浅草岳(入叶津)BC


- GPS
- 07:02
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り始めは曇り空でしたが、山神の杉に至る頃から青空が広がり、近年にないほど雪がしっかりと積もっていて、美しい雪景色の中を進むことができました。平石山からのブロック雪崩はほぼ落ちきっており、小三本沢は概ねどこでも安全に渡ることができます。一方で、安沢のブロック雪崩に関しては雪塊(いわゆる爆弾)がまだ完全には落ちていませんでしたが、帰路では沢を巻かず、そのまま沢沿いに滑り降りることができました。平石山から国道に至る沢も右岸側に十分な積雪があり、どこでも滑走可能な状態でした。滑走中は、標高の高い場所ではストップスノー気味でしたが、標高を下げるにつれて雪はザラメ状となり、滑りやすくなっていきました。ただし、堰堤の段差は上からでは視認しづらいため、滑走時には十分な注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ビーコン
ゾンデ棒
シャベル
ヘルメット
ゴーグル
ウェイペット
アイゼン
ツェルト
エマージェンシーシート
エイドキッド
ガス
コッヘル
防寒着
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感想
2年前、浅草岳の山頂で偶然出会ったテレマーカーの方が「入叶津ルートは滑りやすくて最高」と話していたのをずっと覚えていました。馴染みのある浅草岳ですが、冬期は六十里越が通行止めとなり、只見側からアクセスするには会津坂下経由で大きく回り込まなければならず、なかなか実行に移せずにいました。
その後、不思議なご縁でそのテレマーカーの方と知り合い、何度か山スキーをご一緒する仲に。そして今回、その方から冬の入叶津ルートのお誘いがあり、迷わず参加を決意しました。
当日は5:30に安田ICで集合。三条からは下道で約1時間、高速で会津坂下まで移動し、さらに2時間ほどかけて入叶津の登山口へ。除雪最終点に車を停めて、入山開始です。
登り始めは曇り空でしたが、山神の杉に至る頃には青空が広がり、暑いくらい。
全般的に近年にないほど雪がしっかりと積もっていて、美しい雪景色の中を進むことができました。
除雪止めポイントから川沿いの道をシールで歩く際は、山側からの雪崩跡で歩きづらい箇所もありましたが、平石山のスノーシェッドの上を登り、堰堤を左岸側から取り付いて山へと入ります。
山神の杉までは夏道沿いに進み、そこから尾根を回り込むように小三本沢へ。途中で一度標高を下げて渡渉しますが、今年は雪が豊富で概ねどこでも安全に渡れました。シール滑走での下りも楽しい区間です。沢沿いの尾根を登っていくと、広い台地の沼の平に出て心地良い景色が待っています。その先で安沢へ。
平石山からのブロック雪崩はほぼ落ちきっており、ルート上の障害は少なめでした。一方、安沢にはまだブロック雪崩の雪塊(いわゆる“爆弾”)が完全には落ちきっておらず、今にも落ちそうな斜面を慎重に間隔を空けて歩きました。遠くで雪崩の轟音が2度ほど聞こえ、緊張感のある場面も。
ある程度詰めたところで支尾根に取り付き、標高1,170mの開けた場所に到着。ここから山頂までは緩やかな登りで、あと1~2時間ほどの距離でしたが、この日はここでタイムアップ。仲間が大休憩を取るというので、自分だけ30分だけ登らせてもらい、森林限界近くまで行ってから装備をチェンジして下山に合流しました。
滑り出しの斜面はストップスノーで苦戦しましたが、標高を下げるにつれて雪はザラメ状となり、安沢の滑走は非常に気持ちよく楽しめました。平石山から国道に至る沢の右岸側も十分な積雪があり、どこでも滑走できる状態。帰路では安沢も巻かずに沢沿いに滑り降りることができ、変化に富んだコースを満喫。
標高を下げると雪はザラメ状になり、安沢滑走は素直で楽しい滑りに。最後の堰堤では先頭を行くSさんが、上から段差が見えず、3mのダイブを決める(というか落ちる)場面も。腰を打ったようでしたが、大事に至らず何よりでした。動画に収めましたの良かったら見てください。
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