1日目。
夜明けの相泊を出発。冷え込みで雪は締まっていて、海岸沿いはツボで歩けた。
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1日目。
夜明けの相泊を出発。冷え込みで雪は締まっていて、海岸沿いはツボで歩けた。
カモイウンベ川を渡渉。
SBは無くなっていたが、水量は少ないので海側から飛び石で渡渉できた。
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カモイウンベ川を渡渉。
SBは無くなっていたが、水量は少ないので海側から飛び石で渡渉できた。
スノーシューを装着して尾根に取り付く。
知床岳に登った5年前の同時期よりも雪の量は豊富な気がする。
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スノーシューを装着して尾根に取り付く。
知床岳に登った5年前の同時期よりも雪の量は豊富な気がする。
今回は知床岳には行かず、ポロモイ台地に最短ルートで上がる計画。
緩い樹林帯をクズレハマ川のほうに向かって進む。
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今回は知床岳には行かず、ポロモイ台地に最短ルートで上がる計画。
緩い樹林帯をクズレハマ川のほうに向かって進む。
230m辺りでクズレハマ川を渡渉(支流も合わせて2回ほど)。しっかりしたSBが繋がっていて問題なし。
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230m辺りでクズレハマ川を渡渉(支流も合わせて2回ほど)。しっかりしたSBが繋がっていて問題なし。
200mほど登って・473の西のコルを乗り越し、ウナキベツ川の上流部へ。
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200mほど登って・473の西のコルを乗り越し、ウナキベツ川の上流部へ。
・473西コルを越えると、ポロモイ台地への急斜面が近づいてきた。
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・473西コルを越えると、ポロモイ台地への急斜面が近づいてきた。
450mあたりをトラバース。雪の下地がまだ固く、シューでは歩きづらいのでここはツボで。
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450mあたりをトラバース。雪の下地がまだ固く、シューでは歩きづらいのでここはツボで。
400m付近のウナキベツ川上流部より。青空と白い台地がまぶしい。
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400m付近のウナキベツ川上流部より。青空と白い台地がまぶしい。
台地の南側は急峻な崖になっていて、時折落石や雪崩の音が響いていた。
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台地の南側は急峻な崖になっていて、時折落石や雪崩の音が響いていた。
700〜800mあたりの急斜面。雪は適度に締まっていて、シューの爪が良く刺さる。アイゼンは不要だった。
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700〜800mあたりの急斜面。雪は適度に締まっていて、シューの爪が良く刺さる。アイゼンは不要だった。
この尾根は知床沼〜知床岳への夏道(踏み跡?)の一部。雪が浅い所は古いロープも見えていた。
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この尾根は知床沼〜知床岳への夏道(踏み跡?)の一部。雪が浅い所は古いロープも見えていた。
ポロモイ台地に上がる。前日の雪の影響か、樹氷とシュカブラが発達していて残雪期にしては白さが際立っていた。
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ポロモイ台地に上がる。前日の雪の影響か、樹氷とシュカブラが発達していて残雪期にしては白さが際立っていた。
広い雪原と知床岳に繋がる稜線。
標高800m台とは思えない景色だった。
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広い雪原と知床岳に繋がる稜線。
標高800m台とは思えない景色だった。
台地からポロモイ岳までは意外と遠いけど、カリカリに締まった雪のおかげで踏み抜きも無くスムーズなのはありがたい。
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台地からポロモイ岳までは意外と遠いけど、カリカリに締まった雪のおかげで踏み抜きも無くスムーズなのはありがたい。
もう少し好天が続いてくれたら知床岳から縦走したかった。。
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もう少し好天が続いてくれたら知床岳から縦走したかった。。
ポロモイ岳(992m)到着。これが今山行の最高点。
半島先端部に渦を巻くように流氷が残っていて良い感じだった。
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ポロモイ岳(992m)到着。これが今山行の最高点。
半島先端部に渦を巻くように流氷が残っていて良い感じだった。
下ってポロモイ岳を振り返る。東西に二つのピークがある双耳峰で、どちらも同じくらいの高さに見えた。
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下ってポロモイ岳を振り返る。東西に二つのピークがある双耳峰で、どちらも同じくらいの高さに見えた。
ウイーヌプリへ下り基調の稜線を進む。途中の・947、・763は東側をトラバース。
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ウイーヌプリへ下り基調の稜線を進む。途中の・947、・763は東側をトラバース。
少しずつ近づいてくる半島の先端部。
陽射しが強烈で暑いくらい。樹氷をもぎ取って食いながら歩いた。
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少しずつ近づいてくる半島の先端部。
陽射しが強烈で暑いくらい。樹氷をもぎ取って食いながら歩いた。
半島先端の最後の名のあるピーク、ウイーヌプリ。
この山はかつて山火事で山の半分が焼けたとの記載が山谷にあったが、確かに山頂部だけ植生が薄い気がする。
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半島先端の最後の名のあるピーク、ウイーヌプリ。
この山はかつて山火事で山の半分が焼けたとの記載が山谷にあったが、確かに山頂部だけ植生が薄い気がする。
ウイーヌプリ(651m)到着。
地形図の表記的には「ウィ」ではなく「ウイ」が正当?
