東山P358

2025年05月02日(金) [日帰り]

• GPS: 04:52
• 距離: 3.8km
• 登り: 354m
• 下り: 354m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:06
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:51

距離 3.8km 登り 354m 下り 354m

6:41 栖吉の清水
6:46 6:50 花立峠登山口
8:43 9:06 尾根ピーク
11:10 11:11 花立峠登山口
11:14 11:31 栖吉の清水
11:32 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鋸山花立峠登山口の駐車場利用。
国道352号線を長岡市街地から進むと、冬期通行止めの立て看板がありますが、この時期は山菜採り含め登山者が「行けるとこまで行く」精神で突破済み。

すでに登山口までは通行可となっていました。
もう雪崩の心配はない状況ですが落石、倒木、土砂崩れの処理は完全ではないので事故があったとして責任を誰かに問うことはできないと思います。

先着は10台ほど。
仮設トイレは男女別それぞれ1基設置されており、ペーパー完備。靴が洗えてかつ飲用できる水場あり。

コース状況／危険箇所等

全線バリエーションルートとなり、登山道はありません。

地形図から予想するより谷が切れ落ちている箇所が多く、尾根を登るには苦労しませんが下りは薮で進行方向を誤ると狙った尾根を外し、丸腰では下降不可の可能性があるので登れた尾根をピストンする方が安全。

行く人もいないとは思いますけど。

写真

5/2 6:33

(ka)今日はここから！

どうも！カスティーナです！

(S)よーしがんばるぞ！

(ka)探し物はなんですか〜♬~٩( ˊoˋ* )و🎤

5/2 6:40

(S)意気揚々と出発です。

(ka)すんごいきれいなおトイレ通過！

5/2 6:44

(S)すぐ登山道を離れて尾根を目指す。

(ka)先行する山菜ヤーもヘンな薮に突っ込んで行ったぞ！

5/2 6:44

(S)たまに大きな岩が出現。

(ka)ここまでくればヒトの気配はない。

5/2 6:47

(S)小さい頃から牛乳が苦手で給食で苦労していたのを思い出した。

(ka)インターネッツで検索したら、けっこうな年代モノΣ(•ω• ノ)ノ

5/2 6:49

(S)スミレサイシンかな？

(ka)合ってると思う。

5/2 6:50

(S)登山道ではないし倒木や枯葉、ぬかるみで荒れてはいるけど、まぁ登り易い方だね。

(ka)お城地形に比べれば快適そのもの・:*+.\(( °ω° ))/.:+

5/2 6:52

(S)おっ？と思うけど、アマドコロとかナルコユリかな？

(ka)おお、なるほど。

5/2 6:57

(S)なんの骨なんでしょう。

(ka)ヒトのものでないことを祈ろう……:( ;´꒳`;):

5/2 7:01

(S)今時期はどこへ行っても元気いっぱい、トキワイカリソウ。

(ka)宇宙から地球を征服しにやってきたにちがいない。

5/2 7:04

(S)あまりに見事な株でつい写真を撮ったウバユリ。

(ka)今年も見事な花を見たいものだわね♡

5/2 7:07

(S)チゴユリの花はここでも大きい。オオチゴユリってのもあるらしいね。

(ka)えーえーえ！そうだったんだ！

5/2 7:10

(S)越後の定番、カタクリ畑。

(ka)こうなるといよいよ雑草と変わらないꉂꉂ(ᵔᗜᵔ∗)

5/2 7:15

(S)おお、これウマイやつだ（´ω｀）

(ka)しかも高級品！( ✪ω✪ )

5/2 7:28

(S)爪とぎなのか、木登りなのか。

(ka)この尾根にはめちゃくちゃあったね。ちょっとだけ警戒モード。

5/2 7:30

(ka)アブラチャン、まだ咲いてるんだね。

(S)場所によって全然違うねー。

5/2 7:47

(ka)地形は顕著な尾根になってて、けもの道を拾えば問題ない。

(S)藪もこんな調子なら問題なし。

5/2 7:45

(ka)などと、キャッキャウフフしながら歩いてきたら、人の手の入った地形に出くわした(´°д°`)

