歩く人も稀なバリルートで行く 有間山(↑三十三尋ノ滝コース ↓バラ尾根)

2025年05月26日(月) [日帰り]

• GPS: 06:32
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,078m
• 下り: 1,151m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:31
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:29

距離 15.3km 登り 1,078m 下り 1,151m

7:56 蕨入橋
8:00 天狗岩・武川山登山口
8:08 林道山中線起点
8:29 8:32 鳥首峠方面登り口
8:34 9:09 三十三尋の滝入口
9:26 9:36 三十三尋の滝
10:16 しょうじくぼの頭
10:23 10:28 滝入ノ頭
10:34 10:36 しょうじくぼの頭
10:42 10:43 ヤシンタイの頭
10:58 10:59 橋小屋ノ頭
11:23 11:25 有間山
12:13 独標1016m
12:42 独標834ｍ
13:43 落合
13:48 大ヨケの滝入口
14:17 有間ダム管理事務所
14:25 名栗温泉さわらびの湯
14:29 ゴール地点

天候

曇り、風なし

コース状況／危険箇所等

特段の危険箇所はありませんが、
二つのバリルートでは、
道標、道型、踏み跡、ピンテなどが
ほとんどないので、
ある程度の経験が必要と思いました。

①三十三尋ノ滝ルート
新版詳細図には、歩行距離1345m、
登降差500m、登り標準2時間、
登山道C級、急坂で下降時要注意、
滝への沢沿いコースは不明瞭で
滝脇の道は使わない方が良い、
上級者向け と記載されています。

実感でもCもしくはD級の道です。
取り付きがとにかく分かりにくく、
私有地ということもあり、緊張しました。
堰堤下の沢にすぐ降りることです。
直登もやたら激坂が続きます。
踏み跡はほぼないのでRFがポイントです。
下りで選ぶのはおすすめできません。
枯れた立木や浮き石も多いです。
後半はそれでも少し良くなります。
前半が勝負です。

②バラ尾根
新版詳細図では、歩行距離4880m、
登降差840m、下り標準1時間50分、
登山道B級、体力度2、経験者向け です。

下山口は山頂標識の真横です。
踏み跡は下部から出てきます。
林道を3回横断しますが、
取り付きが分かりにくいので要注意。
3番目の林道に出る際には
道迷いがありました。
みんなの踏み跡も錯綜しています。
登りは別にしてもGPSは必須です。
下りでは無いと確実に道迷いします。

