青笹山〜上徳間黄金街道


- GPS
- 08:24
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,443m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:24
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
渡本(どもと)バス停で下車。 ※東京方面からこのバスに乗る方法は、6時新横浜始発のこだまに乗るor前泊の2択です。この日の私は駿河健康ランド(興津)発。 なお徒歩で登る途中に有東木行きバスの有東木を通りますが、このバスは本数が少なく朝の便がないため登山には不向きです。 (参考)新宿からの各駅運賃 \3,941 ・小田急線 \901 ・JR小田原〜静岡 \1,690 ・しずてつバス \1,350 ちなみに前泊等のためJR途中下車する場合は、分割区間により最大150円ほど運賃増減します。 ◆帰り:JR身延線井出駅17:05〜富士17:55〜熱海18:43〜小田原19:18 参考まで、井出駅発富士方面の電車は以降18:06、19:22、20:40、21:51です。 新宿まで帰る場合、各駅なら19:22、新幹線利用で20:40が終電になります。 運賃はJR1,690円+小田急901円で2,591円。 ※私自身は利用したことがありませんが、南部町営バスの徳間行き路線が利用できます。 徳間発は13:43、16:31があり、どちらも富沢で一旦終点になりますが歩きかなんらかの乗り継ぎで井出、内船、十島のどこかには行けます。 ただし日曜日は運休です。 <以前のレコのコピペ:東京からの行き方> ・新横まで行って新横を6時に発車する新幹線ひかり533号(鉄ご用達の変則運行始発ひかり)に乗れば、静岡6:41着で始発バスに余裕で間に合います。 ・各駅のみで行く場合は1本後の8:33静岡駅前初のバスになります。 ・平日の場合は静岡駅前8:05発のバスが始発です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
本日のルートは車道(ロード/林道)、登山道のミックスです。車道:登山道は7:3くらい。 ◆青笹山について ・渡本バス停〜葵高原まで車道歩きです。葵高原からも登山口入口まで少々林道歩き。登山口入口は普通のわさび田の作業道、目印小さくてわかりづらいです。私含め気付かず行き過ぎているレコ多数。 ・青笹山まで普通の登山道、手が入っていて歩きやすいです。無名ノ峰〜青笹山間の稜線上は笹原で眺望良いの快適な道。 ・青笹山から徳間方面への下山について、当初計画では山頂から直接田代峠へ降りる東尾根(現在崩落のため基本通行止)を予定していましたが、刈り払われていない深い藪にチャレンジした結果時間・リスク的に無理と判断し撤退、その後細島峠からの下山に転進しました。詳しくは感想欄にて。 ・細島峠から奥山温泉への下山路はこの時期の前に通過する人は少なそうで、踏み跡薄く崩れやすい石の下降ですが、普通に通行できる一般ルートです。道はわかりづらいがピンテ豊富。 ◆徳間について ・徳間バス停までは一般道で下山。篠井山登山でも通る道です。 ・上徳間林道は大部分が東海自然歩道の一部に指定されています。上徳間集落まで舗装路、その上は未舗装の車道林道です。ミツマタ群生地はこの未舗装区間にあります。 ・上徳間峠からの下山には林道をショートカットする東海自然歩道の登山道を利用しました。意外と急坂で谷側怪しいトラバースがあります。 ※坂本バス停以降は東海自然歩道を外れて一般道で井出駅まで歩きました。 【本レコを参考にされる方(います?)へ】 ・けっこう時間がシビアなのでよほど強い方orトレランでないとバッタバタハイキングになろうかと思われます。ヤマレコのらくルートで19時に井出駅に着くためには×0.7が必要です。 ・私は速くも強くも無い一般ハイカーで、一般登山装備(notトレラン)です。ただ難易度的に特別なことは何もないのですが、17時の電車に乗りたかったのと、青笹山の下山でリルートしたのでリカバリのため一部車道区間に関しては走っています。この日は休憩時間完全ゼロで出発から井出駅到着まで8時間一度も腰を下ろしていません(おすすめしません)。 ・余裕のあるハイキングを楽しみましょう〜 ★追記:青笹山だけが目的であれば、土曜日に徳間バス停ゴールで予定を組めば18km、体力度4程度で時間にもゆとりがある普通のハイキングになります。参考まで。 |
