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記録ID: 79924
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

焼岳

2010年09月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:38
距離
7.1km
登り
880m
下り
878m

コースタイム

5:41〜12:20(休憩時間込み。特に今回は最高の天気に恵まれ、写真休憩が非常に多かった。)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日の夜8時過ぎに東京の自宅を出発。松本ICを下りて野麦街道を西に向かって飛ばす。上高地入口の釜トンネルを安房トンネルの方向に左折して直ぐ、安房峠に向かう旧道に右折、九十九折りを登りながら、第10カーブを過ぎて400m程行った所に駐車スペースがある。尚、各コーナーには番号が明瞭に記されているので、数える必要はない。新中の湯口をピストンする場合には、登山口にも、登山道にも、トイレ水場は無い。東京からのアプローチは4時間弱、いつものように寝酒を飲んでサッサと寝る。
帰路は岩殿トンネルから高井戸までの大渋滞。堪らず、上の原で下りてしまったが、国道20号も上の原-相模湖間が一寸刻みの渋滞。相模湖ICを過ぎてからは20号は快適に走れた。それでも高速の渋滞がひびき、12時半には現地を出ているのに帰宅は23時になった。
コース状況/
危険箇所等
登山道は非常に良く整備されていた。但し、地質が泥濘り易いのか、登山口から通称リンドウ平と呼ばれる地点までの間は、クルブシ辺りまで潜ってしまう個所が何箇所も有る。リンドウ平から上は、多少ザレている所はあるが、総じて歩きやすい。山頂直下に一ヶ所だけ渋滞箇所あり。但し、当日はツアー客が大挙していたのが原因で、普通なら渋滞する様な所ではない。危険個所は皆無。
第10カーブを過ぎると、15台前後の駐車スペース。下山後に確認すると、途中の路肩にも多数の車が。尚、写っているバスは、まともな方のバスだったと思う。
第10カーブを過ぎると、15台前後の駐車スペース。下山後に確認すると、途中の路肩にも多数の車が。尚、写っているバスは、まともな方のバスだったと思う。
駐車スペースの目の前に、登山口有り。ポストは無かったような。
駐車スペースの目の前に、登山口有り。ポストは無かったような。
登山開始から、ここまで1時間20分程たつが、頭がボーで一枚の写真も無し。
登山開始から、ここまで1時間20分程たつが、頭がボーで一枚の写真も無し。
漸く焼岳が見え始めた。今日めざす北峰は鞍部の奥で、未だ目視出来ず。
漸く焼岳が見え始めた。今日めざす北峰は鞍部の奥で、未だ目視出来ず。
今季の初霜。昨夜、中の湯温泉泊のツアーのガイドによると、この辺りをリンドウ平というらしい。ここで暫くブラブラしているうちに、漸く頭のボーが抜ける。
今季の初霜。昨夜、中の湯温泉泊のツアーのガイドによると、この辺りをリンドウ平というらしい。ここで暫くブラブラしているうちに、漸く頭のボーが抜ける。
前の写真のガイドが、ロープの奥を雉撃ち場として案内していた。奥はさぞや臭かろう。しかしコース上で人目を避けられそうな場所は、他には見当たらない。
前の写真のガイドが、ロープの奥を雉撃ち場として案内していた。奥はさぞや臭かろう。しかしコース上で人目を避けられそうな場所は、他には見当たらない。
秋色。もうすぐ冬色に。
秋色。もうすぐ冬色に。
穂高山塊と、その奥に蝶ヶ岳。
穂高山塊と、その奥に蝶ヶ岳。
漸く、北峰が見え始める。
漸く、北峰が見え始める。
穂高から少し視線を右(南)に移動すると、霞沢岳。
穂高から少し視線を右(南)に移動すると、霞沢岳。
鉢盛山に連なる山々と、その右奥に中央アルプス。
鉢盛山に連なる山々と、その右奥に中央アルプス。
北峰の周囲は噴煙に包まれる。
北峰の周囲は噴煙に包まれる。
乗鞍岳も漸く顔を見せる。
乗鞍岳も漸く顔を見せる。
アカモノ。
稜線に上がると目の前に、先月登った笠ヶ岳が。
稜線に上がると目の前に、先月登った笠ヶ岳が。
北峰には岩稜の手前の、この様な道を廻り込む。
北峰には岩稜の手前の、この様な道を廻り込む。
この日の北峰は盛大に噴煙を上げていた。
この日の北峰は盛大に噴煙を上げていた。
同じく。
これが禁断の南峰だろうか。ルートが判らない。
これが禁断の南峰だろうか。ルートが判らない。
笠ヶ岳。気高くも優美な姿だ。それでいて、なかなかに手強く、手厳しい。まるで誰かの様だ。
笠ヶ岳。気高くも優美な姿だ。それでいて、なかなかに手強く、手厳しい。まるで誰かの様だ。
槍と穂高。
人が集まっている場所が、やや渋滞気味。特に渋滞する様な場所でもないが、ツアーの中には無理な人も混じっているので、ありがちなこと。
人が集まっている場所が、やや渋滞気味。特に渋滞する様な場所でもないが、ツアーの中には無理な人も混じっているので、ありがちなこと。
草津温泉の匂いが。湯の花も。
草津温泉の匂いが。湯の花も。
山頂到着。
槍から西に向かって笠まで。
槍から西に向かって笠まで。
御釜の向こうには白山が。
御釜の向こうには白山が。
乗鞍もくっきりと。
乗鞍もくっきりと。
下山途中に旧道との分岐を発見。
下山途中に旧道との分岐を発見。
旧道はあまり踏まれていないようだ。
旧道はあまり踏まれていないようだ。

