P1,035.1 太平山と白子森の間の山へ

- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 10:43
天候 | くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
斜面の大崩落は高さ50m以上、幅100m以上に感じました。三内川の川岸を歩きましたが、いつ土砂崩れの直撃があるかもしれず、お勧めはできません。 ログが取れておらず、ルート図は手書きです。 |
写真
装備
個人装備 |
スパイク長靴。
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感想
下山時、最後の詰めを誤り、滝のある沢に下りてしまった。一つ一つ小ピークや尾根の分岐等を確かめつつ下ってきて、後はもう真っすぐ下りれば井出舞沢に到着する、うまく渡渉できればいいが・・などと考えていて、傾斜がどんどん急になったのに、そこで立ち止まらなかった。危機感は無かったが、多くの遭難事例はこのようにして発生するのだろうか。
写真40番の地点で立ち止まり、左手を見ていれば、下るべき尾根が見えていただろう。写真40番の支尾根は急激に沢に向かって落ち込み、爪の無い靴では滑落していた。幸い沢の対岸に残雪があり、沢を渡ってから慎重にトラバース。その後再び急斜面を沢に下りて、左岸側の作業道跡と思しき所を歩き、間もなく井出舞沢に下り立ったのだった。
当初は白子森に登り、可能ならば秋田市・上小阿仁村境界稜線を西へ、P1,035.1まで縦走したいと考えていた。しかし秋田市は前日にも雨が降り、当日は放射冷却もなかった。長い林道歩きは踏み抜きが多く、朝の光が当たって白く輝く井出舞沢右岸側の稜線へ登ることを優先することにした。白子森へ登るという強い気持ちが足りなかったのだ。
スマートな三角形のP940までは登りたい。雪面は軟らかいが、高さが増すにつれ、リズムが取れるようになってくる。白子森の重量感溢れる姿が素晴らしい。次はp1,035.1まで登る。太平山の見える南西側で休憩。西側や南側から見ると可愛い御衣森(みそもり)が、険しい東面を見せている。
P1,035.1からの下山にとった南側の尾根は素晴らしいブナ林で、下りるのがもったいなかった。さらにP514のある支尾根ではヒノキなどの針葉樹の大木が多く、太平山地の豊かさを改めて味わうことができた。踏み抜きに体力を削られ、失敗もあったが、いい山歩きだったなと思う。
コメント
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15キロ×10時間余、早朝からの山歩き大変お疲れ様でした。
白子森の圧巻の勇姿はやはり感動的ですね。所々のブナ樹林も美しく素晴らしいルートでした。
今回の下りルーフアンでは支尾根や分岐が結構複雑な様子でしたが、難なくこなす辺りは流石にこのエリアを熟知されているkamaさんならではの技ですね。
未踏ルートの下りは何が出現するか解らないので、短くても勇気を要するものです。
長い林道歩きに嫌気がさして、井出舞沢右岸側の尾根に取りついてしまいましたが、そちらはそちらで良かったです。いろんな新鮮な発見がありました。
支尾根の下山では、井出舞沢に出るまであと標高差で100mも無かったと思います。写真40番の地点では、下に見えている沢は井出舞沢だと思い込んでいました。その後傾斜が半端なく急になり、ようやく下に見えているのは支流だと気づいたのですが、「なんとかなるだろう」と、そのまま沢まで下りてしまいました。
遭難事例を紹介した本を読むと、「そこで沢に下りちゃダメだろう」などと思うのですが、自分も同じだということを、改めて考えています。
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