山岳部族に縛られ連行された@ミンダナオ島

- GPS
- 26:46
- 距離
- 147km
- 登り
- 3,033m
- 下り
- 2,694m
コースタイム
- 山行
- 1:27
- 休憩
- 7:36
- 合計
- 9:03
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 7:32
- 合計
- 17:31
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ポンポン村から追い返された後、麓の町まで降り宿に泊まった。けんじりさんが地元のセブンイレブンのおばちゃん伝いに見つけたところだ。その宿で作戦会議をした結果、山塊の東面から入渓しようということになった。現地で雇ったバイクタクシーを乗り継ぎ、遠征5日目にしてようやくパンライサン村にたどり着いた。スコールが降りしきる中、村を素早く通り抜けて入渓する。
途中の詳細は略すが、映画アバターに出てきそうな深いジャングル、超巨大滝・悪絶ゴルジュなど、未踏沢登りの片鱗を味わった。どれも地形図や航空写真の事前情報では判別しなかった地形で、生で見れて良かったと思う。
さて問題の捕縛であるが、普通に死ぬかと思った。銃を持って眼が血走った奴に銃を突きつけられる経験は、あまりに「生と死の分岐点」である。現地人に銃を突き付けられながら後ろ手にキツキツに捕縛されたときなんかは、このまま処刑されるのかな、と一言では言い表せない感情であった。
その後、銃持-目血走奴も多少落ち着いてきて村人がさらに何人か来た段階で、移動することになった。目的地が分からないまま、後ろ手に縛られた状態でのノーハンド沢下降と崖沿いのトレッキングはちょっと怖かった。
村に着くと夜遅くにも関わらず、村人勢ぞろいであった。そこから車で地元の役場まで移送されて取り調べを受けた(写真参照)。取り調べ後は、山中の村から麓の警察署までさらに移送された。施設の屋外食堂で寝ることになった。我々に寝床を取られた野良犬たちが、不満そうに吠えかけてくる。無視して熟睡。
人生は、いつも想定外のことが起きる。
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