(S)唐突に出現するんだけど、ここまでどうやって来ていたのか。

5/2 7:52

(ka)こんなとこでも畑だか田んぼだかやってたんだね。

花立峠辺りが見えてるんだろうな。

(S)何か資料が残っているんだろうなぁ。

5/2 7:55

(ka)ツルリンドウ、たくさん。

(S)フデとかハルが見たいところ。

5/2 8:01

(ka)この辺りからはイワカガミも咲いてた。

(S)ものすごくもりもり！

5/2 8:11

(ka)サクラもわずかに。

(S)花はともかく、先がわからないからただ登っているだけでもおもしろいね。

5/2 8:14

(ka)ブナというブナには爪痕。

(S)新潟の山では、痕跡見つけただけで引き返していたら登れる山はあまりない。

5/2 8:19

(ka)でもブナがあるところは薮が少なくて気持ちがいいの⸜(*˙꒳˙*)⸝

(S)いい雰囲気になってきた！

5/2 8:24

(ka)雪が出てきた。
北側の薄い沢地形だからかな。

(S)藪が陽を遮るのかなぁ。

5/2 8:33

(ka)笹薮の中にはシュンランがこんにちは。

(S)人目に触れることがないけどがんばってる。

5/2 8:38

(ka)クロモジはものすごくたくさん！

(S)見上げればクロモジ。

5/2 8:40

(ka)がまんの笹薮漕ぎが落ち着くと、やったー！P538。

(S)クマザサ、けっこうな密藪だった。

(ka)ピンテはあるけど山頂標識はない。

と言うわけでスクショでほいよっ。

(S)思ったより簡単に来れたね。

5/2 8:46

(ka)ここからは鋸山の展望。

風谷山からここを経由して長陵尾根を登れば鋸山へ行けるんだけど、今日はこれから雨予報。

あの尾根を這い上がるにはちょっと心配。

(S)雨で泥壁やる気にはなれないねぇ。先に進めば探し物は見つかるかも知れないけど。

5/2 8:51

(ka)ピークは踏めたので、ここで下山することに。

ど根性バカマがかわいい。

(S)葉っぱが誰かに食われたのかな？

5/2 9:10

(ka)お天気は芳しくないけども気温が上がってきたからカタクリも元気いっぱい٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

(S)カタクリのない山はないのだ。

5/2 9:14

(ka)笹薮は写真を撮れるとこはこれくらい。

まだ地面に足は着くよꉂꉂꉂ(ˊᗜˋ*)

(S)背丈を超えるので、藪漕ぎとしてはやり易い。太くなると手強いんだよね。

5/2 9:51

(ka)棚田みたいな地形まで戻ってきた。

キブシが揺れてる。

(S)探し物は見つからなーい！

5/2 9:55

(ka)あれはどこが見えてるんだろ。

(S)まったくわからん（笑）

5/2 10:06

(ka)小さな池には水餃子。

(S)おたまじゃくしで池が真っ黒になるのももうすぐ。

5/2 10:32

(ka)沢は薮が無くて歩きやすかったけど、この先は滝になってた笑。

(S)ぬかるみがヒドイ。長靴がよかったなー。

5/2 10:39

(ka)元きた尾根に復帰する。

何気なく先行するわたしの後ろでSMセンセイがマムシを踏みそうになってて、おったまげ( °Д° )

