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Yamareco

記録ID: 7985277
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

陰陽分水嶺(飯山西方1200m駐車帯 ⇒ 国道314号芸備線脇駐車帯)

2025年04月06日(日) [日帰り]
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GPS
07:06
距離
12.2km
登り
903m
下り
1,012m

コースタイム

日帰り
山行
6:42
休憩
0:24
合計
7:06
距離 12.2km 登り 903m 下り 1,012m
7:08
273
スタート地点
11:41
12:05
129
14:14
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
開始点:飯山西方1300m駐車帯
終了点:国道314号芸備線脇駐車帯
いずれも広さは十分で交通の妨げにはならないと思われる。
コース状況/
危険箇所等
P885手前の3コブ地帯手前、林道から二つ目のコブまでの間、伐採から数年経過特有のイバラ灌木ヤブが続き大幅にペースダウンする。1センチほどの棘がある灌木も混成しており、剪定バサミ無しでの通過は困難と思われる。皮手袋があると安心。
それ以外の区間は下草もなく普通に歩ける。
本日の終了点、国道314号芸備線脇駐車帯に車両デポ後、開始点、飯山西方1200m駐車帯に移動。7:09スタート
本日の終了点、国道314号芸備線脇駐車帯に車両デポ後、開始点、飯山西方1200m駐車帯に移動。7:09スタート
昨日下った道を遡る。山中では夜半の雨がまだ残っておりガスっている。回復が予報より遅れがちだが、快方に向かうことは間違いないため気は楽
昨日下った道を遡る。山中では夜半の雨がまだ残っておりガスっている。回復が予報より遅れがちだが、快方に向かうことは間違いないため気は楽
7:21昨日の到達点より北上開始
7:21昨日の到達点より北上開始
さっそくありました
さっそくありました
さらに進むと脱落したプレートを発見したため・・・
さらに進むと脱落したプレートを発見したため・・・
隣にあった水造プレートに架けさせていただきました
隣にあった水造プレートに架けさせていただきました
植林帯を下りきると舗装林道に飛び出した。この辺り水源林をつくる公団造林というものだそうだ
植林帯を下りきると舗装林道に飛び出した。この辺り水源林をつくる公団造林というものだそうだ
昨日からクルマで2度も通過したが、車道が山腹を伝う設計となっていることから、ここが峠であるとは気付かなかった
昨日からクルマで2度も通過したが、車道が山腹を伝う設計となっていることから、ここが峠であるとは気付かなかった
続いて踏み込んだ稜線は伐採から10年程度経過で若木の隙間は茨灌木で密集していた
続いて踏み込んだ稜線は伐採から10年程度経過で若木の隙間は茨灌木で密集していた
一見だたの灌木藪しかし、そばに寄ると
一見だたの灌木藪しかし、そばに寄ると
こんな感じで、うっかり掴もうものなら血だらけになってしまう。剪定ばさみで開削しながら進むが、ペースは一向に上がらず。同行したK氏からは「レベル4」の判定。三つの小コブが連なるが、2つ目のコブは最悪で途方に暮れながら進む
こんな感じで、うっかり掴もうものなら血だらけになってしまう。剪定ばさみで開削しながら進むが、ペースは一向に上がらず。同行したK氏からは「レベル4」の判定。三つの小コブが連なるが、2つ目のコブは最悪で途方に暮れながら進む
2つ目ピークを過ぎると徐々に薄くなり、3つ目のコブはスタンダードな植林帯で、楽に通過できた
2つ目ピークを過ぎると徐々に薄くなり、3つ目のコブはスタンダードな植林帯で、楽に通過できた
作業林道の走る鞍部を通過
作業林道の走る鞍部を通過
P955への登りとなると様子が一変し、広葉樹林で下草無くどこでも歩けた
P955への登りとなると様子が一変し、広葉樹林で下草無くどこでも歩けた
