【身延】内房境川右俣遡行・左俣下降


- GPS
- 06:31
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 732m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・二俣までは、1箇所顕著なゴルジュがあり、その2つ目の滝はクセが強く、登り応えがある。 ・二俣の左右それぞれに落差30m程度の滝があるが、右は登れそうになく、左は登れる(RS50m/IV)。 ・右俣は快適に登れる小滝と容易に巻ける滝、ちょっとしたゴルジュ等があり、倒木以外は快適な沢だが、水が涸れてからの詰めがやや長い。 ・左俣は全体的に水量が少なく伏流したゴーロ区間も多いし、ゴルジュも殆ど無いため、沢登りとしての面白さは右俣に劣る。 ・全体として、左右の植林地からの杉倒木があり、歩きにくくて景観も損ねている箇所が散見される。 ・登山道下山も可能 |
写真
装備
備考 | ラバーで行ったがフェルトでも良さそう |
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感想
【計画】
貫ヶ岳の西面の沢はこれまで何本も歩いてきたが、東面の沢は行ったことがない。新清水インターから近く日帰りしやすいので、日曜雨予報で土曜のみにしたこの週末に丁度いいと思い、行ってみることにした。
【記録】
荒れた林道から適当に斜面を下り、砂防ダムへ。「内房境川通常砂防ダム」とあり、沢名を確認できた。南隣の矢口川の方が集水域は広いが、こちらが境川の本流扱いらしい。
堆砂域が終わるとまずまずの渓相。適当に進むとゴルジュが出てきて、1つ目の4m滝を登ると、2つ目の5m滝が厄介そう。たなが先陣を切って落ち口の下のバンドをハイハイでトラバースするが、狭くて立ち上がるのが大変。なかなか癖のある滝だった。
二俣は、両側に30mの大滝。遡行して面白そうなのは右俣だが、右俣の滝は登れそうにないので、左俣の滝を登ってからトラバースして、右俣を遡行することに決定。たなのリードで左俣の大滝に取りつき、途中でピッチを切ってtamosimaにリードを交代し、2pで登った。多少の脆さはあるが、快適に水線を直登できる良い滝である。
トラバースして右俣に入ると、特筆するような所もないが、登れる小滝が多く、ゴルジュもあって、なかなか良い沢。これも、丹沢にあれば流行るだろうに。水が涸れた地点で標高を確認すると、まだ登山道までは150mほどもある。特に難所はなかったが、それなりに疲れる詰めだった。
左俣の下降に入ると、すぐに水が出てくる。これは右俣と違い稜線直下から水量のある沢かなと思ったが、そんなことはなく、いつしか伏流。結局、伏流気味のゴーロが長く続く沢で、滝があっても水量は少なく、しかも登れない滝が多そうで、登っても右俣よりはつまらなそう。もうすぐ二俣という所で右岸から水量の多い枝沢が入り、これでやっと右俣と同等の水量になった。
左俣大滝の上からは、さっきと同じトラバースを経て右俣を横断し、腐りかけた一本橋のある崩壊した径路跡を辿って林道終点に出た。
【総括】
内房境川(左俣大滝登攀→右俣遡行)は、新清水インターから近く、内容もまとまっており、登山道下山も可能なことから、初級者向けの優れた沢だと思う。今日も良い沢を開拓でき、充実の1日だった。
ミツマタが咲く植林地を流れる里川に、そこそこ登り応えのある滝が続く。タゴガエルの大合唱も相まって「春来たな」感を味わいながらの遡行が楽しい。
大滝は水流を計3回跨いで登れるため、沢登り的にもおすすめできる。
貫ヶ岳周辺の沢は初めてだったが、粒の大きな礫岩が印象的だった。
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