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Yamareco

記録ID: 7950253
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

身延山地・十枚山登山口バス停から篠井山

1993年01月23日(土) 〜 1993年01月24日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
25.2km
登り
1,387m
下り
1,432m

コースタイム

1日目
山行
5:21
休憩
0:40
合計
6:01
11:26
6
十枚山登山口バス停
11:32
71
十枚荘
12:43
12:53
60
13:53
14:03
61
休憩
15:04
15:14
36
休憩
15:50
6
篠井山頂社務所
15:56
16:06
7
16:13
53
篠井山頂社務所
17:06
16
林道出合
17:22
5
奥山グリーンロッジ
17:27
福士川渓谷家族旅行村
2日目
山行
2:44
休憩
0:07
合計
2:51
7:54
12
福士川渓谷家族旅行村
8:06
46
七つ釜の滝入口
8:52
8:59
18
9:17
23
9:40
16
西熊根バス停
9:56
18
火打石トンネル
10:14
17
富小前バス停
10:31
14
富栄橋
10:45
天候 曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<ゆき>
松本711━916甲府928━1104内船=十枚山登山口

<かえり>
井出1151━1359甲府1402━1439小淵沢1448━1602松本
コース状況/
危険箇所等
当時のガイドブックの紹介コースなので、大垈集落跡までの歩道はフツウに歩けた。
頂上までの北面の上りは、ところどころ雪あり。
頂上からの南面の下りは、一部パリパリに凍ってる。
篠井山頂上。画質悪いです。
篠井山頂上。画質悪いです。
篠井山頂上から富士山。画質悪いです。
篠井山頂上から富士山。画質悪いです。
富士裾野方面。画質悪いです。
富士裾野方面。画質悪いです。
貫ヶ岳方面。画質悪いです。
貫ヶ岳方面。画質悪いです。

感想

 1993年の年明けから春頃までは、山と渓谷社から発行されていた『アルペンガイド別冊 東京周辺の山』というヴィニール・カヴァーの横長のガイドブックをたよりに、中央線や身延線沿線の山歩きにハマってた私。雨乞岳(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4666914.html、これはクルマ利用)、思親山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7900939.html)、そして甲州高尾山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5010569.html)の登頂を終え、次に向かったのは山梨県南部町と富沢町(当時)にまたがる篠井山だった。ガイドブックでは下山路として紹介されていた、今となっては歩くひとがほぼ皆無になったと思われる大垈集落跡への歩道経由で篠井山頂上に至り、今はメインルートといえる奥山グリーンロッジに下りるルート。すでに思親山登山の際に、内船駅から井出駅まで歩き通し、地域の地理について知識を得て、内船駅前から十枚山登山口方面へ南部町営バスが出てて、しかもそれが休日運休だということも知っていた。
 2週前の思親山登山の時と同じ列車を乗り継ぎ、同じ時間に内船駅に到着。駅前から南部町営バスに乗り、十枚山登山口バス停で下車。今でこそパスの発車時間は簡単にネットで調べられるけど、JTBの時刻表に載らないようなマイナー路線はパス会社に電話して発車時刻を確認したものである。11:26にバス停を出発し、大垈集落跡への歩道に入る。登山道としてみると若干荒れてるような感じがしたけど、道じたいは意外にマトモで、大垈集落跡に到着。ここから篠井山への道に入る。最初のうちは全く雪は無く、楽勝登山かと思いきや、猟犬が何頭もウロウロし始めた。やがて猟銃を携えた猟師が何人も道を行き交うようになる…。猟師たちの獲物が何かは知らないけど、間違えられて撃たれないかとビクビクしながらの歩き。登るにつれ、山道の脇に雪をみるようになり、そのうち雪の上を歩くこととなった。ひとが居るなら危なくて猟にならない!…と早々に引き揚げたのか、猟師と猟犬の姿も全くみなくなったなか、ひとり黙々と篠井山の頂上を目指す。15:50に、久しぶりの建造物となる篠井山神社の社務所に到達。ここまで来たら頂上はすぐで、15:56に篠井山頂上に着いた。頂上は東側が開けてて、富士山や富士川方面がみえた。
 もう午後4時なのであまりゆっくりはしていられない。社務所まで戻って、福士川(旧・富沢町側)のほうへ下りる。上りの道は北面だったため雪に苦しめられたけど、この南面の道は雪こそ無いものの、雪解けの水が凍ったのか凍結箇所があちらこちらにあり、全く気の抜けない下りになった。林道に出た時には緊張から解放されて、ホッとした。この日は福士川渓谷家族旅行村でテント泊。テントのなか、ラジオで聴いた八木 誠センセイの『全国ポピュラー・ベストテン』で、ミック・ジャガーの新曲の“Sweet Thing”が紹介されていたことだけミョーにハッキリと憶えてる(苦笑)。
 翌日は井出駅まで車道歩き。平日または土曜なら徳間からバスがあるけど、この日は日曜日(苦笑)。徳間バス停を過ぎ、なおも川沿いに歩いてると目についたのが、『オウム真理教、進出反対』といった内容の看板の数々。後に世間を騒がせる地下鉄サリン事件はこの2年後のことで、まだ富沢町にオウム真理教の施設の富士清流精舎が建築される前だった。約2ヶ月後に高ドッキョウに登るため、またこの地を訪れることになるけど、住民の反対運動の声も馬耳東風だったんだろう、すでに富士清流精舎が建っていた。石合橋バス停を通過し、しばらくは福士川に沿った人家まばらな地域を行くけど、やがて西根熊バス停あたりで民家のあるあたりに出て、火打石トンネルを抜け、国道52号(旧道)沿いの富河小学校の横を通り、富栄橋で富士川を渡る。県道10号を南下し、ほんの2週ほど前に来たばかりの井出駅に10:45に到着。この頃はまだ広い旧駅舎が健在で、電車までの待ち時間が1時間以上もあるのをいいことに、駅舎内でお湯を沸かしてラーメン喰った。こんな輩が居るから、JR東海も立派な駅舎を解体して今ある簡易な駅舎に改築したんだろう(苦笑)。
 1月だというのにほぼ無雪期登山が出来る貴重な山ということで大いに気に入ったのか、1996年の時点では『一番印象深い山旅』に挙げていた(ことすら、今では忘却の彼方だったが…苦笑)こともあり、この3年後に再訪(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3981479.html)を果たすことになる。

(2025.6.8・記)

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