北九州国定公園 足立山系縦走

2016年01月11日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.9km
• 登り: 770m
• 下り: 769m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:10

9:00 スタート地点
10:00 砲台山
10:20 妙見神社（上宮）
10:20 妙見山
10:40 足立山（霧ヶ岳）
10:50 三叉路分岐
11:30 小文字山
11:50 12:10 昼食
12:30 砲台山
13:10 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

JR安部山公園駅　西鉄バス安部山公園折り返し終点　
4番カーブ登山口から入山

コース状況／危険箇所等

砲台山→妙見山→足立山→小文字山→砲台山→下山
特にありません

その他周辺情報

北九州国定公園の皿倉山や平尾台へは約一時間で行けます

写真

1/11 9:09

安部山公園から妙見神社へ抜ける慣行道路の4番カーブが登山口となります　数台の路駐が可能です

1/11 9:09

4番カーブ登山口
ここから砲台山を経て小文字山や足立山へ
足立山の山頂を抜けて戸ノ上山へ

1/11 9:30

海岸線に近い足立山系は、複雑な地層をしています。
この山系でも見られる石灰岩は広く秋吉台までつながっています。この石には石灰岩へ花崗岩が貫入しています

1/11 9:31

太平洋プレートの移動によってハワイ諸島付近から移動して来た堆積岩の石灰岩です。

1/12 7:46

石灰岩はもろくてクラックに水分が進入して気温が下がると水分が凍り体積が膨張してクラックを広げるためこうして崩落することがあります

1/11 9:33

こうした付近では速やかに移動しましょう

1/11 9:28

山を愛する気持ちは人それぞれですが、こうした行為は山にとってストレスになります。神社の参道のごとく竹ぼうきで落ち葉を掃く人がいます

1/12 7:46

登山道を整備して歩きやすくすることは、一見するとありがたい行為ですが、これでは生態系を保持できなくなります。一次生産者を育てるためには微生物の育成が必要です。落ち葉の下では多くの微生物が有機物を土に変える作業をしています

1/12 7:46

これが本来の登山道です。落ち葉が堆積して微生物が活動して、土を作ります。そこで一次生産者の小さな動物や昆虫が育っていき生態系を保持していきます

1/11 10:03

この時期赤い実が目を引きます

1/11 9:55

アオキの赤い実が枯れ木の林にアクセントとなっています

1/11 9:55

砲台山には、戦時中の砲台陣地の跡が見られます。戦争体験者からここに設置した高射砲ではB29に届かなかったと言われています。更にこの砲台陣地から高射砲はほとんど発射しなかったともいわれています。

1/12 7:46

砲台山への最終アプローチ　登るとすぐに大きな反射板があります。国交省の管轄する電波の反射板です

1/11 9:58

竹藪を抜けるとそこが砲台山の山頂です

1/11 9:58

442m　

1/11 9:59

山頂から見える左が妙見山　右が足立山

1/11 9:59

南に平尾台の貫山711mが見えます

1/11 10:03

砲台山を足立山へ進むとすぐに妙見神社への分岐があります。妙見神社には登山者用に駐車場とトイレがあります。

1/11 10:03

妙見神社から登ってくると右に進む砲台山を踏んで一旦ここに戻ってきて妙見山と足立山へ向かいます

1/12 7:47

新しい盗掘現場です　こういった行為をする人も山を愛しているのでしょうか？ここで咲いている花を探してくる登山者もいることでしょうに・・・残念です

1/11 10:10

更に進むとこの分岐に出ますが、左が足立山方向　右は葛原神社へ出ますが登山者が少ないため登山道は荒れています　あまりお勧めしません

1/12 7:47

1/11 10:10

分岐に書かれている足立山の赤い文字

1/12 7:47

次の分岐は妙見神社の上宮・妙見山と右折して足立山への道です。ここは安全祈願を上宮で行って足立山へ行きましょう

1/12 7:47

不規則な石段を登ります

1/11 10:18

すぐに鳥居が見えてきます

1/11 10:19

静かな上宮

1/12 7:48

今年の安全登山を祈願する

1/12 7:48

台風で傷みつけられたこまいぬ

1/12 7:48

こまいぬ

1/11 10:21

上宮の裏にあった小屋は台風で全壊です

1/11 10:22

上宮に向かって右に登るとこの道標にぶつかります。左は小文字山へ　右が足立山です

1/11 10:24

この三叉路分岐に出てきます。

1/11 10:24

大きな案内板が設置されています

1/11 10:25

400mの急登を楽しみましょう　夏は地獄の急登です

1/11 10:36

山頂には数名の登山者が休憩していました

1/11 10:37

足立山の山頂から貫山が望めます

1/12 7:48

一等三角点の足立山597.8m　三角点が設置されている山頂では地図の小数点がつく標高表示がされます。逆にいううと小数点の標高表示があるということは三角点が設置してあるということです。現在では三角測量は行っておりません。

1/11 10:38

小倉北区を望む

1/11 10:47

三叉路に戻り小文字山を目指します

1/11 10:50

陸自が整備する防火帯が小文字山へ伸びています

1/11 10:50

遠くに戸ノ上山が望めます

1/11 10:52

足立山から2kmで小文字山へ

1/11 11:03

気持ちの良い縦走路

1/11 11:08

小文字山への最大の急登

1/11 11:12

これも困った行為です。ここを耕して植物を植えるのでしょうね。もしかするともう種を巻いているのかも。これは生態系を壊しますので環境省へ報告して撤去します

1/12 7:50

ヤブツバキが赤い花をいっぱいつけています

1/11 11:13

今回見つけた唯一の花でした

1/11 11:26

小文字山の山頂に到着です

1/11 11:26

大々的に耕作しています。これでは植物の生態が変化してしまいます。これは公園法の違反になります。この地点が北九州国定公園に属するかは不明ですが、保護地区になっています。

1/11 11:27

小倉の街がぼんやりと見えます

1/12 7:50

ここを下るとメモリアルクロスに出ます。霊園が近くにあります。

1/11 11:27

さて、砲台山へ戻ります

1/11 11:49

やぶの中に作業所のような工作物がありました。

1/11 11:49

木々を集めてここで何らかの作業をする準備でもするのでしょうか？ここも撤去です。自然は国民全体の財産です。個人で自然に手を入れる行為は認められません

1/11 12:17

防火帯から妙見山を望む

1/11 12:31

足立山への三叉路に戻ってきました

1/11 12:39

神社への分岐

1/11 13:07

下山しました

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 2000 IS Canon

感想

kanta706

久しぶりの足立山系巡視でしたが、個人耕作など多数の報告事項がありました。山を愛するとはどういうことなのかを啓蒙することが大切だと認識しました。自然公園法では国立公園・国定公園・特別保護地区などでのすべてのものの移動を禁止しています。人が手を加えることはできません。
適切な保全活動は自治体やNPOでおこないます。不具合を発見の際は市町村へ連絡をおねがいします。