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Yamareco

記録ID: 3012017 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 道東・知床

東岳〜ルシャ〜知床岳〜ポロモイ岳〜ウィーヌプリ〜赤岩〜知床岬〜相泊

情報量の目安: S
-拍手
日程 2021年03月13日(土) ~ 2021年03月19日(金)
メンバー
天候前面は非常に長い。樹林限界は低く、この時期でも風は強烈。
アクセス
利用交通機関
車・バイク

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
11時間30分
休憩
0分
合計
11時間30分
S知縁別小学校04:3016:00ルシャ山先Co500付近
2日目
山行
4時間0分
休憩
0分
合計
4時間0分
ルシャ山先Co500付近07:3011:30ルシャ右岸尾根Co500手前
3日目
山行
0分
休憩
0分
合計
0分
ルシャ右岸尾根Co500手前07:3007:30ルシャ右岸尾根Co500手前
4日目
山行
12時間0分
休憩
0分
合計
12時間0分
ルシャ右岸尾根Co500手前04:3016:30ウィーヌプリ手前
5日目
山行
7時間0分
休憩
0分
合計
7時間0分
ウィーヌプリ手前07:3014:30赤岩
6日目
山行
5時間0分
休憩
0分
合計
5時間0分
赤岩09:3014:30ペキンの鼻手前
7日目
山行
10時間30分
休憩
0分
合計
10時間30分
ペキンの鼻手前05:0015:30相泊G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
この春は卒論と引越しで忙しく長期山行は無理かなと思っていたがよく考えるともう学生として、自由に日程を取り長期山行に行ける機会はそう何回もないことに気づき、無理やり日程を空け、羅臼へと車を走らせた。忙しさを言い訳にしてしまうといつか山に行かなくなってしまうのではないかと怖い。日程と天気の都合から前半の縦走はカットして岬を最優先に狙った。

0日目 札幌〜羅臼

ロングドライブで羅臼を目指す。遠軽を超えるといよいよ感がでてくる。斜陽の道東の大地はひどく寂しく、入山をためらわせる。平凡な日常のもつ引力は意外と強い。

1日目 快晴 知円別小学校〜東岳〜ルシャ山〜Co500=C1

明るくなると同時に出発、すぐに国後島からの日の出。ラッセルなく快調だが久しぶりの山で重荷が堪える。Co800あたりで早くも樹林限界となった。稜線でEPに換えてピークまで。快晴の知床連山を一望。硫黄岳がカッコいいが、今日中に樹林内まで降ろしたいので先を急ぐ。上からだとどれがルシャ山なのか非常にわかりづらいので北東に地図見ながら降りた。この斜面は雨と風の影響か、至る所がカチカチに氷化しておりアイゼンの歯が刺さらず恐ろしい。ルシャの手前までくると今度はズボズボハイマツで消耗。なんとかルシャを超えて樹林内まで降ろしてC1。1日目からよく動いた。

2日目 晴れのち曇り、風 C1〜ルシャ二股〜右岸尾根Co500手前=C2

のんびり起きると予想に反してまだ天気が良い。テンバからポンルシャの右岸尾根にあて、そこから二俣へ尾根を辿っていく。
下の方適当におりていると思ったより下流にきてしまい登り返しがしんどい、おまけに渡渉で右足浸水。やれやれ。
尾根を登っていくとなんと500で樹林限界。この辺の風の凄まじさが窺い知れる。この先風の当たらないテンバがあるか微妙で、明日も悪い読みなのでと言い訳して少し降ろして泊まることにする。
明後日が勝負の日になりそうだ。

3日目 風、ガス C2=C3

寝て、少し起きてラジオを聞き、また寝る。
何で腹が減るのか謎。

4日目 快晴のち高曇り C3〜知床岳〜ポロモイ岳〜ウィーヌプリ手前=C4

明るくなると同時に発。相変わらず風は強いが、かかっていた雲が凄い勢いで国後方面へ流れていき、その上空は赤く燃えている。今日の好天を確信し、そのまま進める。一回アイゼンにした。・862北コルは風強く、泊まるならかなり下げたほうがいいだろう。また、そこより前ならちらほら泊まれそうなタンネ帯がある。
ここからの最後の登りはEPにするがハイマツとバリズボでタフ。コタキ川からの吹上も強烈でバランスを取るのが難しい。嫌でも声が出、たまらずスノーシューにする。以降思考ダダ漏れ人間になる。やっとの思いで1182西コルまで登り切り、空身で知床岳アタック。ピークには団体がいたが、言葉を交わすことなくすぐにピークを後にする。しゃべれなかったのか、しゃべりたくなかったのか、よくわからない。ポロモイ台地までは一部細い。台地からスノーシュー。青空の下、白い雪原を1人で駆け抜ける。なんという至福。アイゼンにしてポロモイ岳をこえ、あとは降りるだけとおもいきやまたもテカテカ氷結斜面で時間かかった。やっとウィーヌプリ南の樹林帯に辿り着き、水分をたっぷり取り、死んだように眠る。凄い1日だった。

