千手岳・三重滝
奈良県
あめおやじ🐟
体力度について
- GPS
- 06:40
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,324m
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| 天候 | 晴れ☀ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【小仲坊〜分岐地点】 基本的に整備された登山道です。間違った方向に行かないようロープで規制されていたり、ピンクテープ、指導標などもあるので迷うことは少ないと思います。途中から階段が出てきます。谷をトラバースするところがありますが、鎖があるのでそれを頼りに。 【分岐地点〜千手岳】 基本的に整備されていないルートで、ヤマレコでは破線もありません。涸れた谷と登山道が接近するところが分岐地点になります。みんなの足跡を見ると、上と下、2つのルートがあるようですが踏み跡はほとんどないと思っておいた方が無難です。 往路では、谷に入ってすぐ対岸にピンクテープが見えたのでそれを追いました。これは下側のルートでした。途中、自分が歩きやすいと感じたところを進んでいるとピンクテープから大分離れてしまいましたが、目立つピンクテープを追った方が全体的に歩きやすいと思います。千手岳の手前にある大岩のあたりで上のルートと下のルートが合流します。合流後、大岩の下側を巻いて進み、巻き終えたところで目の前に千手岳本体がありますが、さらにやや危険な岩場を進んで漸く千手観音様に出会うことができます。 復路では上のルートを戻ってみようとしたのですが、途中から細いトラバースで歩きにくくなり、安全に帰ることを優先して下のルートに戻りました。 【二つ岩〜閼伽坂峠】 下山時は二つ岩を過ぎたあたり、小さな看板があるところで左折して閼伽坂尾根に向います。ヤマレコでは破線ルートです。左折していきなり垂直の鎖場を下るのですが、足がかりも豊富で難しくはありません。鎖とロープを降った後は緩やかな尾根通しの快適なルートで、最後まで急勾配はありません。ただし、整備されておらず歩く人も少ないようで踏み跡的なものはなく、地面が柔らかいためルートを外れても気付かない可能性があります。基本的に尾根芯を辿れば間違いありませんが、すこしわかり難いところにはやや古いテープがあるので、参考に。一部、ロープで規制されているところもあります。急勾配になったら間違えていると思った方がいいでしょう。 【閼伽坂峠〜三重滝〜小仲坊】 閼伽坂峠に着地すると、右が小仲坊、左が三重滝方向になります。三重滝へのルートもヤマレコでは破線もありませんが、新宮山彦ぐるーぷさんによって整備されているようで、基本的には歩きやすい登山道です。ちゃんとした階段や指導標もあります（これは自治体の整備でしょうね）。主にトラバースになりますが、激下ったり階段を下るところもあり。やや踏み跡が薄いところもありますが、ルートを外れることはほぼないと思われます。垢離取場（こりとりば）からは上流に行きそうになりますが、対岸にホチキス状のステップがあるので、そこに向けて徒渉。上流側には行きません。三重滝に着くと左岸を上流側へ巻くルートがあり、帰路はそこを通って戻ることもできるようですが、私は怖いので行きませんでした(^_^;) 閼伽坂峠から小仲坊へはほとんどが整備されたトラバースのルートです。一部で細いところがあり、やや注意を要します。道迷いの懸念はありません。 |
写真
おはようございまーす。今日は大峯奥駈道の靡2箇所、千手岳と三重滝に行きたいと思います。前鬼の車止めからスタートです。既に2台、車が停まっていましたが、登山か釣りかは判別できません。登山届けポストあり。
1
しばらく舗装路を歩いて、五鬼助さんという方が営まれている宿坊（小仲坊）に到着。チップ式のトイレとピンク電話があります。車は五鬼助さんのものでしょう。
2
以前は「諸人腰掛ける事をゆるさず」って書かれたあったのですが、2年前に見たときには既に消えていました。
他にもいくつか見かけたので、気配に注意しながら歩きました。
三重滝は3段になっていて、今いるところは一番下の落ち口になります。落ち口にはロープが張ってありますが、怖いのでこれ以上前に出られません(~_~;)
1
ちょっと休憩して、来た道で帰ります。なお、左岸側をさらに登って、滝の上側から戻るルートもあるようですが、怖いので行きませんでした(~_~;)
3
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
GWですが、我が社はカレンダーどおり。どうせ有給休暇が余るので自主的に連休にしてもいいのですが、GW後半に遠出を予定しているので前半は有給休暇を使わず、山行も近場で済ませることにしました。そして今回、相棒の奥様が同僚と別の山に行くというので、だったら奥様が嫌がる熊の気配がする山や一般登山道じゃないところへ行くか、と思案した結果、大峯奥駈道で未踏の靡（なびき：遙拝所や行場）を取りに行くことに。そんなわけで今回は千手岳と三重滝へ向かいました。
以前から、吉野から熊野本宮大社まで赤線で繋ぐべく、細切れに日帰り山行を繰り返していたのですが、いつからかわかりませんがヤマレコの山リストに大峯奥駈道があるのを発見。達成するには単に赤線を繋ぐのではなく、全75の靡全てを廻る必要があるようです。今回向かった2箇所は前鬼から釈迦ヶ岳へ登るルートの近くにあるものの、盲腸のようにルートから外れて往復する必要があるので全く意識していませんでした。先日の水呑宿のときから多少はそういうのを意識してのことでしたが、水呑宿が取れたことで、ほんなら他の行ってない靡にも行っみよう、ということです。
千手岳に関しては以前、前鬼から釈迦ヶ岳を目指していたときに他のハイカーさんから分岐点をたずねられてことがあって、「あんなとこ、よー行くなー」と思って見ていたのですが、結局そこへ自分も行くことになってしまいました（笑） ほぼ整備されておらず明瞭な踏み跡もなかったり、やばいトラバースや岩場もあって、「行場やなぁ〜」という趣のところでした。移動距離と高低差は大したことはありませんが、非常に神経を使うルートでした。
三重滝（みつかさねのたき）にも行きたかったので、下山は二つ岩を過ぎたところから閼伽坂峠（あかさかとうげ）に向かうルートで。最初の鎖場さえ下ってしまえばあとは急斜面もなく、ヤマレコで破線なのが不思議なくらい快適な尾根通しのルートです。らくちん過ぎて変化がなく、そろそろ飽きてきたなぁという頃に閼伽坂峠に到着。ここで左折して三重滝に向かいます。ここからはトラバースが主体になりますが、一部に階段で下る（帰りは当然登る）ところもあり。千手岳のときと違ってこっちは距離も高低差もあって、千手岳とは違うしんどさがありました。
なお、この辺りにはもう1箇所、小池宿という靡があるのですが、小仲坊から見て三重滝とは逆方向に赤線のないルートを行くことになるため、今回は計画に入れませんでした。あわよくば・・・と思わなくもありませんでしたが、気力と体力、何より時間が足りないのでやめておいてよかった。そのうち機会を作って行きたいと思います。
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