熊野古道伊勢路7 三野瀬から尾鷲(始神峠、馬越峠)


- GPS
- 09:08
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 544m
- 下り
- 541m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
その他周辺情報 | 相賀駅近くで白石湖の渡利牡蠣にぎりをおいしく頂けるお寿司屋さん(一富士)があります。http://ichifuji-kihoku.com/ また、すぐ近くの和菓子の菊屋さんのいちご大福や始神峠どら焼きもおススメ。http://www.kihoku-kanko.com/cont11/2011/03/post-27.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
笛
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ソフトシェル |
感想
昨年の9月から遠ざかっていた古道歩きでしたが、大寒波後のぽかぽか陽気を狙って本日決行しました。
「最短でも馬越峠登り口、できれば尾鷲まで行きたい」と三野瀬を出発。
三浦海岸で朝日を浴び、「始神峠」へ。順調に歩を進め、難なく峠へ到着。恒例のスタンプをゲットし、少し歩くと絶景ポイントが!思わず見過ごすところでした。
下りは江戸道と明治道に分かれますが、今回はガイド資料にもあった明治道へ。軽トラックも通れそうな広い荷車道ですが、「この道は山肌を手掘りで削って作ったんだよねぇ」と感慨深げに眺めながら下山します。途中「大曲の又谷、手洗い場。飲み水ではありません」という看板が。上流からホースで水を引き込んでいるのだが、まったく出てきていない。川には水が流れているのに何故?と思ったが最後、水が出るまであーでもない、こーでもない、と川の石をいじって何とかチョロチョロ出るようになったが、ここで思わず大幅な時間ロス(笑)
始神峠を下りきり、大舟川の左岸を歩いていると、川へ降りられそうなスロープが。反対岸にも同様のスロープがあったので、もしや「沈下橋?」と降りていくと、「橋」は無くただの「歩道」。この歩道を利用して右岸へ渡り「庄次屋」の手前にある古い看板を掲げたお店で「ザ・昭和」を味わう。こんな光景に出会えるのも古道歩きの醍醐味。国道42号線をしばらく歩き、船津駅の横を過ぎ、「宅急便」の裏から側道へ。すぐに「八重坂神社」があります。神社に寄るのは恒例行事。参道を進み境内に入ると右奥に小さな祠が。その横には推定樹齢330年の杉が立派にそびえていました。この辺りは海から奥まっているのに海抜はなんと10m程度。周りは山なにに、、
しばらく進むと足が痛いと泣き言を言い出すKOZ様。しもやけの小指が痛むらしく、バンドエイドを貼るも効果無し。もう少しでお昼ご飯だからがんばろう!
お昼は地元特産の渡利牡蠣が堪能できる一富士さんへ。淡水と海水が混じる汽水湖で育った牡蠣はそれはそれは美味しいらしい。牡蠣は先日やっと食べられるようになったが、好んで食べる食材でもない。ここまでがんばって歩いてきたんだから、ここはご褒美にと、少し足を伸ばして行ってみました。「かますのバッテラ」という珍しい押し寿司も一緒に注文。牡蠣のにぎりはそのまま、バッテラは「からし」と醤油を少しつけて頂くのですが、どちらも上手い!
一富士さんへ曲がる交差点にある和菓子屋「菊屋」でいちご大福を購入。お店の人から「どこから来たの?」と聞かれ「三野瀬から歩いてきました。これから馬越峠を越えて尾鷲へ行きます」と回答したら、「これサービスでつけとくね。まだまだ先があるけどがんばって!」とどら焼き「始神峠」を頂く!ありがとうございました。
銚子川の左岸をしばらく歩き、便ノ山橋を渡る。そのまま行くと馬越峠だが、ガイドブックに「発掘石畳」の文字。??ちょっと寄り道してみるか。路地を何度か曲がり、大きな庭に繋がれている元気な犬の脇を抜けて急登を登り始めたとき、上からおじさんに声を掛けられた。「あんたらどこへ行くん?」・・・「馬越峠を抜けて尾鷲まで行きます!」。「発掘石畳へ行くんじゃないのか?」・・・「そのつもりですが・・・」。「それならその下の庭を通ってあっちやで(^^)。馬越峠の石畳より立派やで!」。庭を通って?? さっき犬が繋がれていた人ん家の庭を通って行くのか(笑)「ありがとうございます」と挨拶して、言われた通りに行くと、庭の向こう側に「発掘石畳」の看板。昨日降った雨の影響で苔むした石畳はとても滑りやすい。馬越峠の石畳のように沢山の人が歩いていないので、苔がびっしり残っている。そしておじさんが言う通り、とっても立派な石が2m程の幅で上まで延びていた。
そうこう言っている内に国道42号線へ出た。馬越峠登り口はすぐ先。何度も歩いた峠道だが、今回は伊勢から繋いできた旅路。一歩一歩の重みが違う。電車の時間が気になるが、ハイペースにならないように注意しながら歩く。お昼ごはんで復活したKOZは俄然元気を取り戻し、ポンポンと登っていく。程なくして峠に到着。本日2つ目のスタンプゲットです!
先を急ごうとする仲間を制し、「ちょっと休憩しよ(^^)」とお茶とお菓子を出した。今から急いで降りても電車の時刻には間に合わない。次の電車は1時間半後だから、少し余裕がありすぎるという計算だ。「次はあそこを通って八鬼山やねぇ」と言いながら、先ほど菊屋さんで買ってきたいちご大福を頂いた。
下りは速い。あっという間に行者堂へ到着。ここで「新宮まで66km」の道標発見。反対側には「伊勢まで100km」と書いてある。おぉぉ、100km歩いてきたか!感慨深げである。
馬越のお墓を抜け、尾鷲の街中を進む。そして17時、今日のゴールは尾鷲の「街角HOTセンター」。中に居たスタッフさんと楽しい会話を交わし、各峠の記念シールを頂き、尾鷲駅へと向かった。
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