そのあとは立枯れの大木がものすごい音を立てて倒れるところも目撃してなかなかアドベンチャーだった。

(S)先行したカスティーナ博士に向けて臨戦体勢。こうなってから近付くのは危ないので、素早く撮影したらボケてた（泣）

5/2 10:55

(ka)安全地帯に戻ってのんびり休憩。

ここはキクザキイチゲのお花畑。

5/2 10:59

(ka)きれいなのがたくさん咲いててしあわせな森！

(S)しかも大輪でうれしいね！

5/2 11:11

(ka)さて、登山道に復帰。

もうちょっと散策しようか♪

(S)意外にすぐ終わってしまったしね。

5/2 11:15

(ka)ちょっと前にできたキャンプ場、気になってるんだよね。

(S)ボーイスカウト向けのキャンプ場を一般開放にしたみたい。無料でデイキャンプ・宿泊利用可。ただしボーイスカウトが優先で、申込み日に利用可能か要確認。詳しくは下記URL参照で。
https://bsnagaoka01.com/camp/

5/2 11:13

(ka)沢まで行ってみたらまだシロガネーゼががんばってたよ。

(S)けっこうまだイケてるね。

5/2 11:20

(ka)エンゴサクもきれい。

(S)きれいな青がすてき。

5/2 11:31

(ka)ただいまー！

このあと車で走り出すと雨が降ってきた！

作戦通りで、してやったり(*´罒`*)

(S)探索第一弾、見つからないまま終了だけど、楽しかった！

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

装備

個人装備

登攀装備基本一式。<br />ヘルメットは持参せず。

感想

SM100C

探索は普通に考えると地道な作業を繰り返すしかないイメージだろうと思う。
通常、藪漕ぎ、泥壁等は登山で好まれるものではないし、実際記録も少ない。
好天の中、ばーっとひらけた景色を見ながら歩くのが登山者の望みだろうと思う。

だけど普通に登山道を歩いていては、本当の自生に出会えることが絶望的な花も多い。今回はそんな花を目指してみた。

目指す花は2種類ある。

当然、人が入らない場所だからといって行けばすぐ見つかるとは思っていないし、1度や2度でうまくいくはずがない。ルートを変え、気長にやろうと思っている。

ボクらは目的の花が見つからなくて、景色が見えなくても、乏しい植生でも、泥だらけになっても、藪を漕いでも、いつも行った先で別の何かしらの楽しいと思えることがある。
もっと言えば、ただ泥壁を登っているだけでも楽しいと思えたりする。

ほとんどの人に共感は得られないだろう。
人がまったくいないと、それが実感出来てうれしかったりする。
山は本来、人がいないはずの場所だから。

最近、人はいなくても、昔の痕跡があるだけでちょっと拍子抜けしてしまう。
いい感じに病的になってきたぞ。

kastin52

越後の里山にはびっくりするような山奥に耕作放棄地のようなものがたくさんある。

そもそもそこが田畑だったのかさえ分からないようなシロモノで、とにかく山の斜面を丹念に平たく整えて水路が引いてあったり、その排水用かと思うようなパイプが通っていたりする。

だからよくよく観察すれば道のようなものもあるのだけども、そこは越後の山。

道が自然に還ってゆく速度はおそろしいものだし、ニンゲン以外の生き物にとっても宙を浮くような薮を歩くよりはましなのだろう、あらゆる生き物の痕跡がある。

そんな里山の薮や沢を丹念に歩いている人の記録に、あの花が。

そんな、ばかな。

さらに古い資料を探し当てると、確かにその花があったと明記されていた。

どちらの記録にももちろん、場所など明かされるはずもなく。

そんな花が薮の中にあるとはとうてい思えないし、とある山の博士も「薮漕ぎとはイメージできない。基本的には登山道沿い」とヒントをくれた。

しかしこれだけ人の痕跡の残る里山のことだ。
登山道ではなく生活道があったはずで、それは人知れず拓かれ、そして廃れた。

そこにロマンがあるのなら、いくらだって薮をゆこうではないか。

コメント

mt-sam

積雪期↓（観鋸台❣）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-408653.html

kastin52

雪のときなら快適に歩けそうだけどお花畑も雪の下ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ∗)