記録ID: 8171252
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無雪期ピークハント／縦走
大峰山脈
山上ヶ岳
2025年05月09日(金) [日帰り]
奈良県
バージル
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 867m
- 下り
- 867m
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| 天候 | 曇りのち小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車料金は1,000円/日です。docomoのスマホは使えました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
お茶屋さんから山上ヶ岳へ向かうには、参道と林道の2つのコースがあります。天気が悪かったため、距離の短い林道を往復するつもりでしたが、お茶屋さんに相談すると、「林道はほとんど人が通らないので、万が一何かあった場合、困りますよ。お客さん一人だから発見が遅れますよ。」と助言を受けました。真摯なアドバイスに従い、参道を進むことにしました。 |
| その他周辺情報 | 2024年にオープンした洞川温泉ビジターセンターで、雨に濡れて冷えた体を温めることが出来ました。新しく、モダンなデザインの施設で、気持ち良く過ごせました。入口には特産販売スペースがあります。なお、飲み物の自動販売機はありますが、食堂はありません。 |
写真
駐車場に到着すると、郵便配達の赤いカブが止まっていましたが、他には誰もいません。午後から翌午前まで雨の予報が出ていたため、ミラーレスは車内に置き、荷物を最小限にしてピストンすることにしました。
拍手5/9 10:34
駐車場に到着すると、郵便配達の赤いカブが止まっていましたが、他には誰もいません。午後から翌午前まで雨の予報が出ていたため、ミラーレスは車内に置き、荷物を最小限にしてピストンすることにしました。
山上川に架かる橋は厳かな雰囲気を漂わせ、まるで三途の川を渡るかのような神妙な気分を覚えました。門の奥には満開の八重桜が咲き誇り、高尾山の「霊気満山」という言葉がふと脳裏をよぎりました。
5/9 10:34
山上川に架かる橋は厳かな雰囲気を漂わせ、まるで三途の川を渡るかのような神妙な気分を覚えました。門の奥には満開の八重桜が咲き誇り、高尾山の「霊気満山」という言葉がふと脳裏をよぎりました。
映画「翔んで埼玉」で描かれた関所のような物々しさはありません。この時は誰もいませんでした。
一本松茶屋は、まるで登山道に続くトンネルのような構造をしています。おそらく、風向きの変化を考慮した設計なのでしょう。
中は広い休憩所になっていますが、閉店しており、人影はありません。強風に煽られ、トタン板のきしむ音と、どこからともなく微かに響く鈴の音だけが、静寂を切り裂きます。この後も、お茶屋はすべて閉まっていました。温かい葛湯、飲みたかったです。
5/9 11:07
中は広い休憩所になっていますが、閉店しており、人影はありません。強風に煽られ、トタン板のきしむ音と、どこからともなく微かに響く鈴の音だけが、静寂を切り裂きます。この後も、お茶屋はすべて閉まっていました。温かい葛湯、飲みたかったです。
この祠に祭られていた石像が盗難にあったそうです。とても残念な話です。石像には長年にわたる信仰や地域の歴史が刻まれていることが多く、盗難の被害は文化的な損失でもあります。また、単なる物の喪失にとどまらず、人々の信仰や心のよりどころにも影響を及ぼすと思います。
5/9 11:31
この祠に祭られていた石像が盗難にあったそうです。とても残念な話です。石像には長年にわたる信仰や地域の歴史が刻まれていることが多く、盗難の被害は文化的な損失でもあります。また、単なる物の喪失にとどまらず、人々の信仰や心のよりどころにも影響を及ぼすと思います。
鐘掛岩と呼ばれる崖の端に立つと、大台ケ原の大蛇�瑤鰈牌覆箸気擦訐篳匹�広がっています。
どうにか山頂にたどり着きました。しかし、風雨が激しく、当然ながら人影はありません。
さらに奥へ進むと、湧出岩（ゆうしゅついわ）にたどり着きました。修験道の祖・役行者が祈り出したとされる蔵王権現が現れた岩です。高さ約7メートルの蔵王権現像は、吉野の金峯山寺（きんぷせんじ）で特別開帳されることがあります。
5/9 12:52
さらに奥へ進むと、湧出岩（ゆうしゅついわ）にたどり着きました。修験道の祖・役行者が祈り出したとされる蔵王権現が現れた岩です。高さ約7メートルの蔵王権現像は、吉野の金峯山寺（きんぷせんじ）で特別開帳されることがあります。
山頂の大峰山寺は、毎年5月3日の戸開式から9月23日の戸閉式に至る143日間、本堂の扉が開かれます。天候は悪く、堂内の明かりは数本の蠟燭の灯りだけで、真っ暗です。人の気配を感じませんでしたが、「よおーまいり」と聞こえたような気がしました。その方を向くと、黒いシルエットでしたが、お寺の方が静かに座り、筆を動かしていました。「ようまいり」は、関西地方の神社仏閣でよく使われる挨拶で、「ようこそお参り下さいました」という気持ちを表すそうです。
5/9 12:58
山頂の大峰山寺は、毎年5月3日の戸開式から9月23日の戸閉式に至る143日間、本堂の扉が開かれます。天候は悪く、堂内の明かりは数本の蠟燭の灯りだけで、真っ暗です。人の気配を感じませんでしたが、「よおーまいり」と聞こえたような気がしました。その方を向くと、黒いシルエットでしたが、お寺の方が静かに座り、筆を動かしていました。「ようまいり」は、関西地方の神社仏閣でよく使われる挨拶で、「ようこそお参り下さいました」という気持ちを表すそうです。
修験者は先達の指導のもと、命綱をつけて崖の端で逆さに吊るされた状態で修行を行うそうです。
お亀石は、役行者の母が息子を案じ、亀の姿に変わって会いに来たという伝説の岩です。ここが亀の頭で、シッポは熊野にあるとされ、大峯山脈の半分以上が亀だったという話になります。つまり、大峯奥駈道は亀の甲羅の上にあるのですね。
5/9 13:20
お亀石は、役行者の母が息子を案じ、亀の姿に変わって会いに来たという伝説の岩です。ここが亀の頭で、シッポは熊野にあるとされ、大峯山脈の半分以上が亀だったという話になります。つまり、大峯奥駈道は亀の甲羅の上にあるのですね。
感想
正午を過ぎるころ、予報通り雨が降り始め、カッパを着て下山しました。駐車場の近くまで来たとき、一人の下山者の姿が目に留まりました。その方は、停めてあった赤いカブにまたがると、里へと走り去っていきました。そして、ふと気づきました――もしかすると、郵便局の方が山頂のお寺や宿坊へ配達に向かっていたのかもしれません。「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」そんな言葉が自然と心に沁みました。
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