③有間山陵コース
一般登山道です。
適度にアップダウンあります。

写真

5/26 8:29

今日は飯能駅からバスで
名郷にきています。
登降にマイナールートを使い
有間山などにに登ります。

バス停をしばらく歩いて
鳥首峠への登り口に着きました。
今日はここを登らず直進して
バリルートの三十三尋ノ滝コースで
しょうじくぼノ頭を目指します。

5/26 8:32

ここは鳥首峠への取り付きです。
今日はここでは登りません。
左側の道を直進します。

5/26 8:33

ここを通過します。
企業の私有地なので
さっさと通ります。

5/26 8:35

直進すると擁壁の手前から
鉄製の狭い橋が繋がっています。
入口には鍵がかかっているので、
乗り越えて通らせて頂きます。
ここ分かりにくいです。

5/26 8:39

橋を渡り上を見るとトンネルの
ような作業場が見えました。
最初この近くへ行って道を
探りましたが、行き止まりでした。

5/26 8:50

この見えている堰堤を越えるため、
一旦沢まで急傾斜を降りました。
道ではないので緊張しました。
橋からすぐに沢に降りた方が
良いです。

5/26 8:50

ここを無理矢理降りました。

5/26 8:52

沢は幅の狭い箇所を
見つけて簡単に渡れました。
写真は渡ったあとを
振り返って見たところです。

5/26 9:09

渡渉して尾根の末端から
取り付きます。
いきなりの激坂で
道や踏み跡はなく、
上を目指して四駆で
這い上がります。

5/26 9:09

これでも緩い方です。
とにかく枯れ枝、倒木多く
ほとんど整備されていません。

5/26 9:19

岩場が複数出てきます。
ここは簡単に中央から登れます。

5/26 9:23

2番目の岩場は少し大きいです。
左側を巻いていけます。

5/26 9:25

こんなところの脇を通ります。
ここは登れません！

5/26 9:27

岩場を登り切って
また岩場です。

5/26 9:28

直登は難しく
左側から登れます。

5/26 9:37

写真では分かりませんが、
相当な急登です。
道や踏み跡もありません。

5/26 9:37

こんな感じです。
木に掴まらないと
滑ります。

5/26 9:48

まだまだ登ります。
三十三尋ノ滝コースは
稜線に出るまで、
ほぼ直登が続きます。
展望もあまりないです。

5/26 9:48

傾斜は50度以上ありますね。
唯一 新緑が癒しになります。

5/26 10:16

ようやく しょうじくぼの頭に到着。
取り付きから90分でした。
ここから有間山の下山口までの
稜線は一般登山道です。
すこぶる展望が良い道です。

5/26 10:16

これから登る有間山方面です。

5/26 10:16

こちらは奥多摩の石尾根方面です。

5/26 10:23

有間山とは逆方向ですが、
花を探しに滝入ノ頭まできました。

5/26 10:23

山頂自撮りです。
天気は曇りでした。

5/26 10:23

山頂からの展望が良いです。
ここからまた戻って
有間山を目指します。

5/26 10:23

山頂から両神山が見えました。

5/26 10:29

ツツジが少しだけ
残っていました。
期待していたサラサドウダンは
見つかりませんでした。

5/26 10:29

レンゲツツジでしょうか？

5/26 10:30

きれいです。

5/26 10:35

しょうじくぼノ頭に戻って
稜線からの景色です。
中央の奥は酉谷山ですね。

5/26 10:35

中央のトンガリは
蕎麦粒山です。

5/26 10:35

有間山方面です。

5/26 10:36

こんな感じの道です。
あまり歩かれていないようでした。

5/26 10:38

こんなところも通ります。

5/26 10:42

滝入ノ頭から戻って
ヤシンタイノ頭に着きました。
シロヤシオはすでに
散っていました。

5/26 10:54

なかなか良い感じです。
さすがに良く整備された
登山道です。

5/26 10:59

有間山に着きました。
有間山はこのあたりの総称で
いくつかピークがあります。
ここは蕨山から繋がる
橋小屋ノ頭です。

5/26 10:59

ここでも自撮り

5/26 10:59

左 蕨山　右は仁田山
有間山(タタラノ頭)へは
右に降りていきます。

5/26 11:09

良い雰囲気です。
誰に会うこともありません。

5/26 11:23

タタラノ頭に着きました。
ここは有間山の最高峰、
本日の最高地点です。

5/26 11:24

ここから下山開始です。
山頂標識の真横から北側に
下っていきます。
下山はさわらびの湯まで
バリルートのバラ尾根を
歩きます。
道型、踏み跡、道標などはなく、
とてもとても長いコースです。

5/26 11:30

こんなところを下ってきました。
道がフカフカなので
かなりの傾斜なのですが、
滑ることはありません。

5/26 11:30

このくらいの傾斜です。
道はないですが、
どんどん降ります。

5/26 11:41

途中で林道と3回交差します。
ここは最初の林道に降りて
きたところです。
擁壁が2mくらいの高さがあり、
横移動して擁壁のないところを
探しました。

5/26 11:44

林道を少しだけ右に歩いて、
またここから降りていきます。
道標などはなく、保安林の
看板が目印です。

5/26 12:17

植林と自然林の間をいきます。

5/26 12:17

道らしきものはありません。
ひたすら下ります。

5/26 12:21

途中から蕎麦粒山方面です。

5/26 12:21

こちらは蕨山です。

5/26 12:25

2回目の林道に出ました。
ここも擁壁のないところを
探しました。

5/26 12:29

林道を左へ10mくらい歩き
またここから降りていきます。
目印はなく、ガードレールの
端のところです。

5/26 12:49

かなり降りてきました。
ここも結構な急坂です。
ストックでバランスとりながら
滑らずに降りられました。

5/26 13:09

名栗湖が見えました。
奥は楢抜山でしょうか？

5/26 13:25

車道まであと少しです。
少し薮っぽいところもあります。

5/26 13:35

3番目の林道では
ガクウツギの群生地を通ります。

5/26 13:35

5/26 13:41

落合に降りてきました。
あとは車道を50分くらい
さわらびの湯BSまで歩きます。

5/26 13:43

釣り堀があります。
先日 仙岳尾根を下山して
ここに降りてきました。

5/26 13:49

大ヨケの滝
車道の脇から見えます。
落差20mくらいあります。

5/26 14:12

名栗湖と降りてきたバラ尾根、
奥には蕎麦粒山が見えます。

5/26 14:28

さわらびの湯に到着、
今日は時間がないので
入浴できませんでした。

今日も無事下山できました。
ありがとうございます😊

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

パセリ

今日のバリルートはかなり手強く、
時間と体力、気力を使いました。
同時に無心で登り降りに集中しつつ、
変化のあるコースで十分に楽しめました。

期待していた初夏の花が
ほとんど見られなかったことと、
時間の関係で三十三尋ノ滝へ
寄ることができなかったのが
少し残念ですが、これはまた来ます。

バラ尾根は登りも良いでしょう。
三十三尋ノ滝コースの下りは
緊急避難以外はお勧めできません。

有間山山稜コースは展望がよく、
激坂もなく、道標など整備もされていて
気持ち良かったです。

今日は平日の曇りということもあり、
有間山付近のハイカーが二人だけでした。