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ウイーヌプリ(651m)到着。
地形図の表記的には「ウィ」ではなく「ウイ」が正当?
国後島の山々もすっきり見渡せた。
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国後島の山々もすっきり見渡せた。
アップダウンの続く稜線。知床岬はまだ見えないが、斜里側の文吉湾が見下ろせた。
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アップダウンの続く稜線。知床岬はまだ見えないが、斜里側の文吉湾が見下ろせた。
稜線に拘りはないので、580mコルから北西の沢形を下り、最短で岬を目指す。
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稜線に拘りはないので、580mコルから北西の沢形を下り、最短で岬を目指す。
流氷を横目に、樹林帯をトラバース気味に下っていく。
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流氷を横目に、樹林帯をトラバース気味に下っていく。
熊の足跡も多数。遭遇しないことを祈る。
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熊の足跡も多数。遭遇しないことを祈る。
文吉湾手前にあった鹿柵と、柵を乗り越えるための階段?
ちなみに岬へ進むのにこの柵を越える必要は無かった。
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文吉湾手前にあった鹿柵と、柵を乗り越えるための階段?
ちなみに岬へ進むのにこの柵を越える必要は無かった。
流氷が浮かぶ文吉湾。湾の縁に締まった鹿道がついていて、この辺からはツボで歩けた。
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流氷が浮かぶ文吉湾。湾の縁に締まった鹿道がついていて、この辺からはツボで歩けた。
雪の浅い草原を岬へ。足元は鹿の糞だらけで、避けて歩くのは不可能。
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雪の浅い草原を岬へ。足元は鹿の糞だらけで、避けて歩くのは不可能。
国後島の山をバックに鹿の大群。
じっとしていると鹿の方から距離を詰めてくるのが面白い。
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国後島の山をバックに鹿の大群。
じっとしていると鹿の方から距離を詰めてくるのが面白い。
岬手前のアブラコ湾。ここの砂礫地は岬周辺で唯一野営が許される場所(?)だが、積雪期に敢えてここを選ぶ必要は無い気がする。
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岬手前のアブラコ湾。ここの砂礫地は岬周辺で唯一野営が許される場所(?)だが、積雪期に敢えてここを選ぶ必要は無い気がする。
相泊から11時間弱・・・知床岬に到着!
さらに先端へ行ける所まで行ってみる。
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相泊から11時間弱・・・知床岬に到着!
さらに先端へ行ける所まで行ってみる。
知床の岬に〜
はまなすの咲く頃〜・・・では無かったけど
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知床の岬に〜
はまなすの咲く頃〜・・・では無かったけど
地形図上の記念碑がある所には、それらしき石造りの物体が崩れて転がっていた。
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地形図上の記念碑がある所には、それらしき石造りの物体が崩れて転がっていた。
白黒の灯台の下へ。
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白黒の灯台の下へ。
階段を登って灯台に上がってみる。
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階段を登って灯台に上がってみる。
灯台から見下ろす羅臼側の海岸線も美しい。
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灯台から見下ろす羅臼側の海岸線も美しい。
「知床岬」と書かれたものはこれが唯一?だった。(岬付近に看板が転がっているらしいが発見できなかった)
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「知床岬」と書かれたものはこれが唯一?だった。(岬付近に看板が転がっているらしいが発見できなかった)
碑のようなものが見えたので下ってみると、「國境標」なるものが建っていた。
横には昭和十六年の表記。國境とは北見国と根室国のことだろうか?
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碑のようなものが見えたので下ってみると、「國境標」なるものが建っていた。
横には昭和十六年の表記。國境とは北見国と根室国のことだろうか?
灯台下の樹林帯に幕営し、長かった1日を終える。
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灯台下の樹林帯に幕営し、長かった1日を終える。
2日目。
朝から雨。稜線に上がると雨は止んだが、次第にガスに覆われていった。
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2日目。
朝から雨。稜線に上がると雨は止んだが、次第にガスに覆われていった。
ウイーヌプリから先、ポロモイ岳を越えるまでは濃いガスで視界無し。斜里側からの強烈な風も加わり、辛い帰り道だった。
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ウイーヌプリから先、ポロモイ岳を越えるまでは濃いガスで視界無し。斜里側からの強烈な風も加わり、辛い帰り道だった。
何とかポロモイ岳を越え、台地に上がるとガスは抜けた。陽も差してきて天候は回復。
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何とかポロモイ岳を越え、台地に上がるとガスは抜けた。陽も差してきて天候は回復。
台地の縁で電波が入ったので天気予報を確認すると、翌日も朝から雨か雪らしい。この日のうちに頑張って下山することに。
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台地の縁で電波が入ったので天気予報を確認すると、翌日も朝から雨か雪らしい。この日のうちに頑張って下山することに。
雨と暖気で雪は腐ってズブズブ沈む。下り基調なのにやたらとしんどかった。
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雨と暖気で雪は腐ってズブズブ沈む。下り基調なのにやたらとしんどかった。
海から山へ、山から海へ・・・。
日没くらいの時間に帰還。
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海から山へ、山から海へ・・・。
日没くらいの時間に帰還。
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