツェルト
グラウンドシート
テントマット
カイロ
着替え
エマージェンシーシート
スリング120×2
スリング240
スリング400
エイダー
ピッケル
チェーンスパイク
|
---|
感想
先に行こうと思っていた取り付きに予定外に近づけず、
もっと後に取っておこうと思っていた
険し目の謎尾根に挑戦しました。
あまりにワイルドな背中に若干気圧されつつ負けるもんかで登り切りました。
先日のウツギ谷の尾根も狭い所に太い木が立っていたけど、それのもっと狭くて角度がある感じ。
怖いだけではなく発見もある山行でしたが、やっぱりもっと癒されたい…。
2号線周辺は普通には立ち入ることが難しいエリアがありいまだに謎が多いです。
再び解放される日が来るといいな。
コースを絞って歩けたせいか写真も減量できました。
残り容量が気になる今日この頃です。
余談ですが
タイトルに引き寄せられてこの記録を見た人は、峰に七つの道を持つ直登神ケインの使い手かもしれません。
尾根の名をいってみろ!!
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