記録ID: 8158715
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄
英彦山ー犬が岳〜新緑の縦走
2005年05月30日(月) 〜
2005年05月31日(火)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 51:03
- 距離
- 54.6km
- 登り
- 3,510m
- 下り
- 4,018m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:00
2日目
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 5:34
- 合計
- 11:19
13:30
ゴール地点
日時:2005年5月30日(月)〜31日(火)
場所:福岡県英彦山系 英彦山・犬ヶ岳
ルート:30日 博多駅−JR彦山駅−(バス)−銅の鳥居−奉幣殿−中岳−南岳−鬼杉−大南林道−しゃくなげ荘(泊)
31日 しゃくなげ荘−別所−鷹巣原スキー場−豊前坊−野峠−一ノ岳−犬ヶ岳−笈吊峠−求菩提資料館前−求菩提温泉−(バス)-JR宇島駅−博多駅
1日目
九州の山は交通の便が悪い。博多から彦山駅まで65kmしかないのに2時間半もかかる。JR篠栗線、後藤寺線、日田彦山線を乗り継いでようやく辿り着いた。
そこからバスを待って銅の鳥居に着いたのが9:20過ぎであった。アプローチと行動時間が同じくらいだ。
09:30 身支度を整え出発。銅の鳥居をくぐり、真っ直ぐに延びる石段をテンポ良く登っていく。平日とあって人は参道を手入れするだけである。
途中から犬が尻尾を振って付いてきた。今年の登山はよく犬が付いてくる。冬に会った峠駅の犬はどうしてるだろうか?
09:45 奉幣殿着。重要文化財ではあるが大規模な修復工事を行っていたのでそのまま進む。すぐに急な登山道となり犬が先導してくれる。
いつも誰かを案内しているのか体力を持て余してるのか先へ先へ登って急かす。先行者3組を一気に追い抜くがかなりのハイペースで息が苦しい。今回はゆっくり景色を見ながら新緑の写真を撮るつもりで一眼レフのカメラを持ってきたのに撮る間がない。
10:55 中岳山頂到着。登山口から1時間25分であっけなく登ってしまった。少し早いが昼食を取る。やはり目的はエサだったのか?やってもやってもねだりに来るが行儀はいいほうだ。
11:20 南岳向けて出発。犬とはここでお別れというか、お腹が満たされるとどっか行ってしまった。5分ほどで着くが思ったより展望は良くなく通過。間もなくして急な鎖場となって展望はいい。
11:50 材木石到着 この石、英彦山に伝わる鬼杉伝説によると、鬼が社を建てようとして切り出した材木の残りがこの岩になったとか・・・
12:15 鬼杉到着。国の天然記念物に指定されているという「鬼杉」。県内最古、樹齢1200年、周囲12.4m、高さ38m。これでも上半分が倒れたとか・・・でかい!この鬼杉の上にも立派な杉が群生しているが台風の爪痕なのか結構な数の倒木があった。さらに下っていくと大南林道に出た。あとは舗装された林道を下り、13:00しゃくなげ荘に到着。
今日は明日のための足慣らしということもあり、大したルートは踏まなかったが、暑さが堪えた1日であった。そのせいもあって温泉のあとのビールは言うまでもなく旨かった!
行動時間:3h-30m(休憩30m)
歩行距離:7.0km
2日目
05:30 しゃくなげ荘出発。早い時間バスはなく豊前坊までひたすら車道を歩く。走る車もなく人も見当たらない。キャンプ場から九州自然歩道があり、車道を離れて小高い丘の道を行く。鷹巣原スキー場の横を通るがかなり規模が小さそうだ。リフトは見当たらないがシーズンはロープ搭くらいは出来るのだろうか?
