無意根山
- GPS
- 208:00
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 2m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
自分の人生で初となる山登りは、2012年5月。18歳の春、札幌近郊の無意根山だった。
高校生まではインドアで根暗な性格だったのもあり、大学では登山などのアウトドアがしたいとずっと憧れていた。受験勉強の息抜きは、北大のサークルのHPを見ることだった。その北大のサークルの中でも、特に興味を持ったのは北大ワンダーフォーゲル部だった。大学では、この部活に入るんだとずっと憧れていた。しかし、僕が入部したのは北大山スキー部だった。実は、ワンダーフォーゲル部には受け入れ人数制限があり自分はあぶれてしまったのだった。
しかし、今になってみればこの部活に入ったのは運命だったのだと思う。確かに、自分のイメージしていた登山とは違っていて、部員は「岳人」ではなく「パウダー中毒者」ばかりで、理想と現実のギャップに苦しめられた4年間だったことは間違いない。でも、そのような逆境を糧にしながら、自分を主張し貪欲に山に通い続けることで成長できたのではないだろうか。
前置きが長くなりましたが、僕のヤマデビュー、この合宿のことを覚えている範囲で書きおいておきたい。
入山前日は同輩の寮に泊めてもらった。当日の朝、北大前にチャーターした中型バスに部員総勢20余名が乗り込み定山渓を目指して南下する。入山口では、新品のでっかいザックにこれでもかとトマト缶や冷凍肉や野菜、そして薪を詰め込んだ。およそ40を超える重荷を背負い、長靴を履いてひたすら歩いた。高校まではサッカーしていたので体力には自信はあったが、途中で足をつってしまった。何時間歩いたかわからないが、小屋に着いた時にはヘトヘトになっていた。
小屋に着くと、天気図を書かされた。その後、歌唱ということで、J-POPを歌わされたり、山盛りの半生の米(これを利尻と呼ぶ)を食べたりした。夜は緊張してたのと、冬用のシュラフが暑すぎて眠れなかった。
翌日以降、無意根山頂を目指そうとシャンツェを登るのだが視界不良でテラスの下までしか行けなかったり、雨が降っていて小屋から一歩も出られない日もあった。それでも、小屋の中で先輩たちができることを精一杯やっていたことを覚えている。
下山日には天気が回復して、小屋から見える壁と呼ばれている無意根と長尾の稜線の東側を滑った。長いように感じた合宿はあっという間に終わった。
初めての山登りは全てが新鮮で全てが楽しかった。
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