その他周辺情報 | ・渡本バス停には自販機が1台あります。有東木には商店ありません。 ・奥山温泉を通ります(この日、私の他におひとり同じルートの方がいらっしゃって、奥山温泉で1泊してのんびり井出まで歩くと仰っていました。正しいと思います) ・井出駅までの間にあるお店は、南部町役場周辺に道の駅とみざわ、ウェルシア、Aコープ、ローソン1件。ウェルシアに静岡の地ビール地チューハイ缶いくつかあります。 |
写真
しかし会員登録(無料)で確実に年一回は無料で一泊できる施設、既にかなりハイレベルな福祉である
悪戦苦闘しながらなんとなく嫌な予感がして戻ろうとしたらぜんぜん登り返せないwww
1.細島峠まで北上して一般ルートで徳間へ降りる
2.それでも巻けないようならば、タイムリミットを決めて渡本に撤退、静岡に戻って飲んで帰る
ということで20分で細島峠に着きました。リカバーのためにダッシュしたのでこの間写真ありません。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
安部東陵の青笹山(オクシズに2つある青笹山の低くて有名なほう)に行きました。
山梨南部を回っていたときに気になっていた山であり、車ならば静岡から手軽に登れる景色の良い山ということで自分の中の宿題のひとつだったのです。手軽なのはあくまで車で行くならば、ですけどね。
そして、以前十枚山に登った時も安倍川から身延線に抜けるというルートを取ったので同じ要領でルートを作り一か月前に前泊で向かったのですが、降雪で最寄りバス停までたどり着けず真富士山に転進したのでした。実にアプローチが核心部案件だ。
南部町の山々に通っていたときに徳間行きのバスのことは把握していたので、帰りはバスもあるな、と思いつつ、歩いて帰るなら徳間の黄金街道と呼ばれるミツマタ群生地にも寄り道できるなと欲が出て結局30km以上のルートになりました(ちなみにこのバス日曜運休なのでどっちにせよ乗れなかったのですけど)。実に下山後移動が核心部案件だ。
青笹山は良い山ですね、その名の通り青笹に覆われた稜線は展望が広くて美しいです。前の日に寒波と大雨で木々に大粒の樹氷が付き、翌日一気に暖かくなったせいでちょうど私が通過した時間、桜吹雪のように氷が舞い落ちるとびきりのお花見ができました。登山道自体はじめじめして地味ですけど、ふもとの有東木のワサビ田は実に見事で山に登る前から大満足。苔むす石を縫って歩く道はこの地域で得られる独特の雰囲気にあふれています。
徳間のミツマタ群生地も良かったです。(場所が不便なので)知る人ぞ知る上徳間の黄金街道は総面積の広さ以上にミツマタの花の密集度が素晴らしく、空まで遮るもののない一面黄金色の横断幕が掛かっているようでした。
ペースを落とせなくてあくせくした一日だったけど、欲張った分いろいろ楽しめて満足です。
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<以下、自分用メモ:青笹山東尾根撤退からリルートの判断について>
全然難易度的に大したことではなく誰かの役に立つような希少性のある情報ではありません。自分が読み返す用のメモです。
・青笹山から徳間へは、細島峠ルートではなく田代峠へ下降した後東海自然歩道で降りるルートを計画。理由は、以前高ドッキョウが気に入ってこの尾根を繋げて歩きたいと思っていたことと、ヤマレコでも最短ルートとして優先的に案内されるため。
・この区間崩落があって通行止め(扱い)であることは事前に調べて把握していた。それもあって冬季明けで刈払いがされていないことは予想通り。
・青笹山から田代峠へ向かう尾根を降りようとするが案の定背丈以上の笹藪でまともな道が無い。恐らく今シーズンここを通った人は数名のみっぽい。踏み跡が無くても藪漕ぎすれば降りられるが本気でもがいてやっと10m進めるような状態なので時間が掛かるし今日は藪漕ぎ装備ではないので濡れる。
