カワトンボが舞いシロヤシオが咲き始めた船坂谷

2025年05月05日(月) [日帰り]

• GPS: 04:31
• 距離: 8.0km
• 登り: 743m
• 下り: 643m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:48
• 休憩: 0:43
• 合計: 4:31

距離 8.0km 登り 743m 下り 643m

10:30 船坂橋バス停
10:56 船坂谷水場
11:02 地獄谷出合い
11:14 11:19 船坂第三堰堤
11:27 11:33 川上ノ滝
12:03 古い案内板
12:58 12:59 船坂谷登り詰め
13:00 13:12 石の宝殿
13:33 13:35 鉢巻山
13:38 六甲山上道路奥池方面分岐
13:55 熊笹峠
14:12 14:29 とかが尾山
14:43 熊笹峠
14:58 熊笹峠大藪谷貯水池分岐
15:01 奥池集会所バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：JRさくら夙川からさくらやまなみバスで船坂橋バス停
復路：奥池集会所から阪急バスでJR芦屋駅

コース状況／危険箇所等

　船坂谷は、バリエーションルートです。沢道ですので、天候や落石に注意しながら、緊張感をもって歩いてください（山慣れた人向き）。
　熊笹峠からとかが尾山に行くのに芦有道路を歩行してはいけません（自動車専用）。熊笹峠からは、降りてきた登山道を直進すると「44」と書かれた標識のところまで、藪の中を行く道があります（芦有道路を横断しないといけませんが、奥池のところと同じで横断だけなら許してもらえそう）。
　とかが尾山登山口からとかが尾山、小天狗山へ続く道も熊笹の中の細尾根で、特にとかが尾山山頂周辺は、藪漕ぎが必要かもしれません。
　今日は、全体として初心者、ファミリーにはお勧めしないルートです。

写真

5/5 8:44

今日はさくら夙川駅からさくらやまなみバスに乗り登山口に移動しました。バスの時間を1時間間違えてしまい、夙川をお散歩です。夙川にはこいのぼりが飾られていました。

5/5 10:31

船坂橋のバス停です。
道が混んでいて、到着に約1時間かかりました。

5/5 10:34

船坂谷道と湯山街道の分岐
昔は多くの人が船坂谷道から六甲山に登っていたのでしょう、立派な道標があります。

5/5 10:35

船坂川沿いを歩きます。
船坂川の下流に鎌倉峡があります。
良い天気で気分ウキウキ

5/5 10:39

ヒメフウロ
外来植物で野生化しています。でもとてもかわいい。

5/5 10:43

新緑の中を歩きます。
木々の間から注ぐ太陽の光が優しいです。

5/5 10:45

モチツツジ
今日のお目当てはシロヤシオなので比較のためにとって見ました。

5/5 10:51

アサヒナカワトンボ
神戸で見られるカワトンボで羽の透明なのはアサヒナカワトンボ、橙色はニホンカワトンボらしい。
綺麗に撮影できたので、久しぶりに昆虫を表紙写真にします。
縁紋が白いので♀です。

