谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁南稜(4Pまで)


- GPS
- 09:43
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,654m
コースタイム
- 山行
- 0:51
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 0:59
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
登攀技術を教えることは難しい
今回、1人の後輩が本番での初リードを迎えた
最初のピッチのみ私がリードし、あとは任せてみた
様々な壁や沢でフォローで付いていき、近郊の岩場で何度も何度もリード技術を教えて、やっと辿り着いた
本番でも後ろからたくさん指摘はしたものの、ここまで漕ぎ着けた不断の努力は賞賛に値するものだ
谷川岳は「魔の山」とか「墓標の山」といわれるほど遭難死者数が多く、その数はギネス記録となっている
なぜ、それほど多いのか。それは世界の山々に比べて格段に険しいわけではなく、かつて実力が伴わないまま無理に登攀したりされられたりする人が多かった結果だといわれている。
※それに加えて、都心からのアクセスのよさで入山しやすいのもあるし、分水嶺で気象変化が激しいことも要因の一つ。
私は先輩として、後輩が登攀で致命的な事故に遭わないように教えてきた。ゲレンデや本番で後輩の登攀を評価し、危ないところは逐一指摘してきた。当たり前のことだが、こうした積み重ねが教わる側にとって安全な登攀に繋げられるのは言うまでもないし、教える側も教えたことを自ら再評価することもできる。
これからも安全な登攀を心がけていきたいものだ。
幾度の練習を重ね、登攀のリード実践と至り、南陵の2pと4pのリードを行った。
2pはルートを間違えることなく登ることができたが、4pはカンテ側へ回り込む際にルートを外れてしまい、残置ハーケンを見つけることが出来ず、そのまま登り切ることを選択した。準備の段階でもっとルートを読み込まなければならないと痛感させられた。
また、同伴者よりラッキングやトレースする際のヌンチャクの向き、ハーケンへの結び方などを指摘された。細かなことではあるが、無視は出来ず忘れてはならない。肝に銘じておく。
今後の課題は、フリークライミングの上達とリードを含めた登攀技術の速度と精度の向上である。ひたすらに積み重ねるのみである。
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