5日目 曇りのちガス C4〜赤岩=C5〜知床岬アタック

天気悪い。引き続き稜線をすすめるが西風強く、ハイマツトラップと氷結斜面のコラボも相変わらず強烈。ウィーヌプリ以降も面倒な稜線が続いてそうなのでアカイワ川からエスケープし、海岸から岬を目指すことにする。下りも何回かアイゼンにして結構しんどかった。アカイワ川右岸尾根から海岸に出て、岬をアタック。建物マークの少し手前から岬大地へ上がる。そこは強風が吹き荒び、暗雲立ち込める絶望の地。季節風を全身で受け止めながら先端部まで。達成感や感慨は何も感じないが、こうしてこの台地を1人で歩いた情景を忘れることはないんじゃないかと思う。
戻って番屋付近で泊。

6日目 曇り 赤岩〜ペキンの鼻手前斜面=C6

寝坊。今日も天気が悪い。今日の工程はいろんな人がいろんなところで手こずっているのでまとめて巻いてしまうつもりで出る。右岸尾根を登っていき、尾根分岐からメオトタップ川へ下降。以降もゆるいところをまいていくが渡渉はいちいち面倒だった。ペキンの鼻手前まできたところで明日の干潮の時間も考え早めに沈。

7日目 曇り時々雪 C6〜相泊

今日もスッキリしない天気。最後ぐらい晴れてくれればなあと思う。ペキンの鼻付近は急なのでアイゼンにした。ペキン川をギリギリ渡渉で超え、尾根乗っ越しでメガネ岩と剣岩もまとめてまき、モイレウシの河口へ降り立つ。ブルドーザーや軽トラが残置されゴリゴリに人の手が入っていてびっくり。すぐの岩場はfixあり。重荷だと怖いので降りはシュリンゲでザック吊り下げ。そこから巨岩帯。難しいところはないが重いとしんどい。
化石浜の南の入江(トッカリ瀬)は干潮で転石とへつりで通過。観音岩の下降は上部fix埋まっており、雪壁をCd。思ったより急でビビる。下部はfix露出しておりザック吊り下げ。後は歩くだけ。曇天の下を海鳥が舞い、波の音が響く。感動もなにもない旅の終わりだけど、これはこれで知床らしい情景でいいなあと思った。相泊にはなにもなく、トボトボ歩いているとたまたま通った配管屋のおっちゃんが拾ってくれた。ありがとうございました。

この日は道の駅で車中泊。翌日流氷が押し寄せていて驚く。あちこち寄り道しながらロングドライブで帰札。
その他周辺情報峰の湯、セイコーマート
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

写真

サンライズ国後
2021年03月13日 05:43撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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サンライズ国後
5
知床岳方面
2021年03月13日 08:55撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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知床岳方面
3
東岳ピークより硫黄岳
2021年03月13日 11:19撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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東岳ピークより硫黄岳
1
4日目、朝焼けの硫黄岳方面
2021年03月16日 05:56撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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4日目、朝焼けの硫黄岳方面
4
4日目、快晴。
2021年03月16日 06:17撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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4日目、快晴。
3
知床岳方面の台地
2021年03月16日 06:17撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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知床岳方面の台地
1
ピークより
2021年03月16日 11:25撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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ピークより
2
ピークより岬方面
2021年03月16日 11:30撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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ピークより岬方面
3
ポロモイ台地
2021年03月16日 12:41撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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ポロモイ台地
1
ポロモイ岳
2021年03月16日 15:00撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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ポロモイ岳
2
モイレウシ河口
2021年03月19日 08:09撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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モイレウシ河口
3
化石浜の入江1
2021年03月19日 11:39撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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化石浜の入江1
2
化石浜の入江2
2021年03月19日 11:48撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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化石浜の入江2
2
おしまい。
2021年03月19日 13:50撮影 by COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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おしまい。
2
撮影機材:

感想/記録

憧れ続けた知床の峰。この土地は単なる登山のフィールドではなく自然の過酷さと生命の力強さを全身で感じられる場所と思う。また行きます。
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