07:00-20 豊前坊着。石段を登り高住神社にお参りをしてから朝食を取る。ここからまた退屈な車道歩きとなる。
07:55 野峠(727m)ようやく車道を離れ登山道へ入る。いきなりの急登となるが稜線なので展望はいい。この稜線は県境で右が大分、左が福岡とである。振り返ると昨日の英彦山が大きく広がる。展望を楽しみながら着実に高度を稼ぎ、900mを過ぎる頃からブナ林となる。新緑が眩しく、立ち止まってはシャッターを切る時間が多くなり、なかなか前進しない。誰とも会うこともなく昨日とはまったく違うのんびりした山行である。
09:55 一ノ岳(1124m) ブナ林から視界が開け一ノ岳に到着する。ここは展望が良く昼食を取るのには良い場所である。しかしまだ時間が早いので記念撮影を済ませて先を行く。
10:30 犬ヶ岳(1131m)に到着。ベンチと展望台らしきものがあるが、はっきり言って展望は良くない。ここも記念撮影だけでパス。
この先少し下って行くとツクシャクナゲのトンネルが延々と続く。とにかくうるさいほどのシャクナゲの群生地でシーズンはこの静かな山も登山客で賑わいすごいことになるようだ。シャクナゲに気を取られて気付かなかったがミツバツツジも有名だそうだ。
11:55-12:20 笈吊峠(おいづるとうげ969m) 到着。お腹も空いたし、時間もいいので昼食を取ることにする。
今日はマルタイの「長崎ちゃんぽん」とおにぎりである。九州の山に来ればやはりこれである。20年前に大学で下関に来たときに初めて知ったこのカップ麺のちゃんぽんには感激ものであった。久しぶりの再開に涙はないが、何かうれしいものがこみ上げてくる。滅多にカップ麺を食べないがこれはかなりお勧め一品です。是非探してお試し下さい。
さて、昼食を済ませて下りにかかるがいきなり断崖の鎖場となる。短いので大したことはない。20分ほど下ると経読林道に出るので、標識どおりに林道を進むとうぐいす谷コースの入口となる。最初は急坂を一気に下るが沢伝いになれば快適な道になる。途中から広い林道になればあと少しである。
13:05 求菩提資料館前(368m) ようやく到着し温泉を探すが聞けばもっと下にあるそうだ。今日は陽射しが強く最後の車道歩きはつらい。
13:30 求菩提温泉「ト仙の郷」 のどかな田園風景を楽しみ温泉に・・・疲れた疲れた。
14:10 求菩提登山口→(バス)→14:40JR宇島駅着 14:44発→特急ソニック32号 → 15:59博多着
*求菩提温泉 「ト仙の郷」・・・アルカリ単純温泉
場所:福岡県英彦山系 英彦山・犬ヶ岳
ルート:30日 博多駅−JR彦山駅−(バス)−銅の鳥居−奉幣殿−中岳−南岳−鬼杉−大南林道−しゃくなげ荘(泊)
31日 しゃくなげ荘−別所−鷹巣原スキー場−豊前坊−野峠−一ノ岳−犬ヶ岳−笈吊峠−求菩提資料館前−求菩提温泉−(バス)-JR宇島駅−博多駅
1日目
九州の山は交通の便が悪い。博多から彦山駅まで65kmしかないのに2時間半もかかる。JR篠栗線、後藤寺線、日田彦山線を乗り継いでようやく辿り着いた。
そこからバスを待って銅の鳥居に着いたのが9:20過ぎであった。アプローチと行動時間が同じくらいだ。
09:30 身支度を整え出発。銅の鳥居をくぐり、真っ直ぐに延びる石段をテンポ良く登っていく。平日とあって人は参道を手入れするだけである。
途中から犬が尻尾を振って付いてきた。今年の登山はよく犬が付いてくる。冬に会った峠駅の犬はどうしてるだろうか?
09:45 奉幣殿着。重要文化財ではあるが大規模な修復工事を行っていたのでそのまま進む。すぐに急な登山道となり犬が先導してくれる。
いつも誰かを案内しているのか体力を持て余してるのか先へ先へ登って急かす。先行者3組を一気に追い抜くがかなりのハイペースで息が苦しい。今回はゆっくり景色を見ながら新緑の写真を撮るつもりで一眼レフのカメラを持ってきたのに撮る間がない。
10:55 中岳山頂到着。登山口から1時間25分であっけなく登ってしまった。少し早いが昼食を取る。やはり目的はエサだったのか?やってもやってもねだりに来るが行儀はいいほうだ。
11:20 南岳向けて出発。犬とはここでお別れというか、お腹が満たされるとどっか行ってしまった。5分ほどで着くが思ったより展望は良くなく通過。間もなくして急な鎖場となって展望はいい。
11:50 材木石到着 この石、英彦山に伝わる鬼杉伝説によると、鬼が社を建てようとして切り出した材木の残りがこの岩になったとか・・・
12:15 鬼杉到着。国の天然記念物に指定されているという「鬼杉」。県内最古、樹齢1200年、周囲12.4m、高さ38m。これでも上半分が倒れたとか・・・でかい!この鬼杉の上にも立派な杉が群生しているが台風の爪痕なのか結構な数の倒木があった。さらに下っていくと大南林道に出た。あとは舗装された林道を下り、13:00しゃくなげ荘に到着。
今日は明日のための足慣らしということもあり、大したルートは踏まなかったが、暑さが堪えた1日であった。そのせいもあって温泉のあとのビールは言うまでもなく旨かった!
