KAI 70k


- GPS
- 13:50
- 距離
- 71.1km
- 登り
- 3,598m
- 下り
- 3,593m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 12:05
天候 | 晴れと曇りが半分くらい |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・富士北麓公園から忍野エイド、山中湖きららエイドまではシングルトラックのトレイルは少なく、下り基調のロードが多い。 ・山中湖からは山岳地帯に入り、特にニ十曲峠のエイドからは杓子山の登りとなり、勾配がキツく、岩登りもあり、更に偽ピークが数個ありメンタル的に厳しい。 ・杓子山を登るとかなり急な下りを経て、林道の長い下りの先に富士吉田エイド。 ・富士吉田エイドからはロードを経て、最後の山、霜山の延々と続くジグザグの登り。 ・霜山からは下り基調で一度、天上山を軽く登りあとはひたすら下りロードに入り、富士急ハイランド脇を通過して、緩やかな登りの林道を登り切ると北麓公園に帰ってこれます。 |
写真
装備
個人装備 |
シューズ?MERRELL Agility Peak5
ソックス?SALOMON Ultra Glide Ankle
ショートタイツ?Kalenji ランニングショートタイツ
短パン?Evadict トレイルランニング バギーショートパンツ
ベースレイヤー?ファイントラック ドライレイヤーベーシックノースリーブ
Tシャツ?Evadict ウールTシャツ
アームカバー:KIPRUN ランニング UVカット アーム&ハンドカバー
レインウェア:モンベル バーサライトジャケット
パンツ
ロングパンツ:Patagonia テルボンヌジョガーズ
保温着:SALOMON ESSENTIAL LIGHTWARM HZ
ファストエイドキット
ヘッドランプ:ペツル ACTIK CORE
ザック:SALOMON ADV SKIN 12
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感想
2025年の春の最大の目標であるKAI 70kに参加して、完走してきました。目標タイム14時間も下回り、まずまずのレースでした。
レース前日、色々とバタバタし、参加案内を改めてみると、前日受付のみと知ってかなり焦る(なぜか2024年版を見ている事に気づき事なきを得ましたが)。前日は、装備を再確認して、22時に就寝。翌日5時半に起床し、朝ごはんを食べて6時半に家を出発。
名古屋市内から車で、東名高速→新東名→東富士五湖道路と進み、富士吉田ICで下りてすぐに富士急ハイランドコニファーフォレストの駐車場に到着。100マイルの選手たちがコニファーフォレストの敷地を走っており、ドキドキしてくる。すぐに準備をしてシャトルバスに乗り、北麓公園へ。受付を済ませ、時間があるので芝生でのんびりしていると、100マイルのトップ選手がゴール。ホアキン・ロペス選手。17時間台でゴールし、驚きました。
そこから芝生で昼寝したり、昼ご飯食べ、ASUMIのスタートを見送り、いよいよスタート地点へ。六花さんのギター演出で開幕し、いざスタート。
最初は下り基調で皆さん飛ばしていましたが、比叡山の二の舞にならないように、我慢してわざとペースダウン。それでもラップタイム5分ジャストの区間もあり、最初の5kmくらいまではペースを抑えるのが大変でした。小さいトレイルを2回越えて、忍野エイドへ。5分くらい補給しスタート。
忍野から山中湖までは、田舎道のロードを延々と進み、トレイルに入り、東海自然歩道へ。坂道をゆっくり登り、下り基調で走って下り、ロードに出るとあっという間に山中湖のエイドへ。ここまでペース抑えており、体力、脚力、気力共に十分。ここでおもてなし食の豚汁とおにぎり、水分などを補給し、いよいよこれから本番の山岳地帯へ。
山中湖エイドからも、山岳地帯に入りますが、まだまだ足は残っており、途中、高指山の山頂で暗くなり、寒くなってきたので、ヘッドランプとレインウェア上を着用。ここから下りですが、霧で足元がなかなか見えない。ぺツルのアクティックコアの最大照度で下りましたが、これが後から仇となりました(アクティックコアは最大照度だと2時間しか持たない仕様であることをきちんと理解していなかった)。