感想

北アルプスで最も楽な山、焼岳に行ってきた。天気は最高で、しかも今夏の猛烈な酷暑残暑も漸く治まり、最高の登山日和。シャッターもはかどった。
車中泊のポイントが標高約1600あるので、念のためダウン450gのシュラフを車内に持ち込んだが、当に正解で極めて快適に過ごせた。奴等が襲来するまでは。
この日の新中の湯口には、中型バスと大型バスが大量のツアー客を運んできた。又、下の中の湯温泉旅館も大勢のツアー客を送り込んできた。中型バスのメンバーは、車を下りると無言で登山口に消えていった。多分ガイドが、バスの走行中に、「他の登山客を起こさないように、出来るだけ静かに速やかに登山口を後にするようにと。」指示でもしたのであろう。当然の配慮である。中の湯旅館のツアー客も駐車スペースを素通りしていった。
しかし大型バスから早朝4時前に降り立った女性ガイド、大馬鹿というか、非常識というか、エゴイストというか。全く傍若無人を絵に描いたような輩だ。少しはまわりのことも考えて欲しい。
登山であれば4時前に出立するのは珍しくもない。そのような場合、周りの車を起こさないように出来るだけ静かに行動するのが常識。
ところが、あの馬鹿女、4時前にも関わらず、大量のツアー客を前に、大声を張り上げて準備運動やレクチャーをやり始めた。それも延々と30分以上。
車の前も横も数十人の団体に取り囲まれて、号令に合わせて一斉にオイッチニ・サンシである。冗談じゃない。
焼岳はショートコース故に朝は多少はノンビリできるだろうと踏んでいたが、すっかり寝込みを襲われて出鼻をくじかれた。御蔭で、歩き初めの1時間くらいは、頭がボー!
団体ツアーの良し悪しはともかくとして、ガイドたる者、山の常識の前に、社会人としての常識をわきまえて欲しい限りである。あんたに寝込みを襲われて、寝不足が原因で事故を起こした登山者もきっといるんじゃないか。あんたは知らん顔だろうけど。
この馬鹿ガイドと遭遇してしまったことを除けば、最高の山であった。

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コメント

そうだそうだ
馬鹿ガイドと遭遇お気の毒でした。

お怒り収まらないと察します。
2010/9/28 22:07
まったく。
同行者のレベルが全く判らないのですから、個人的にはツアー登山に参加することなど恐ろしくてとても出来ません。ただ、高齢者や女性の場合には、ツアーでないと登山口までの足を確保することが困難な方もいるでしょうから、登山形態としては必要なのかもしれません。しかし、大人数での行動は、すれ違いや追い越し、渋滞の発生、避難小屋の独占等、他の登山者に対して少なからず迷惑をかけることは否めないと思います。これは良識的なガイドが引率していても必ず起こることです。ましてや自分の客のことしか考えていないガイドが引率した場合には周りの人間は災難としかいいようがありません。
ツアー会社は、ツアーという登山形態そのものが、傍迷惑なものだということを十分認識して欲しいと思っています。
トムラウシの例を出すまでも無く、ツアー登山に対して言いたいことが山ほどある方も多いのでは無いでしょうか。私も山ほどあります。
人の生死にかかわることもあるのですから、一般の観光ツアーの様に野放しではなく、ガイドの資質や権限、コースに対する参加者の力量や装備の徹底、総人数の規制、ガイドの人数と参加人数の比率等々、国がきちんとした規制を設ける必要があるのではないでしょうか。
勿論、これらはツアーの価格を押し上げることになるとは思いますが、今の様な野放しの状態では、悲劇は必ず繰り返されると思います。
今回の山が日帰りで、あの馬鹿ガイドと避難小屋で同宿とならなかったのが、せめての幸いと思っています。
2010/9/29 22:15
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