5/5 10:53

道の上に川が流れる「洗い越し」
今日はこどもの日、ファミリーが水遊びしていました。

5/5 10:57

コンクリートの林道が崩壊しています。
船坂川を渡渉して対岸へ

5/5 11:01

船坂第10堰堤
このスリット堰堤は左の階段を上ります。
船坂谷は堰堤めぐりのハイキング道です。

5/5 11:03

スリット堰堤の上から
この山の色が春の山の色です。

5/5 11:09

小石だらけのがれたハイキング道
意外と疲れます。

5/5 11:11

「老いが岩」
さわると年を取ってしまう祟りのある怖い岩です。

5/5 11:13

次の砂防堤防です。水がエメラルドグリーンできれいです。

5/5 11:14

ウリカエデの赤い実
葉に切り込みのないカエデです。

5/5 11:14

ゴバノガマズミ
満開です。

5/5 11:16

道の肩が崩落しています。
横にロープもあります。

5/5 11:24

川上ノ滝
落差10mの滝です。
途中の岩にあたって水がきれいに分岐している分岐瀑です。

5/5 11:25

水量豊富で、なかなか見事な滝です。 滝を過ぎると、右の斜面に取り付き、大きく滝を巻きます。

5/5 11:28

シロバナウンゼンツツジ
滝の巻き道の下に咲いていました。
上の花びらにある赤い点々がチャーミングです。

5/5 11:38

船坂谷核心部
本流からはずれ右俣の流れを遡行します。
岩がいくぶん滑りやすいので注意して歩きましょう。

5/5 11:40

峡谷を行きます。
正面の明るいところで、左に谷を抜けます。

5/5 11:52

今日は何度も渡渉を繰り返します。

5/5 11:55

初夏の森です。
船坂谷は、木々の緑を楽しむ登山道です。

5/5 11:57

船坂道の上部は、少し道がわかりにくく赤いリボンを目印にルートを探しながら歩きます。

5/5 12:15

ミヤマナルコユリの葉でしょうか
きれいな模様です。

5/5 12:19

途中、長いロープで降りるところもあります。

5/5 12:28

森の中に溶け込んだ堰堤

5/5 12:30

白い花のシハイスミレでしょうか
葉の斑がきれいです。

5/5 12:33

道端にお目当てのシロヤシオが咲いていました。

5/5 12:34

白くてとっても大きな花です。
しかし、大きな葉の間に咲き、白い花なのであまり目立たないツツジだとも言えます。

5/5 12:35

兵庫県ではシロヤシオは、六甲山頂周辺にしかないといいます。

5/5 12:35

シロヤシオの花期はとても短いです。
今日は、ほかにシロヤシオが満開に咲いている様子は見なかったので咲き始めだと思いますが、見れただけでラッキーと思います。

5/5 12:35

シロヤシオの葉
枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジともよばれます。

5/5 12:36

タチツボスミレ
今日は、タチツボスミレはほぼ終わりでした。

5/5 12:38

チゴユリ
今日のハイキング道でいっぱい見ました。

5/5 12:38

チゴユリ
暗い樹林の下にはチゴユリがいっぱい。
チゴユリまつり

5/5 12:40

シソバタツナミソウの葉
花は咲いていないけど、とてもきれいな葉です。

5/5 12:41

砂防堰堤の左を登ります。

5/5 12:46

コケリンドウ
とても小型の春に咲くリンドウです。フデリンドウと異なり地面近くに大きな葉が広がります。

5/5 12:46

ハイキング道のすぐわきの落ち葉の中にいっぱい咲いていて、気が付かないとあやうく踏んでしまうところでした。

5/5 12:57

ウリハダカエデの花
薄黄緑色のとてもきれいな花がぶら下がっていました。

5/5 12:58

船坂谷下降点に出ました。ここにも立派な道標があります。しかし、難路ですので注意してください。

5/5 13:02

ヤマナシ
石の宝殿近くに咲いていました。

5/5 13:07

アリアケスミレ
花は白色で紫の筋がある。葉のかたちが特徴です。

5/5 13:07

キランソウ

5/5 13:08

石の宝殿からの展望
良く晴れています。こどもの日は展望に恵まれました。

5/5 13:11

カキドオシ
夏に垣根を通して隣家まで伸びてゆく、という喩えから「垣通し」の和名がついたそうです。

5/5 13:30

アケビ
アケビは同じ株に雄花と雌花を咲かせますが、ひとつの株では受粉が難しいとのことです。

5/5 13:41

石の宝殿から熊笹峠に向かいます。

5/5 13:54

熊笹峠に到着しました。
船坂谷でイワカガミに会えなかったのでとかが尾山に立ち寄ることとしました。

5/5 14:03

「44」と書かれた標識のところまで、藪の中を行く道があります。

5/5 14:10

とかが尾山　710m
「これより奥にいのししの罠があり危険」とあります。

5/5 14:15

とかがお山山頂は熊笹に覆われています。
笹の中を尾根沿いに歩きます。

5/5 14:19

とかが尾山から小天狗山の方に少しおりて、熊笹がきれたところでイワカガミの群落に遭遇しました。

5/5 14:19

咲き始めでとてもきれいなイワカガミです。

5/5 14:19

昨日の奥山に続きイワカガミ連続ゲットです。
六甲山のイワカガミは、もっと有名になっても良いのに・・・

5/5 14:32

芦有道路は歩行者通行禁止ですが、「44」の標識まで道路を横断させていただきました。

5/5 14:34

「44」の標識から熊笹峠への道です。
足元が柔らかいですが、道は明瞭です。
今日はこのまま、奥池に出てバスで帰宅しました。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

マルヒコ

　今日は「こどもの日」、どこも混雑すると思い、裏六甲のマイナーコースである船坂谷にシロヤシオの花を見に行きました。
　シロヤシオは咲き始めで、ハイキング道の脇に咲いている木があり写真撮影できたのはラッキーでした。花期が短い花なので、お好きな方はお早めにどうぞ。
　船坂谷は、本格的に滝や岩壁を歩くというようなアスレチックコースではなく、森の中で、道をさぐりながら頂上を目指していく、とにかく新緑がきれいで、せせらぎや木々の緑を楽しむ森林浴コースだと思います。コケリンドウやチゴユリなど春の林床のいろんな植物も楽しいです。（いつもはイワカガミにも会えるのですが今日は見つかりませんでした。）
　ゴールデンウイークの真っただ中、静かな山歩きができたのがとてもよかったです。