何度かアップダウンを経て、第三エイドの二十曲峠へ。夜間となり、かつ山岳地帯で体力は消耗しましたが、前半を抑え、かつ先月の比叡山のレースと鈴鹿山脈縦走で鍛えた脚力はまだ残っている。二十曲峠で補給し、エイドを出たときに寒気を感じましたが、動けばすぐに体が温かくなった。ここからKAI一番のハイライトである杓子山へ。
アップダウンを経て、かなりキツイ斜度の登りとなる。ここでかなり足には来ましたが、ヘッドランプの明かりが点滅してくる。電池残量がなくなってきたサイン。照度を中強度に下げて周りのランナーの明かりも使いながら登る。杓子山名物の岩登りはけっこう続く。また偽ピークも多く、山頂だと思ったら3回くらい騙されました。ようやく杓子山の山頂に到着すると、きれいな夜景と暗闇の中で富士山のシルエットがはっきりと見えました。
ヘッドランプの不安は残りますが、最大照度にして杓子山の急な下りへ。下りに入った瞬間、ヘッドランプの電池残量ゼロに。斜度のキツイ坂でトレイルから外れて予備のヘッドランプ装着。また、杓子山の登りで徐々に胃腸がムカムカしてきて、下りで胃腸が揺れるとかなり気持ち悪い。杓子山の下りはかなり急で、ヘッドランプ、胃腸、急な下りのトリプルダメージでこれまで順調に来ていたペースが一気にダウン。胃腸トラブルで気力が下がったのがかなり痛く、次々とランナーに抜かれました。
杓子山の急な下りをやり過ごし、緩やかになってから徐々に胃腸の痛みにも慣れてきて、走り出し、林道は遅いながらもすべての区間で走り、なんとか富士吉田エイドへ。胃腸トラブルは初めて残り18km走れるのだろうかと不安になるもここまで来てリタイヤはあり得ないと思い、やれるだけ走ろうと決意。何も食べたくなかったけど、食べないと行動できないので、おもてなし食の富士吉田うどんを無理やり食べました。その後、アクティックコアの電池交換し、胃腸薬と痛み止めを飲み、エイドを出発、ここで20分くらい使ってしまいました。
薬の効果が効いたのか、痛みに慣れたのか徐々に走れるように。ロードを遅いながらも走り、最後の山、霜山へ。ここの登りはほんときつかったです。緩やかながらも嫌気がさす、延々と続くジグザグ道。ゆっくりと登りなんとか山頂へ。ここから下り基調で走れる区間だけど、疲労してきてあまりペース上げれない。それでも何とか走り、ちょっとだけ登る天上山の登りの階段に差し掛かった時、なぜか覚醒しました。
残り8kmくらいで、疲労ありますが、クタクタかと言えば、まだ体力や脚力が残っている感じがした。すべてを出し切ろうと決意し、ここの登りから急にペースアップ。気持ちの持ちようで、ペースアップしようと思えばでき、すぐに天上山の山頂へ。ここから下りはかなりペースを上げ、おそらく誰にも抜かされることはなかったです。(みんな疲労困憊しており、この区間から急に覚醒する人は居なかったと思います。)
下りはあっという間に終わり、ロードへ。富士急ハイランドの近くを走り、富士急ハイランドコニファーフォレストの駐車場を抜け、緩やかな登り基調の林道へ。この時は深夜2時くらいでゴール直前ということもあり、100マイルの選手含めてみんな疲れがピーク。でも遅くてもいいから走ろうと決めて、天上山の山頂からずっと走りました。さすがにこの林道は長かったですが、林道抜けるとロードが見え、北麓公園が見えた!最後は猛ダッシュでスタジアムへ入り六花さんとハイタッチしてゴール。目標タイム14時間以内を達成できました。
完走証として、メダルを貰えました。
ゴールした余韻そこそこに、動かなくなると急に寒気が。気温は5℃。持っている衣類をすべて着込み、シャトルバスの時間まで体育館で待機し、バスに乗ってコニファーフォレストの駐車場へ。
まだ眠く無かったので、着替えてすぐに車を走らせ、沼津のSAに到着し、車で少し仮眠、朝ごはんを食べてから帰宅しました。レース事態はいろいろとありましたが、目標タイムを切れてよかったです。また初めての70km、夜間レースでいろいろと課題が見えました。
3月の比叡山と合わせて来年のFUJI 100マイルの応募権利であるITRAポイントが溜まりましたが、今のままでは100マイルの完走は厳しいため、トレーニングに励みます。7月のOSJおんたけ100kmにエントリーしているので、まずはここの完走を目指してトレーニングを積みます。
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