P955に出たところで一服。東側の斜面は地図で見る以上に強い傾斜に感じた
P955に出たところで一服。東側の斜面は地図で見る以上に強い傾斜に感じた
ここでいったん分水嶺を離れ飯山に向けて南下開始。下草の無い歩きやすい稜線だが、鞍部を越えたところから伐採跡地となり、灌木がうるさくなってきた。それでも大木が無いためここまで辿ってきた稜線を見渡すことができた
ここでいったん分水嶺を離れ飯山に向けて南下開始。下草の無い歩きやすい稜線だが、鞍部を越えたところから伐採跡地となり、灌木がうるさくなってきた。それでも大木が無いためここまで辿ってきた稜線を見渡すことができた
更に登ると伐採間もない裸地となる。正面は昨日歩いたP918
更に登ると伐採間もない裸地となる。正面は昨日歩いたP918
P981を過ぎると正面に飯山が見えてきた。薄い踏み跡を辿るが、一部倒木灌木に遮られ西側斜面から通過
P981を過ぎると正面に飯山が見えてきた。薄い踏み跡を辿るが、一部倒木灌木に遮られ西側斜面から通過
飯山に近づくと作業林道が現れた。
飯山に近づくと作業林道が現れた。
間もなくで飯山ピーク1009.4。三角点と石碑あり。樹林に囲まれ展望はない
間もなくで飯山ピーク1009.4。三角点と石碑あり。樹林に囲まれ展望はない
P981に戻り・・・
分水嶺北上開始。P1073に向かうにつれ、尾根が嫋やかに広がってきた。傾斜も緩く、陽当たりも良好でどこでも好きに歩けた。積雪期にこそ訪れてみたいと強く感じた
分水嶺北上開始。P1073に向かうにつれ、尾根が嫋やかに広がってきた。傾斜も緩く、陽当たりも良好でどこでも好きに歩けた。積雪期にこそ訪れてみたいと強く感じた
ほんのわずか高度が上がっただけでこれだけの残雪が解け残っていた
ほんのわずか高度が上がっただけでこれだけの残雪が解け残っていた
本日の最高点P1073を踏んでおく。最高地点にテープだけ巻かせていただきました
本日の最高点P1073を踏んでおく。最高地点にテープだけ巻かせていただきました
電波塔が林立する白滝山に向かう途中で舗装林道に出くわすが、分水嶺上を忠実に辿る。下草の無い植林帯で苦はない
電波塔が林立する白滝山に向かう途中で舗装林道に出くわすが、分水嶺上を忠実に辿る。下草の無い植林帯で苦はない
陽当たりのよい頂上一角で小休止
陽当たりのよい頂上一角で小休止
脇には山稜会プレートあり
脇には山稜会プレートあり
展望は無いと思っていたが、ここまで登ると・・・
展望は無いと思っていたが、ここまで登ると・・・
東側を見渡すことができた
東側を見渡すことができた
あとは下るのみ。幅広い植林帯を下っていくと
あとは下るのみ。幅広い植林帯を下っていくと
やがて尾根が明瞭になってきた
やがて尾根が明瞭になってきた
尾根分岐点に山稜会プレートあり
尾根分岐点に山稜会プレートあり
この辺り大岩が多いのはこの山の成り立ち上、何かしらの理由があってのことだろう。白滝山というくらいだから、顕著な滝が掛かった谷があるのかもしれない
この辺り大岩が多いのはこの山の成り立ち上、何かしらの理由があってのことだろう。白滝山というくらいだから、顕著な滝が掛かった谷があるのかもしれない
里に飛び出す手前でいかにも人工的に開削されたかのような複雑な地形となり、どこを下ればただのやらよくわからなくなった。K氏は見定めた尾根に修正するとのこと。せっかくなので敢えて東側の尾根から下ってみたが、左手の凹角部が自分の正面を跨ぎ高梁川水系に向かうのを見届け戻ることにした
里に飛び出す手前でいかにも人工的に開削されたかのような複雑な地形となり、どこを下ればただのやらよくわからなくなった。K氏は見定めた尾根に修正するとのこと。せっかくなので敢えて東側の尾根から下ってみたが、左手の凹角部が自分の正面を跨ぎ高梁川水系に向かうのを見届け戻ることにした
ここを下って・・・
ここを下って・・・
里に飛び出した
約100mほど西に設置されたP615.6△をチェック
約100mほど西に設置されたP615.6△をチェック
本日最後の山稜会プレートを確認し・・・
本日最後の山稜会プレートを確認し・・・
