記録ID: 8143031
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ハイキング
大峰山脈
八経ヶ岳 1泊2日(弥山小屋泊)
2025年05月08日(木) 〜
2025年05月09日(金)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,111m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:59
登山口から沢を渡ると、奥駈道出合まで急登が約1時間続きます。木の根も多いため、靴やストックを引っ掛けないよう注意が必要です。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
管理人によると、駐車場では携帯の電波が届かず、尾根まで上ると繋がる可能性があるとのことです。地図データは事前にアプリへダウンロードしておくのが良いでしょう。 駐車料金は1日1,000円です。トイレは有料で、駐車場利用者は100円、一般利用者は200円かかります。係員がいる場合は、小屋内の水洗トイレを使用できますが、不在時は工事現場で使われる簡易トイレになります。滝側には洗い場があり、ブラシも備え付けられているので、登山靴の泥を落とすことができます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道路を挟んだ向かい側に登山口があり、登山ポストが設置されています。 登山口から数百メートル行った所で橋を渡りますが、そこから奥駈道出会まで急登です。 |
その他周辺情報 | 【弥山小屋】 若くて感じの良い、お話好きな管理人さんで、いろいろとお世話になりました。食事は美味しく、お布団も温かく快適でした。室内にはストーブがあり、自由に使えます。ただ、スリッパが置かれていないので、寒い時期はマイスリッパを持参すると良いかもしれません。 【洞川(どろかわ)温泉ビジターセンター】 2024年にオープンしたモダンなデザインの施設です。名前は洞川ですが、温泉は透明で、弱アルカリ性でヌルっとして、気持ちよかったです。玄関には特産販売スペースがあります。なお、飲み物の自動販売機はありますが、食堂はありません。 |
写真
行者還トンネル西口の駐車場です。管理人に誘導されて、指定された場所に止めます。ここには、携帯の電波が届きません。管理人によると「尾根まで上がると繋がるかも」とのこと。アプリの地図データは事前にダウンロードしておきましょう。ここでは、できません。
聖宝ノ宿(しょうぼうのしゅく:55靡)の跡に到着。ここで理源大師の銅像に登山の安全を祈願しました。
「靡(なびき)」とは、神仏が宿るとされた拝所や行所を指します。その開祖は、飛鳥時代の修験道の祖・役小角(えんのおづぬ)、または役行者(えんのぎょうしゃ)と呼ばれる人物です。
「靡(なびき)」とは、神仏が宿るとされた拝所や行所を指します。その開祖は、飛鳥時代の修験道の祖・役小角(えんのおづぬ)、または役行者(えんのぎょうしゃ)と呼ばれる人物です。
弥山山頂(54靡)に到着。 今夜は弥山小屋に宿泊します。お昼までは快晴でしたが、次第に雲が広がり、八経ヶ岳の山頂にはガスがかかっています。明日は雨になるかもしれないので、荷物をデポし、身軽な状態で八経ヶ岳を目指すことにします。
管理人さんのおすすめで、地酒「大峰山」を熱燗でいただきました。口当たりと香りはすっきりしていて、後味にほんのりとした甘みが広がります。すっかり気に入ったので、下山したら洞川温泉で買って帰ろうと思います。
ガスが出ています。管理人さんに「ガスで道に迷ったら戻ってきますので、その時はまた泊めてください」と伝えると、「今日は宿泊者はいないので、私も下山します(笑)」とのこと。「ゆっくり、落ち着いて下山してください」と優しくアドバイスをいただきました。
感想
山小屋に到着すると、管理人さんから「今日は宿泊者は二人だけです」と言われました。GWを少し過ぎただけで、急に寂しさが増します。
18時過ぎに遅れて到着した70代の男性と夕食を共にしました。修験者ではないものの、吉野から熊野までの大峰奥駈に挑戦しているとのこと。朝6時に山上ヶ岳の宿坊を出発したものの、思った以上にアップダウンが激しく、鎖場も多いため時間がかかってしまったそうです。
四国遍路を達成し、「死ぬ前に奥駈を踏破したい」と語るその姿に強い意志を感じました。翌早朝、テントと寝袋を背負った彼は、ガスに包まれた登山道に吸い込まれるように消えていきました。
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