記録ID: 81161
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無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
新潟焼山〜噴気と硫黄と溶岩ドーム/念願の頚城山塊のボイラーへ、整備された真川コース往復
2010年10月03日(日) [日帰り]


- GPS
- 10:36
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
杉野沢橋駐車地6:34-6:39真川堰堤[ルートマネージ]6:55-(7:17滝沢)-7:52金山谷[R1]8:00-(8:12焼見台)-8:20裏金山谷[ルートマネージ]8:25-(8:39地獄谷-9:15焼沢)-10:31富士見峠[R2]10:41-(10:50富士見分岐点)-10:55泊岩10:56-11:54焼山頂上[R3・L]12:31-(13:16泊岩-13:19富士見分岐点)-13:31富士見峠[R4]13:40-14:44焼沢[R5]14:49-(15:22地獄谷-15:37裏金山谷)-16:00金山谷[R6]16:09-(16:44滝沢-17:05真川堰堤)-17:10杉野沢橋駐車地
【実働】8時間56分
【実働】8時間56分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しばらく進んで「ヒコサの滝遊歩道」入口前方の杉野沢橋を渡ると、左側に8台程度駐車可能なスペースがある。 駐車地付近には「赤尾岳遊歩道」の標識はあるものの焼山方面への登山コースを示す標識等はないが、真川沿いの林道状の平坦な道が登山コース入口となっている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コースの概要・状況】 真川沿いのこのコースは焼山の登山規制中に藪化・荒廃し、数年前の地図を見る限りでは通れるかどうか不安だったが、現在は中級者なら問題なく通れるまでに整備されており、刈払いもきちんと行われていた。 (後日購入した「山と高原地図18 妙高・戸隠・雨飾2010年版」では赤点線でしっかり復活していた。) ただし、杉野沢橋から富士見峠に到るまでの道中、案内標示等は一切ない。 ●杉野沢橋-富士見峠 真川堰堤脇を抜けてすぐ左に林間へ入る登山道があるが、木にテープが巻きつけてあるだけなので見過ごしてそのまま河原へ直進してしまいやすい。 林間から一度川岸に接近して小さな急斜面を乗り越えると、川岸の岩場を数mへつらなければならないが、ロープが備えられいるし、高さはないので万一滑り落ちても足が濡れる程度で済む。 その後、滝沢-金山谷-裏金山谷-地獄谷と、水量が多いときは注意したい渡渉が4回あるが、今回はいずれも靴の中を濡らさずに渡ることができた。 滝沢-金山谷間に十mほどの急斜面のトラバースがあるが、ここもロープがあり特に問題はない。 金山谷渡渉後の対岸はロープ補助のある急登で、ここを登り切ると初めて焼岳を望める"焼見台"。 裏金山谷はしばらく右岸沿いを進むが、ここという渡渉点がはっきりしていないので、ペンキのマーキングが現れ始めたら適当な場所で左岸に渡る。 地獄谷を渡ってしばらくすると木の根を乗り越える箇所があり、往路は問題ないが帰路では見過ごして右下に下る間違った踏み跡を辿りやすいので、何かマーキングしておくとよい。 最終水場の焼沢を経て富士見峠までの道は特に問題なく、徐々に展望も開けてきて快適。 富士見峠はよく刈り込まれており、金山方面や乙見湖方面の展望がよい。 ●富士見峠-焼山山頂 富士見峠から先は道標も備えられており、途中で糸魚川市側からの道を合わせると間もなく、日本海をも望む泊岩に着く。岩下を利用して造られた岩屋は、内部は整理されていたが扉は開かなかった。 泊岩からは岩ゴロの多い潅木帯を登り、森林限界を過ぎる辺りから火山らしくガレた滑りやすい急斜面となって、頂上稜線の溶岩ドーム群を目指す。 急登を登りきって溶岩の隙間の小さな窪地に入るとかすかに硫黄臭がするが、普通に通過する限り危険な感じはしない。 火口湖を左下に見ながら右手の火口壁内側に取り付き、ロープと鎖の岩場を注意して越え、先の岩頭から一旦下って登り返すと頂上に達する。 頂上から少し火打山側に向かうと硫黄が露出してわずかに蒸気が立ち上る斜面があり、地熱の熱さを体感できる。 さらにその先には盛んに蒸気を噴き出す大きな噴気孔があるが、あまり必要以上に近づくのは自重した方がよさそう。 なお、森林限界から頂上部までのルートはほぼ定まりつつあり、見通しがよいときの登りではほぼ迷わずに行けるが、ガスがかかっているときは迷う恐れもある。 また、下りではうっかりすると火口壁外側に向かって下ってしまうことがあり、崩れやすい砂礫の急斜面や脆い溶岩の岩場の通過に苦労する破目になるので、通ってきた往路のルートをしっかりと頭に入れておきたい。 【水場・登山ポスト・トイレ・近隣の温泉等】 ●水場: 縦走稜線(富士見峠)に出るまで水には困らないコース。 渡渉する谷はいずれも清冽に見えるが、確実に生飲できる水場としては最上部の焼沢がよい。本流に加え、登山道上の斜面から豊かな清水が湧き出している。 ●登山ポスト: 駐車地付近に登山ポストはないので、現地で登山届を出すならばアクセス途中の火打山・妙高山登山口にある登山ポストを利用する。 ●トイレ: アクセス途中の笹ヶ峰キャンプ場駐車場に男女別の水洗トイレがある。 ●近場の温泉: 妙高高原温泉郷として7つの温泉がある。最寄は杉野沢の"苗名の湯"で大人450円。 IC近くの妙高温泉共同浴場は大人200円でリーズナブル。 また杉野沢林道で西の乙見山峠を越えると露天風呂(入浴料寸志)もある小谷温泉に至るが、工事などが頻繁に行われて通行が制限されていることもあるので注意。 |
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コメント
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地熱の熱さを感じるとは、迫力ありますね。
火山の景観も素晴らしいです。
秋のお花も沢山咲いていて、きれいですね〜
写真にコメントを付けるのがどうも後回しになってしまっていけません。
地熱の熱さは別に温泉地に行けば珍しくもないですが、場所が火山の頂上だとやっぱり感動しますね。
焼山はスケールじゃ浅間山に到底及ばないけど、リアルな臨場感は前掛山頂上の上を行ってました。
堂津岳とともに今年登りたかった二山に登れて満足です。
花の同定はほとんど終わってますが、トリカブト属とセリ科と野菊類は相変わらず難しくて頭を抱えました。
迷いだしたらキリがないので、あーもうこれでいいや
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