水路の敷かれた分水界場を進む。豊富な水はどこから導水されているのだろう?けれども水路に沿って水平に辿るわけにいかないため正面脇の笹尾根に突っ込む
水路の敷かれた分水界場を進む。豊富な水はどこから導水されているのだろう?けれども水路に沿って水平に辿るわけにいかないため正面脇の笹尾根に突っ込む
ここまで来てササを漕ぐとは思わなかったが、忠実に進むと目の前が開け祠のある広場に飛び出した
ここまで来てササを漕ぐとは思わなかったが、忠実に進むと目の前が開け祠のある広場に飛び出した
結局また元の水路に降り立つが、もう顕著な高みはないため、流れに沿って進むと・・・
結局また元の水路に降り立つが、もう顕著な高みはないため、流れに沿って進むと・・・
国道314号の分水嶺プレートの上に到達した。なんと!この水流は国道を跨ぎ猫山方面から導水されていたのだ。これにはびっくり。クルマで何度通過しようともこれは気が付かない
国道314号の分水嶺プレートの上に到達した。なんと!この水流は国道を跨ぎ猫山方面から導水されていたのだ。これにはびっくり。クルマで何度通過しようともこれは気が付かない
幸運なことにヒトも通過することができた
幸運なことにヒトも通過することができた
更に進むと・・・その先芸備線まで跨いでいた。先人の水に対する強い思いと知恵から建設されたこの設備を眺めるためだけに来ても面白いと思う
更に進むと・・・その先芸備線まで跨いでいた。先人の水に対する強い思いと知恵から建設されたこの設備を眺めるためだけに来ても面白いと思う
芸備線を見下ろし・・・
芸備線を見下ろし・・・
次回入口をチェック
次回入口をチェック
どうしてもやりたいってことなのでお付き合いしました
どうしてもやりたいってことなのでお付き合いしました
イバラで立ち往生した時点では辿り着けるのかハラハラしたが、結果的には良い時間帯に到着することができた
イバラで立ち往生した時点では辿り着けるのかハラハラしたが、結果的には良い時間帯に到着することができた
【おまけ】せっかくの桜シーズンということで、少し足を延ばし、小奴可(おぬか)の要害桜を見にいってみた
【おまけ】せっかくの桜シーズンということで、少し足を延ばし、小奴可(おぬか)の要害桜を見にいってみた
亀山城跡に立つ広島県指定の桜でも有数の巨樹とのこと。開花には少し早かったが・・・
亀山城跡に立つ広島県指定の桜でも有数の巨樹とのこと。開花には少し早かったが・・・
亀山城の佇まいを感じつつ、次回歩む猫山と老巨木の共演を眺めることができ満足している
亀山城の佇まいを感じつつ、次回歩む猫山と老巨木の共演を眺めることができ満足している

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ニッカ―ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ 剪定バサミ 脛ガード 財布
備考 持っていけば良かった:皮手袋

感想

前日「陰陽分水嶺(中山峠駐車帯 ⇒ 飯山西方1300m駐車帯) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7979634.html 」の続き。

前半は植林帯特有の伐採地とその後生育したイバラ灌木ヤブが交互に続き一向に前進できなかったため、本当に予定時刻までに下山できるのか不安がよぎったものの、その後はペースを落とすようなヤブは無く気持ちよく歩くことができた。

特にP955⇒P1075までの間は下草の無い広大な広葉樹林の極上の稜線で、踏み荒らされていない原生の景観を独占することができた。木々は密集せず一定の間隔を保ち視界良好、雪にパックされれば、ほぼ全域自在に滑ったり歩けることは間違いなく再来指数は高い。

白滝山からの下りは平凡ながら、里に飛び出す直前の「カンナ流し跡?」辺りの流路が複雑な地形から主稜線を探ったり、国道に至るまでの間、分水嶺上の高みを巧みに利用した用水路を辿るあたりが最も面白く感じた。

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