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Yamareco

記録ID: 817982
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳・下堀沢左岸尾根 4立て喰らってあきらめる

2016年02月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:36
距離
6.8km
登り
778m
下り
804m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

04:30 坂巻温泉
04:55 釜トン入口
05:15 釜トン出口 〜 05:30
05:55 からまつ橋 〜 06:15
07:20 1738m地点
09:15 2000mJP
10:30 2180m(引き返し地点) 〜 11:25
12:15 2000mJP
12:55 1738m地点
13:25 からまつ橋 〜 13:30
13:50 釜トン入口 〜 14:05
14:25 釜トン出口(中ノ湯バス停)
14:50 坂巻温泉


【お断り】
ルート図は、スマホGPSアプリ=山旅ロガーのログで書かれていますが、
その時間は編集していますので全く出鱈目です。
上記コースタイムを参照下さい。

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車は坂巻温泉に停めさせて頂きました
コース状況/
危険箇所等
・下堀沢左岸尾根の取り付き付近は何度も雨が降ったらしく笹が多く出ていました。
・下堀沢左岸尾根の取り付き付近の急傾斜帯はアイゼンがよく効いて登り易かったです。
・1700m台地から上も雨だったらしく、アイゼンのままクルブシラッセルで行けました。
・2000mの森林限界から上は、新雪とクラストが何層にもなっていて登下降しにくいです。
取り付き斜面は何回かの雨でもう笹がでている
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取り付き斜面は何回かの雨でもう笹がでている
おはよう! 岳沢
1900m付近にて
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おはよう! 岳沢
1900m付近にて
おはよう! 焼岳
今日は登るからネ
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おはよう! 焼岳
今日は登るからネ
この景色を見るためだけにここまで登ってくる価値はあると思う
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この景色を見るためだけにここまで登ってくる価値はあると思う
左手の浅いルンゼを越えます
ルンゼ上部にはデブリが見えます
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左手の浅いルンゼを越えます
ルンゼ上部にはデブリが見えます
今日はクラストしているのでアイゼンのままルンゼを渡れた
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今日はクラストしているのでアイゼンのままルンゼを渡れた
焼岳稜線にはガスがかかりだした
登る尾根の上部は露岩帯です
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焼岳稜線にはガスがかかりだした
登る尾根の上部は露岩帯です
この程度のクーロアール状を登るのでさえ今日は憶病風に吹かれた
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この程度のクーロアール状を登るのでさえ今日は憶病風に吹かれた
この程度の傾斜なのに
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この程度の傾斜なのに
元々このルンゼを登る気で居ました
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元々このルンゼを登る気で居ました
下堀沢にはナダレ跡が
ピークは南峰だと思います
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下堀沢にはナダレ跡が
ピークは南峰だと思います
そのナダレ跡をアップで
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そのナダレ跡をアップで
中ノ湯温泉への尾根
ここからの岳沢の景観も素晴らしいです
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中ノ湯温泉への尾根
ここからの岳沢の景観も素晴らしいです
下堀沢右岸尾根(奥側)と左岸尾根(手前側)
スキーを履いていたらキャホーッと落ちていきたくなりますね
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下堀沢右岸尾根(奥側)と左岸尾根(手前側)
スキーを履いていたらキャホーッと落ちていきたくなりますね
敗退決定
遠景は霞沢岳です
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敗退決定
遠景は霞沢岳です
この上部の露岩帯を越える気力がでなかった
さようなら焼岳
よく遊んでもらったよ、ありがとう!!
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この上部の露岩帯を越える気力がでなかった
さようなら焼岳
よく遊んでもらったよ、ありがとう!!
浅いルンゼも越えて戻ってきました
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浅いルンゼも越えて戻ってきました
標高1800m付近
朝はアイゼンでもこの程度しか沈まなかった
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標高1800m付近
朝はアイゼンでもこの程度しか沈まなかった
大正池の堰と明神岳
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大正池の堰と明神岳
釜トン下の梓川
もう雪が融けて水が流れています。
下堀沢からスキーでここに降りてきても渡れません
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釜トン下の梓川
もう雪が融けて水が流れています。
下堀沢からスキーでここに降りてきても渡れません

感想

2月の下旬という例年ならもっとも積雪量の多い時期に梓川周辺は何度も雨が降ったらしく、下堀沢左岸尾根の取り付きの雪面には多くの笹が出ていた。
けれど今朝の気温は低く雪面は固くクラストしていてアイゼンがよく効いて快適に登って行けた。
2週間前と違って1700mの台地を過ぎてもクラストは続き、クルブシラッセルで2000mの森林限界まで登って来れた。
標高差500mをわずかに3時間で登れた。
これなら今日は楽勝で焼岳山頂にまで行ける、とこの時は思っていた。
その先の左手にある浅いルンゼ、前回はワカンでは深く潜って雪崩が気持ち悪くて渡れなかったその浅いルンゼも、今日はアイゼンのままあっさり渡れた。
このルンゼを渡るために今日は重くて嵩張るスノーシューを担いできたのに、出番がない。
ありがたいのか、残念なのか。
雪山の装備選びは難しい。
あとはこの雪尾根を詰めるだけ、と思って登っていった。
露岩に触れられるほどまで登り、左へ巻きかけたがそのトラバースが怖い。
新雪とクラストが何層にもなっていてアイゼンが効いたという感触がなかなか得られない。
ピッケルのシャフトも満足に刺さらない。
すこし戻って、右手のクーロアール状をトライした。
やっぱりダメで、さらに戻って大きく左へと回り込んだ。
都合3本のクールアール状をトライしたが、どこも雪質は変わらない。
どれも登りは行ける、でも同じ所を下ってくるのかと思うと緊張の糸は切れてしまった。
雪壁と言う程の傾斜もない、そんな雪面で怖じ気づいた。
弱虫になったものだ。

少し下って傾斜の落ちたところで振り返った。
今日で決着付けると思ってきたし、今日、登れなかってももう今回で最後にすると決めてきた。
そんな焼岳に見事に追い返された。
たかが焼岳、と思っていた山だけど、1ヶ月の間に4回も通うといい山に見えてくる。
焼岳よ、お前は男前だよ。

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