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Yamareco

記録ID: 7982945
全員に公開
沢登り
甲信越

【身延】内房境川右俣遡行・左俣下降

2025年04月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:31
距離
4.5km
登り
732m
下り
733m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:31
休憩
0:00
合計
6:31
距離 4.5km 登り 732m 下り 733m
9:19
10
スタート地点
15:50
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地図にない林道の路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
・二俣までは、1箇所顕著なゴルジュがあり、その2つ目の滝はクセが強く、登り応えがある。
・二俣の左右それぞれに落差30m程度の滝があるが、右は登れそうになく、左は登れる(RS50m/IV)。
・右俣は快適に登れる小滝と容易に巻ける滝、ちょっとしたゴルジュ等があり、倒木以外は快適な沢だが、水が涸れてからの詰めがやや長い。
・左俣は全体的に水量が少なく伏流したゴーロ区間も多いし、ゴルジュも殆ど無いため、沢登りとしての面白さは右俣に劣る。
・全体として、左右の植林地からの杉倒木があり、歩きにくくて景観も損ねている箇所が散見される。
・登山道下山も可能
入渓早々、良い感じの小滝
2025年04月05日 09:35撮影 by  SC-03L, samsung
4/5 9:35
入渓早々、良い感じの小滝
岩の割れ目の奥に産まれていたタゴガエル(?)の卵
2025年04月05日 09:43撮影 by  SC-03L, samsung
4/5 9:43
岩の割れ目の奥に産まれていたタゴガエル(?)の卵
杉倒木が多い
2025年04月05日 09:46撮影 by  901SO, Sony
4/5 9:46
杉倒木が多い
ゴルジュ内の癖強5m滝のバンドを進むたな
2025年04月05日 10:01撮影 by  901SO, Sony
4/5 10:01
ゴルジュ内の癖強5m滝のバンドを進むたな
同滝の落ち口を登るたな
2025年04月05日 10:09撮影 by  901SO, Sony
4/5 10:09
同滝の落ち口を登るたな
右俣大滝30m
2025年04月05日 10:34撮影 by  901SO, Sony
4/5 10:34
右俣大滝30m
左俣大滝30mをリードするたな
40mロープだと1ピッチではギリギリ足りない
2025年04月05日 11:10撮影 by  901SO, Sony
4/5 11:10
左俣大滝30mをリードするたな
40mロープだと1ピッチではギリギリ足りない
右俣は快適に登れる滝が多い
2025年04月05日 12:19撮影 by  901SO, Sony
4/5 12:19
右俣は快適に登れる滝が多い
この滝は登攀困難そうだが簡単に巻ける
2025年04月05日 12:28撮影 by  SC-03L, samsung
4/5 12:28
この滝は登攀困難そうだが簡単に巻ける
結構立派なゴルジュもあるが、快適に突破できる
2025年04月05日 12:36撮影 by  901SO, Sony
4/5 12:36
結構立派なゴルジュもあるが、快適に突破できる
登れない滝は小さく巻ける
2025年04月05日 12:59撮影 by  901SO, Sony
4/5 12:59
登れない滝は小さく巻ける
最後はこの涸棚に突き当たり、右岸を登って詰めた
2025年04月05日 13:23撮影 by  901SO, Sony
4/5 13:23
最後はこの涸棚に突き当たり、右岸を登って詰めた
左俣を下降するが、あまり快適ではない
2025年04月05日 14:38撮影 by  901SO, Sony
4/5 14:38
左俣を下降するが、あまり快適ではない
何度か懸垂下降
2025年04月05日 14:51撮影 by  901SO, Sony
4/5 14:51
何度か懸垂下降
シイタケを発見したので収穫するtamoshima
2025年04月05日 15:05撮影 by  SC-03L, samsung
1
4/5 15:05
シイタケを発見したので収穫するtamoshima
怪しげな一本橋を渡ろうとするtamoshima:腐っているのでやめ、手摺としての使用に留めた
2025年04月05日 15:34撮影 by  SC-03L, samsung
4/5 15:34
怪しげな一本橋を渡ろうとするtamoshima:腐っているのでやめ、手摺としての使用に留めた
怪しげな一本橋を振り返る
2025年04月05日 15:35撮影 by  901SO, Sony
4/5 15:35
怪しげな一本橋を振り返る
遡行図
2025年04月08日 19:20撮影
1
4/8 19:20
遡行図
撮影機器:

装備

備考 ラバーで行ったがフェルトでも良さそう

感想

【計画】
 貫ヶ岳の西面の沢はこれまで何本も歩いてきたが、東面の沢は行ったことがない。新清水インターから近く日帰りしやすいので、日曜雨予報で土曜のみにしたこの週末に丁度いいと思い、行ってみることにした。

【記録】
 荒れた林道から適当に斜面を下り、砂防ダムへ。「内房境川通常砂防ダム」とあり、沢名を確認できた。南隣の矢口川の方が集水域は広いが、こちらが境川の本流扱いらしい。
 堆砂域が終わるとまずまずの渓相。適当に進むとゴルジュが出てきて、1つ目の4m滝を登ると、2つ目の5m滝が厄介そう。たなが先陣を切って落ち口の下のバンドをハイハイでトラバースするが、狭くて立ち上がるのが大変。なかなか癖のある滝だった。
 二俣は、両側に30mの大滝。遡行して面白そうなのは右俣だが、右俣の滝は登れそうにないので、左俣の滝を登ってからトラバースして、右俣を遡行することに決定。たなのリードで左俣の大滝に取りつき、途中でピッチを切ってtamosimaにリードを交代し、2pで登った。多少の脆さはあるが、快適に水線を直登できる良い滝である。
 トラバースして右俣に入ると、特筆するような所もないが、登れる小滝が多く、ゴルジュもあって、なかなか良い沢。これも、丹沢にあれば流行るだろうに。水が涸れた地点で標高を確認すると、まだ登山道までは150mほどもある。特に難所はなかったが、それなりに疲れる詰めだった。
 左俣の下降に入ると、すぐに水が出てくる。これは右俣と違い稜線直下から水量のある沢かなと思ったが、そんなことはなく、いつしか伏流。結局、伏流気味のゴーロが長く続く沢で、滝があっても水量は少なく、しかも登れない滝が多そうで、登っても右俣よりはつまらなそう。もうすぐ二俣という所で右岸から水量の多い枝沢が入り、これでやっと右俣と同等の水量になった。
 左俣大滝の上からは、さっきと同じトラバースを経て右俣を横断し、腐りかけた一本橋のある崩壊した径路跡を辿って林道終点に出た。

【総括】
 内房境川(左俣大滝登攀→右俣遡行)は、新清水インターから近く、内容もまとまっており、登山道下山も可能なことから、初級者向けの優れた沢だと思う。今日も良い沢を開拓でき、充実の1日だった。

ミツマタが咲く植林地を流れる里川に、そこそこ登り応えのある滝が続く。タゴガエルの大合唱も相まって「春来たな」感を味わいながらの遡行が楽しい。
大滝は水流を計3回跨いで登れるため、沢登り的にもおすすめできる。
貫ヶ岳周辺の沢は初めてだったが、粒の大きな礫岩が印象的だった。

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