記録ID: 7966364
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無雪期ピークハント／縦走
九州・沖縄
雲仙・普賢岳(橘神社から九州自然歩道）
2025年03月31日(月) [日帰り]
長崎県
tanno1967
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,853m
- 下り
- 1,225m
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日帰り
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:03
前日午後8時くらいにレンタカーで雲仙温泉についたが、気温は0度前後で風が強く、温泉で温まった後でも、短時間外に出ただけで震え上がってしまうような寒さだった。
当日も午前中は曇りで風が寒く、昼頃からようやく晴れてきた。
雲仙温泉の宿に車を止めて、朝6:10発の諫早行きのバスで出発して、橘神社前には6:51についた。この便は平日運航で、休日には午前9時頃まで運航していないので注意してほしい。
橘神社前から田代原までは、九州自然歩道として整備されており、千々石断層という断層崖を上がって、それに沿って田代原まで歩いて行くのだが、自然歩道の開通(1980年）以来時間がたっているうえ、歩く人が少ないこともあって少し荒れ気味だ。
一方田代原は素晴らしい山間の乾燥湿原で、一部牧場になっていたり、伐採のチェーンソーの音がうるさかったりはしたが、歩いていて気分が良く、雲仙の奥深さを味わった気分だった。
九千部岳は登りたかったが、体力と時間の兼ね合いを考えて頂上は踏まなかった。
第二吹越から国見岳方面へは標高差400mほどの登りで傾斜もあるが、足場がしっかりしているので高度が稼げる。すでに疲れていたが1時間弱で登り切った。
国見岳直下から鬼人谷口は登山道が崩れている個所があるので初心者は避けるべき。
普賢岳の頂上からは、いまだに小さく噴煙を上げている平成新山が間近に見えた。
国見岳直下に戻ってから妙見岳、仁田峠までは問題なし。仁田峠から妙見岳下までのロープウェーは営業しているようだったが、時間間隔は結構あいている感じだった。仁田峠からは階段状に整備された道を下る。最初のうちは石がゴロゴロしているところもあるが、もっと整備された道に出るとすいすい下れる。ミヤマキリシマ群落を横目にゴルフ場の脇を過ぎれば温泉街は近い。
当日も午前中は曇りで風が寒く、昼頃からようやく晴れてきた。
雲仙温泉の宿に車を止めて、朝6:10発の諫早行きのバスで出発して、橘神社前には6:51についた。この便は平日運航で、休日には午前9時頃まで運航していないので注意してほしい。
橘神社前から田代原までは、九州自然歩道として整備されており、千々石断層という断層崖を上がって、それに沿って田代原まで歩いて行くのだが、自然歩道の開通(1980年）以来時間がたっているうえ、歩く人が少ないこともあって少し荒れ気味だ。
一方田代原は素晴らしい山間の乾燥湿原で、一部牧場になっていたり、伐採のチェーンソーの音がうるさかったりはしたが、歩いていて気分が良く、雲仙の奥深さを味わった気分だった。
九千部岳は登りたかったが、体力と時間の兼ね合いを考えて頂上は踏まなかった。
第二吹越から国見岳方面へは標高差400mほどの登りで傾斜もあるが、足場がしっかりしているので高度が稼げる。すでに疲れていたが1時間弱で登り切った。
国見岳直下から鬼人谷口は登山道が崩れている個所があるので初心者は避けるべき。
普賢岳の頂上からは、いまだに小さく噴煙を上げている平成新山が間近に見えた。
国見岳直下に戻ってから妙見岳、仁田峠までは問題なし。仁田峠から妙見岳下までのロープウェーは営業しているようだったが、時間間隔は結構あいている感じだった。仁田峠からは階段状に整備された道を下る。最初のうちは石がゴロゴロしているところもあるが、もっと整備された道に出るとすいすい下れる。ミヤマキリシマ群落を横目にゴルフ場の脇を過ぎれば温泉街は近い。
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
橘神社から弘法原（断層崖の上、標高227m地点）までの道は少し分かりにくく、歩かれていないため荒れている。 国見岳直下から普賢岳方面への道は「通行禁止」となっているが、登山道の一か所が崩れているだけで、山慣れた人なら簡単に巻ける。 |
| その他周辺情報 | 雲仙温泉では日中なら日帰り入浴、食事等の場所には困らない。 |
写真
雲仙岳の西麓、千々石集落の標高50m付近にある橘神社から歩いた。長崎県内では長崎市の諏訪神社(おくんち祭で有名）の次に参拝者が多いそうで、参道には桜が満開だった。前日が祭礼で人出が多かったそうだが、朝七時の境内は寒く、花見どころではなかった。