行動時間:3h-30m(休憩30m)
歩行距離:7.0km
2日目
05:30 しゃくなげ荘出発。早い時間バスはなく豊前坊までひたすら車道を歩く。走る車もなく人も見当たらない。キャンプ場から九州自然歩道があり、車道を離れて小高い丘の道を行く。鷹巣原スキー場の横を通るがかなり規模が小さそうだ。リフトは見当たらないがシーズンはロープ搭くらいは出来るのだろうか?
07:00-20 豊前坊着。石段を登り高住神社にお参りをしてから朝食を取る。ここからまた退屈な車道歩きとなる。
07:55 野峠(727m)ようやく車道を離れ登山道へ入る。いきなりの急登となるが稜線なので展望はいい。この稜線は県境で右が大分、左が福岡とである。振り返ると昨日の英彦山が大きく広がる。展望を楽しみながら着実に高度を稼ぎ、900mを過ぎる頃からブナ林となる。新緑が眩しく、立ち止まってはシャッターを切る時間が多くなり、なかなか前進しない。誰とも会うこともなく昨日とはまったく違うのんびりした山行である。
09:55 一ノ岳(1124m) ブナ林から視界が開け一ノ岳に到着する。ここは展望が良く昼食を取るのには良い場所である。しかしまだ時間が早いので記念撮影を済ませて先を行く。
10:30 犬ヶ岳(1131m)に到着。ベンチと展望台らしきものがあるが、はっきり言って展望は良くない。ここも記念撮影だけでパス。
この先少し下って行くとツクシャクナゲのトンネルが延々と続く。とにかくうるさいほどのシャクナゲの群生地でシーズンはこの静かな山も登山客で賑わいすごいことになるようだ。シャクナゲに気を取られて気付かなかったがミツバツツジも有名だそうだ。
11:55-12:20 笈吊峠(おいづるとうげ969m) 到着。お腹も空いたし、時間もいいので昼食を取ることにする。
今日はマルタイの「長崎ちゃんぽん」とおにぎりである。九州の山に来ればやはりこれである。20年前に大学で下関に来たときに初めて知ったこのカップ麺のちゃんぽんには感激ものであった。久しぶりの再開に涙はないが、何かうれしいものがこみ上げてくる。滅多にカップ麺を食べないがこれはかなりお勧め一品です。是非探してお試し下さい。
さて、昼食を済ませて下りにかかるがいきなり断崖の鎖場となる。短いので大したことはない。20分ほど下ると経読林道に出るので、標識どおりに林道を進むとうぐいす谷コースの入口となる。最初は急坂を一気に下るが沢伝いになれば快適な道になる。途中から広い林道になればあと少しである。
13:05 求菩提資料館前(368m) ようやく到着し温泉を探すが聞けばもっと下にあるそうだ。今日は陽射しが強く最後の車道歩きはつらい。
13:30 求菩提温泉「ト仙の郷」 のどかな田園風景を楽しみ温泉に・・・疲れた疲れた。
14:10 求菩提登山口→(バス)→14:40JR宇島駅着 14:44発→特急ソニック32号 → 15:59博多着
*求菩提温泉 「ト仙の郷」・・・アルカリ単純温泉
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2005年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
その他周辺情報 | しゃくなげ荘は老朽化と財政難のため、2020年3月末で休館(廃業?) |
写真
感想
犬ヶ岳は一般的に求菩提資料館前から登ることが多いがやはり野峠からのブナ林の稜線歩きがお勧めだ。次は紅葉の季節に是非行ってみたい。
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