【過去ログ】“初”鈴鹿の沢(赤坂谷〜ツメカリ谷ゴールデン周回)

- GPS
- 08:39
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 817m
- 下り
- 819m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
カメラ
ヘルメット
クイックドロー
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
トポ
ルート図
ネット
防水袋
トレイルシューズ
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感想
愛知県帰省に絡めての寄り道登山(いわゆる0円登山)も、この酷暑じゃあ行き場が無い。なら沢はどうか?通過途上の鈴鹿山系は水量豊かな谷に恵まれ利用しない手はなく「赤坂谷〜ツメカリ谷ゴールデン周回」を実行することにした。
かつて“酷道”と評された国道421号は「石榑峠」直下に長大なトンネルが開通したおかげで、愛知県の実家より下道2時間でアプローチできるようになっていた。
7:01道の駅奥永源寺渓流の里の道を挟んだ側にある登山者専用パーキングからスタート。本来は神崎川入口に駐車したかったが観光客で大盛況のおり長時間停めっぱなしの登山者に対する強い拒絶感が感じられたため、ここを起点とした。5キロ余計に歩くことになるが大したことはない。
8:14赤坂谷下降点に近づくにつれシトシト雨がさらに強くなってきた。思いの外深く刻まれた渓谷に少し緊張するが毎度の事、入渓点に着くころには、ワクワクした気持ちに切り替わっていた。かの地は自分にとって忘れがたい場所であるが詳しくは後ほど記載する。
さて、5分上流に歩くと赤坂谷(仙香谷)出合だ。巨大ボルダーが累々と重なる様は鈴鹿ならではである。ゴーロ帯を登り始めてすぐのこと。いきなり左脚が後方にスリップしその勢いで左前に転倒。脚がロックしていたことから左膝を支点に逆反りとなり激痛が走る。いきなりやっちまった、と動かしてみると膝は痛いが、歩けないことはない。というかここで止める気にならず、前進することにした。長期の高温と渇水状態から岩の表面がヌルゴケ化していたようだ。ラバー底派だが、この時期はフエルト底に軍配ありかも知れない。
小滝と釜が交互に現れるが、ゴーロのひとつひとつがデカいため見た目以上に乗っ越すのに苦労する。核心部の2段滝は、一見難しそうに見えるが上下とも流心の左側にホールド豊富な階段状の壁があり、気持ちよく登れた。仙香谷を左に分け、さらに右股に入ると明るい滑床が続き気分が良い。ただヌルゴケで簡単にスリップするため要注意。ツメカリ谷乗り換えの脱渓地点にはケルンが配され、直ぐにそれと分かった。枯れ谷を5分も詰めれば10:40乗越地点。
ここからは何も考えず下るのみ。細い水路を伝っていくと10:55ツメカリ谷に到着。赤坂谷に増してヌルゴケが顕著なため慎重に下るがそれでもたまにスリップし冷や汗をかく。
11:20露岩滝。下の河原で小休止。11:40ゴルジュ滝落ち口着。左右垂壁に囲まれた大きな淵は壮観。幸い水量が少ないため、右岸側をクライムダウンして着水。その後も小滝と淵が連続するが、いずれもクライムダウン可能だ。
12:10神崎川到着。開けた河原に深い緑を湛えた淵が見事。ゴルジュの右岸にあまりに見事なテラスがあったため這い上がって一休み。それ以降花崗岩に穿たれたゴルジュを駆け落ちる水流を歩いたり流されたりしながら下流へと向かっていく。
川遊びの団体さんに出会う頃にはゴルジュから河原になり取水所にて終了。本来は取水所下から車道に上がるが、自分は以下の理由から入渓地点まで行きたかったため、そのまま河原を下る。取水口堰堤下は水が枯れ伏流となっていたのには驚いた。次に水流が出てきたのは赤坂谷出合付近だったが、それら含め全域歩くことでこの川の状況を深く知ることができたと思う。
タイトルを“初”鈴鹿の沢、と銘打ったのは、純粋に沢登りを楽しむという意味で「初めて」のためだが、学生時代この界隈の沢沿いを歩いたことは幾度もある。今回の仙香谷・赤坂谷もかつては沢沿いに生活道があり、登山者も往来していた。
自身もここを歩いたばかりか部活のサブリーダー養成山行ではメンバーが滑落し、夜間伝令に走った経験がある。幸い事故者は救出後回復しその後も部活動を継続しました。
今回勿論沢を楽しむことが主目的だが、加えて過去の記憶を辿る旅でもあった。体力的に下り坂の「今」こそ過去の戒めを今後の山行に活かしたい。
詳しくはコチラ ⇒ https://yamap.com/activities/33870014
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