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雲仙岳の西麓、千々石集落の標高50m付近にある橘神社から歩いた。長崎県内では長崎市の諏訪神社(おくんち祭で有名）の次に参拝者が多いそうで、参道には桜が満開だった。前日が祭礼で人出が多かったそうだが、朝七時の境内は寒く、花見どころではなかった。
日露戦争で壮烈な戦死を遂げた「軍神」橘周太中佐はこの辺りの出身で、神社は彼を祀っている。島原半島と長崎半島の間にある橘湾も彼に因んで名づけられたという。橘中佐のことは、石光真清の手記4部作に鮮やかに描かれている。因みに神社のある千々石集落は、「天正遣欧少年使節」の一人、千々石ミゲルの出身地で、関連の史跡もある。
日露戦争で壮烈な戦死を遂げた「軍神」橘周太中佐はこの辺りの出身で、神社は彼を祀っている。島原半島と長崎半島の間にある橘湾も彼に因んで名づけられたという。橘中佐のことは、石光真清の手記4部作に鮮やかに描かれている。因みに神社のある千々石集落は、「天正遣欧少年使節」の一人、千々石ミゲルの出身地で、関連の史跡もある。
橘神社から7−8�辧�標高600mの田代原まで来ると、麓からは遠かった九千部岳（くせんぶたけ、1056m）も間近に見える。九州自然歩道は山頂近くの鞍部を通っている。
橘神社から7−8�辧�標高600mの田代原まで来ると、麓からは遠かった九千部岳（くせんぶたけ、1056m）も間近に見える。九州自然歩道は山頂近くの鞍部を通っている。
田代原からみる鳥甲山（822m）。田代原は山に囲まれた魅力的な場所(乾燥湿原？）で、今回は行かなかったが、鳥甲山の麓には寿妙院という、尼さんがおられる寺があり、境内に泊まって様々な体験をすることもできるのだとか。
田代原からみる鳥甲山（822m）。田代原は山に囲まれた魅力的な場所(乾燥湿原？）で、今回は行かなかったが、鳥甲山の麓には寿妙院という、尼さんがおられる寺があり、境内に泊まって様々な体験をすることもできるのだとか。
田代原から九千部岳の肩を通って一旦車道に降り立ち、標高差にして50mほど登ると第二吹越(吹越とは、風が吹き超える峠という意味）と言われる峠のトンネルがあり、その右手が登山道の入口になっている。ここから道は、正面左の国見岳(1347m）直下の鞍部を目指して登っていく。
田代原から九千部岳の肩を通って一旦車道に降り立ち、標高差にして50mほど登ると第二吹越(吹越とは、風が吹き超える峠という意味）と言われる峠のトンネルがあり、その右手が登山道の入口になっている。ここから道は、正面左の国見岳(1347m）直下の鞍部を目指して登っていく。
国見岳を目指して上る途中から振り返る九千部岳。なかなか良い形だ。その右には諫早の北にある経ヶ岳(1076m)、多良岳(996m)の山塊が見える。
登りついた国見岳頂上から見る平成新山(左、1483m）と普賢岳(右、1359m）
国見岳から見る妙見岳(1333m）。雲仙は複雑な火山で、中央火口丘の普賢岳・平成新山の回りを国見岳や妙見からなる外輪山が囲み、その外側にも多くの峰がある。
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国見岳から見る妙見岳(1333m）。雲仙は複雑な火山で、中央火口丘の普賢岳・平成新山の回りを国見岳や妙見からなる外輪山が囲み、その外側にも多くの峰がある。
普賢岳から振り返る国見岳。国見岳への登りが急傾斜であることがよく分かる。この個所には鎖場が2か所ほどあった。
感想
コロナ禍やら仕事やらでなかなか時間がとれず、山行は控えつつ、ジョギング等で体力維持に努めてきましたが、佐世保と長崎に出かける用事があったので、佐世保では町の裏山とも言うべき烏帽子岳に登り、長崎で用事を済ませた後雲仙に出かけることにしました。
その前の週に東京では夏日になったりしていたので、すっかり春の山を想像して行ったのですが、寒の戻りがあり、31日も午前中は結構寒めでした。幸い昼頃からは晴れてきて、頂上では寒さに凍えることもなく、外国人の登山者と話したり、楽しく過ごせました。
長いブランクの後なのでよせばいいのに、つい癖が出て長いコースの計画になりました。体力的には多少の余裕を残して降りてこられ、長丁場の後の熱い温泉でのひと風呂は極楽そのものでしたが、その後間髪を入れずに空港までドライブし、その日のうちに帰京する、という日程は慌ただしすぎました。雲仙からは阿蘇を眺めるのを一つの楽しみにしていたのですが、国見岳や普賢岳、妙見岳からは平成新山が邪魔になって見えませんでした。仁田峠辺りからは見えたのでしょうが、先を急いでいたので見損ねてしまいました。
橘神社から田代原までの道は、(通るには問題ありませんが）少し寂れた感じで、特に景色が良いわけでもないので、あまりお勧めできません。田代原から雲仙温泉までのコースにすればお勧めできるコースになりますが、田代原へは車でないとアクセスが悪いので、車2台で来て雲仙温泉に1台止めて、もう1台で田代原に向かうのが良いかもしれません。
また雲仙を訪れる機会があれば、温泉を拠点に周囲を散策したり、車で田代原を訪れてゆっくり散策を楽しんでみたいと思いました。
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