記録ID: 8012261
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沢登り
丹沢
世附川水系 滝壺沢左俣
2025年04月12日(土) [日帰り]


- GPS
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- 距離
- 2.3km
- 登り
- 406m
- 下り
- 400m
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・10台程度、トイレなし ・桜満開見頃 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■滝壺沢左俣 ・13年前と先月に下流部と径路、18m大滝の巻きは踏査しているので 今回は445m二俣まで植林径路(半分少しは道形残っている)を使って行く。 寺の沢Pから滝壺橋へ行く途中の山側石段から尾根に上がり、440m辺りから 開けた斜面をトラバースする。この辺は径路が崩れていて道形はないが 概ね450mラインを進むと、尾根をまたぐあたりからは径路が残っており 赤白標杭のある445m二俣へ。 二俣の水量比は今日はほぼ1:1であった。(以前は3:1から3:2) ・左俣に入り小滝を2つ左から越すと、475m二俣。 水量比1:5と右の支流の方が水量多く、5×7 + 1.5mの2段滝を架けている。 本流の左沢は水チョロチョロで、左岸に赤茶の染み出し壁、そして500mで 再び二俣状。 右岸側は急な植林帯で、右沢には3段13m棚(下からだと2段しか見えない)が 架かっている。直登は厳しいので、左岸(右手)のザレ斜面を右上して 下からだと壁に見える尾根の右側のやや低いラインへ進み、壁の上側を戻る ように逆くの字状に巻く。 ・小棚を2つ越え沢が北北西から西へ左曲すると、530m二俣だ。 ここは左沢が8m、右沢が7mの段差がある一つの壁のようなジャンクション フォールになっている。 左壁の中央から僅かな染み出しがあり、平水時のこの沢の水源になっている。 さて本流の右沢へどう巻くか。 左棚の比較的緩やかな左側を登って、左棚の上のテラスへ。その上流部には 城塞のような10m棚がありなかなかの風景。 テラスから右沢へ向かうバンドをトラバースするが、途中に蔦状の木を 跨がねばならない箇所がある。跨ごうとした手前の足元の岩が崩れた。 跨いだあとのフットホールドが崩れたら・・・とイメージしたらリスク高と 感じ、一旦仕切り直し。 さらに上側のトラバースラインを慎重に進み、右沢の5。4、2m棚を巻いて 岩沿いに下って、次の2m棚基部に出た。 ・2m、4m、4m、2.5m棚と登ったり巻いたりして進むと、610m二俣。 正面の右沢は今までと同じ風景でまだ棚が続くのが見える。 予めカスタマイズしておいた地形図から判断すると、左沢が長く本流で 右沢は主稜線まで届かない支流なので、低いルンゼになっている左沢へ進む。 小棚を3つ越すと両岸とも植林帯になってきて、沢は倒木混じりの浅い窪。 植林に入ると植林径路が横断していたので、ここから右岸植林尾根へ。 休んでいたら、すぐ下をアナグマちゃんが鼻を土に突っ込みながら餌探しを していた。 あとは植林尾根を詰め、適当な箇所から左の主尾根に向かいトラバースして ミツバ岳(大出山)南東尾根の登山道に出る。 昔より随分整備されていて24分ほどで滝壺橋の登山口に下りた。 溯行グレード 2級下 ※沢のグレードなど水量、時季、ルート取り、地形変化により変わるし あくまで主観的なものなので、クライミンググレードと同じ感覚で 扱わないでください。目安くらいです。 下流部18m大滝の高巻き、530m棚のトラバース巻きは初級者向きでは ない印象です。 拙著『丹沢の谷200ルート』の次版では書き直しか。 マウントファーム(沢登り、クライミングなど講習) http://mt-farm.info/ |
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