・2〜300mほど進めば尾根上に道らしきものがあるのは見えたので、行けばおそらく行ける自信はあるものの、今日は時間に余裕が無いことのほうが心配。タイムロスが不安になって一旦引き返してみる⇒登り返すの超たいへんじゃねーかこれwww
・もう少し南の藪の間からもう一度チャレンジするものの状況変わらず。一旦どうしようか考える。降りられることには特に不安は無いが、万一この先で再度同レベルの藪があったり、崩落地が想像以上に悪くて進めなかったりした場合帰りに支障が出ていろいろマズイ(+焦って本当の意味で帰れなくなったりするのはもっとマズイですよ〜)。
・もう春だし、南部の山で恐れられるあいつらが出現して流血の事態になるのも嫌だ。。
↓
・深追いするのはやめて15分で撤収、ひとまず早歩きで戻りながらどうするか検討
↓
・俺内会議の結果、
1.細島峠に北上して一般ルートで(タイムロス無く)降りられるか確認する
2.安全に、素早く降りられそうか降下後15分で判断する。降りられそうだったらそのまま続行
3.万一、18時台の電車にも間に合わない時間になりそうだったら登り返して葵高原に撤退。安部線バスはまあまあ本数あるので静岡に戻ってまぐろかおでんで一杯やって帰る、それはそれでいっか
と言うことにした。
もともと不安になるような要素は無いし、結果的に特に何の問題も無くて良かったんだけど、やっぱし山は巻き前提・休憩時間なしであくせく歩くよりものんびり歩いて気に入った場所があったら腰を下ろしてコーヒーを飲んでいくくらいのほうが好きですよ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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どんどんエクストリームさがエクストリームになっていってもうどれくらいムリなのかよくわからない感じですw
公共交通機関の限界に挑戦するYoutuberになったらどれくらい需要あるんでしょう。私は見ます。
とおこがましくも素直に認められるのは、山行が実力的にエクストリームなわけではなくて(一つ一つの山じたいは基本初級ハイキングコース)、アプローチがやたら大変だからなんですよね。まさにアプローチが核心部。。
公共交通機関でなんとか行ける場所に!と思いながら行ったことの無い山に行こうとすると、どんどんアプローチのエクストリーム度が増す一方なんですよね、近所にいい山生えてこないものでしょうか!?
公共交通機関系ハイカーYoutuber、需要あります……よね!?目指せかほちゃんとスーツ交通の良いとこ取り!
ちなみに、公共交通機関を使う環境意識高い系登山"ブロガー"ならば、オオツキさんの「週末は山を目指す」がおすすめです。
https://syumatsu-yama.net/
超えましょう、かほちゃんを!
※ただし、かほちゃんを超える前にチャンネル登録者数2番手のMARiA姉さんを超えなければなりません。彼女、完ソロ+公共交通機関ガチ勢なんですよね。。
青笹山は近々訪れたいと思っていましたので参考になります。
(以前徳間峠からの下山で地獄を味わったのでこの山域は侮れない)
中々の距離、エクストリームですね〜
当方は車でちょいと位に思っていますよ。奴らが出る前に行きたいです。
上徳間のミツマタ、まだまだ見頃ですね〜天気に恵まれたようで何よりです。
自分と時は🐸は水たまりに少しだけでしたが雨上がりだと中々の量ですね。踏んでしまったらひっくりかえる🐸ですね
安部東稜は静岡までの主脈も、青笹山から高ドッキョウ間もたいへん興味があったのですが、徳間峠周辺の一帯は崩れっぱなしで復旧もされていないんですよね。。同じ東海道海近の山域なのに丹沢との整備の差はなぜなのか、奴らの発生量勝負なら丹沢すら相手にならないのに!(なんでこんなに水生生物が多いんですかね、やはり水分豊富なのでしょうか)
安倍川から富士川まで横断して無理やり公共交通機関ハイキングの体にしましたが、距離はともかく大部分車道歩きですのでほとんど移動区間みたいなものではあります。マイカー利用で葵高原からの周回、ちょいとと言いつつ見どころもありますし山頂でのんびりするのにも本当に良いと思いますよ!むしろそのほうが正しい気がします。
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