新緑の木漏れ日とお花と軍刀利神社から奥多摩尾根歩き。


- GPS
- 05:52
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 780m
- 下り
- 825m
コースタイム
天候 | 晴々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
グローブ
雨具
アルミシート
眼鏡
ストック
昼ご飯
行動食
非常食
水(昼食分含む)
常備薬・ファーストエイド
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ予備入れて2つ
乾電池・携帯充電池
GPS
筆記用具
お風呂セット(長袖/靴下/下着/手ぬぐい/コスメ)
現金と保険証
携帯電話(Suica補充したもの)
GARMIN時計(Suica補充したもの)
ツェルト/浄水器/サバイバルシート/携帯トイレ
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感想
ヤマトタケルノミコト。
山歩きをしていると、日本武尊をお祀りする神社に出会うことが多い。
あら、ここもそうなのか、あれ、ここもそうなのか、と、最近の大谷翔平の如く、至る所に余りにもあやかり過ぎて、その有り難みが失われそうになる。
ちょこっと調べてみると、全国の神社の中で、日本武尊を主祭神または配祀神として祀っている神社は約1万以上と推測されている。
なぜそんなに多いのかというと、日本神話において重要な人物として英雄視され、その活躍が全国に伝えら。また、難局打開の神、火防の神としての側面も持ち、様々な場所で信仰の対象になっている。という。
そのイメージは。
子供の頃、八岐大蛇を退治したというヒーロー伝説で伝わっていた。
八岐大蛇は頭と尾が八つずつあり、体は八つの谷と八つの尾根にまたがるほど巨大で、身体には杉やヒノキ、苔が生い茂っている。という。メデューサと重ね合わせて見ていた記憶がある。
ゆるやかな山歩き。
先週の山歩きの後、少し体調を崩した様で起きているのが辛いくらいあちこち痛みに悩まされた。週も後半になってようやく回復。
気になる山があったけど(そちらも山頂に日本武尊が祀られている奥社がある)、土曜日の天候と体調も弁えて、お天気が良さそうな日曜日の、久しぶりにジョンコナー隊長との山歩きにした。
日曜日は晴々。
快晴の上野原駅は日向に立っているだけで暑い。バスの列は次第に延びていって長い列になっていた。今日は終点の井戸というバス停からのアプローチ。
集落を抜けて軍刀利神社まで歩く。道中では、まだ霞が空に掛かる前の、とても素晴らしい富士がスッキリと見えた。
日本武尊をお祀りする軍刀利神社にお参りをした。「ぐんだりじんじゃ」と読む。500年の歴史をもつ軍刀利神社は、厄除け、招福・縁結びなどで有名とのことである。山奥にひっそりと佇む、少し鄙びた社殿は何かが満ちている様にも感じる。
山道に取り掛かる。
谷間を登っていく。三国峠へ上がる斜面に取り掛かるのだけど、少し急峻なつづら折れの登りは、なかなか手強い。
一筋の稜線へ乗ったかと思えば、細いトラバース道で横切りながら山頂の稜線へ乗った。
分岐で三国峠(三国山)方向へ、少し寄り道をする格好で山頂に着く。三国峠?三国山?どっち?と、三国峠と三国山はイコールだった。ちょっと疑ってしまい隊長に叱られる。
さらに西へ少し行くと生藤山に続き、二等三角点をタッチして、軍刀利神社元社のある大きな広場へ戻り、お昼ごはんにした。
涼やかな風が気持ち良い。新緑が萌ゆり花々が咲き乱れて、山肌を彩っている。これ以上暑くなっても寒くなっても良くない。今が1番良い季節である事を肌で感じる。
ぷしゅっと。
各々持ち上がった缶ビールを開けて、ひと口目。小汗もかいた身体に沁みわたる。暖かくなってきて、こうして外でお湯を沸かして、ゆっくりとするお昼時間が増えてきた。
凍えながらお湯が沸くのを待たなくても良い。それだけで十分である。
ひとしきり休んで、再び歩き始める。
熊倉山、坊主山、栗坂峠を経て、浅間峠まで、ギザギザとした尾根筋を小刻みに登り下りしながら。
広い尾根道は本当に気持ちが良い。風が頬を撫で、木々を優しく揺らす。上着を着ず身軽に歩いているだけで気持ちが良い。
浅間峠まで来たら、尾根に別れを告げて、上川乗の方へ下る。道路が近くなってきて、車やバイクの排気音が大きく聞こえる様になった。
あぁそろそろ、この山歩きも終わる。ホッと疲れた様な、淋しい様な。
早々ぷしゅっと。
上川乗のバス停で、バスの時間までまだ少しあるので、バス停に貼ってあったビールを買えそうなお店の貼り紙が目についた。
すぐそこっぽいので、行ってみると残念ながら今日はお休みの様で、、と女将さんが軒先にいて、ビールを買うことだけ出来た。椅子でもお出ししましょうか?と、いえいえ、お休みのところ、それは悪い。
再びバス停まで戻って、ベンチに座って頂くことにした。
下山して直ぐに、ビールに有り付けるなんて、なんてなんて素晴らしい。
土地の人とのコミュニケーション。
バス停でバスを待つ間に、この界隈に親戚がいるとのことで、ここに訪れていた人が一緒になった。都会から行き来をしながら面倒を見られているというのだった。
こういう土地で暮らすのは、どんな感じなのか気になって、少しお喋りをさせて頂いた。都会に比べると不便である事には違いないだろうが、少し羨ましい。
途中のバス停で先にバスを降りられて、窓の外で待ってくれていて手を振ってくれた。温かい。
それからは下山メシを探す。武蔵五日市駅でバスから電車に乗り継いで拝島駅まで移動して、今回の下山メシは海鮮焼きの居酒屋になった。何故ここになったのか、良くは覚えてないけど、隊長は大きなゴミ袋を持ってきてくれていた。
いつも帰宅後だいたい油臭くなってしまうザックに悩まされる。とても賢い準備だった。ザックを包んで安心して呑める。
GWの準備や段取りを打ち合わせしながら、ぐびぐび。
日曜日なのに、ぐびぐびしてしまった。下山の後のビールは何故こんなに美味しいのだろう。
良いお天気の中、日差しに透かされた新緑が、まるで緑をフィルターをかけた様に登山道を照らす。鮮やかな緑色は、土と枯れ草の枯れ色を包み込んでふわっと萌ゆる、とても良い季節です。
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