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Yamareco

記録ID: 82130
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳

2010年10月11日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
tatsuhara その他1人
GPS
07:40
距離
8.8km
登り
1,148m
下り
1,147m

コースタイム

[バス1]5:10芦安市営駐車場-6:11広河原
[バス2]6:50広河原-7:15北沢峠
(車移動時間total 1:25)

[徒歩:午前]7:30北沢峠-7:40大平山荘-10:00馬ノ背ヒュッテ-11:30仙丈ヶ岳
[徒歩:午後]12:20仙丈ヶ岳-13:00小仙丈ヶ岳-13:40大滝ノ頭5合目-14:50北沢峠
(徒歩移動時間total 6:30)

[バス3]15:30北沢峠-15:55広河原
[バス4]16:10広河原-17:13芦安市営駐車場
(車移動時間total 1:25)
天候 晴れ 仙丈ヶ岳山頂10℃(自己計測)
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
甲府昭和ICより30分程度で南アルプス市営芦安駐車場に到着。
早朝3:30の到着でしたが,第3駐車場はほぼ満車。
第3駐車場はトイレ・バス&タクシー乗り場が近くて便利です。

芦安駐車場から広河原までは始発となる乗合タクシー(5:10発)を利用。
(芦安⇒広河原1200円<協力費100円込み>)
広河原から北沢峠までは同じく始発となる市営バス(6:50発)を利用
(広河原⇒北沢峠750円)

この移動では,
タクシーで夜叉神峠のゲートオープン6:25までの待ち(10〜15分程度)
および
広河原(5:55着)で北沢峠までの始発バス時刻(6:50発)待ちが発生します。
朝の広河原は非常に寒く,
ダウン等の防寒具が必須です。

待ち時間に朝食を採ったりして過ごしましたが,
芦安駐車場次発5:40市営バスでも
広河原始発には間に合うと思います。

バス・タクシーともに一度に3台程度がまとまって運行していますので,
ある程度の人数までは吸収可能なように計画されているようです。
また,土日休日は始発・終発以外は定員集まり次第の出発とのことで,
時刻表は関係なくなるとのことでした。


マイカー規制・登山バスの情報は下記まで。
[南アルプス市HP]
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/my-car_bus_taxi.html
コース状況/
危険箇所等
・岩場等もなくルート上特に危険な箇所はありませんでした。

・登山ポストは北沢峠の山小屋(長衛荘)にあります。

・17時には芦安駐車場周辺の温泉は閉まってしまうため,
 下山後は駐車場より10分程度車で移動した先にある
 「天笑閣」を利用しました。
 共同浴場風の内風呂のみでしたが,
 高アルカリ温泉は非常に気持の良いお風呂でした。
予約できる山小屋
仙丈小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
朝焼けに染まる北岳@広河原
2010年10月11日 05:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 5:56
朝焼けに染まる北岳@広河原
北沢峠バス停前の長衛荘
2010年10月11日 07:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 7:24
北沢峠バス停前の長衛荘
北沢峠から大平山荘までしばらくは林道を歩きます
2010年10月11日 07:29撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 7:29
北沢峠から大平山荘までしばらくは林道を歩きます
林道をショートカットする小道
10分程の下りです。
2010年10月11日 07:35撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 7:35
林道をショートカットする小道
10分程の下りです。
大平山荘に到着。
気の良さそうなおかみさんが声を掛けてくれました。
2010年10月11日 07:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 7:40
大平山荘に到着。
気の良さそうなおかみさんが声を掛けてくれました。
大平山荘奥の入口から本格的な登山道がスタート!
2010年10月11日 07:54撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 7:54
大平山荘奥の入口から本格的な登山道がスタート!
甲斐駒の摩利支天をチラ見
2010年10月11日 08:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 8:27
甲斐駒の摩利支天をチラ見
いよいよ薮沢。
丸太橋をわたって左岸に取り付きます。
結構寒い!
2010年10月11日 08:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 8:58
いよいよ薮沢。
丸太橋をわたって左岸に取り付きます。
結構寒い!
沢沿いは紅葉もだいぶ進んでました。
前日までは雨だったこともあり,
何箇所も滝が出来ていました。
2010年10月11日 09:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 9:03
沢沿いは紅葉もだいぶ進んでました。
前日までは雨だったこともあり,
何箇所も滝が出来ていました。
いよいよ沢にも日が差し込んできて。
天気いい!!
2010年10月11日 09:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 9:19
いよいよ沢にも日が差し込んできて。
天気いい!!
背中にはずっと甲斐駒が。
貴公子が背中を押してくれます。
2010年10月11日 09:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 9:38
背中にはずっと甲斐駒が。
貴公子が背中を押してくれます。
大滝ノ頭からのトラバースルートとの合流点。
ここで薮沢とはお別れです。
2010年10月11日 09:50撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 9:50
大滝ノ頭からのトラバースルートとの合流点。
ここで薮沢とはお別れです。
鹿避けのネットに挟まれた道を進むと
2010年10月11日 09:55撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 9:55
鹿避けのネットに挟まれた道を進むと
馬ノ背ヒュッテ到着!!
2010年10月11日 10:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:05
馬ノ背ヒュッテ到着!!
甲斐駒の奥には奥秩父が見えます
2010年10月11日 10:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:05
甲斐駒の奥には奥秩父が見えます
小仙丈ヶ岳。日差しが強いです。
2010年10月11日 10:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:16
小仙丈ヶ岳。日差しが強いです。
薮沢カールの仙丈小屋までもう一ふんばり
2010年10月11日 10:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:19
薮沢カールの仙丈小屋までもう一ふんばり
ヒュッテを抜けるとハイマツがだんだん多くなり,頭上が開けてきます。
2010年10月11日 10:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:24
ヒュッテを抜けるとハイマツがだんだん多くなり,頭上が開けてきます。
見えた!
薮沢カール!!
貴婦人は鼻血が出そうなほどキレイです。
2010年10月11日 10:30撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:30
見えた!
薮沢カール!!
貴婦人は鼻血が出そうなほどキレイです。
猛々しい貴公子甲斐駒もくっきり。
2010年10月11日 10:30撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:30
猛々しい貴公子甲斐駒もくっきり。
八ヶ岳も見えてきました。
2010年10月11日 10:30撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:30
八ヶ岳も見えてきました。
近くて遠い仙丈小屋。
スゴイところにあるな〜
2010年10月11日 10:33撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:33
近くて遠い仙丈小屋。
スゴイところにあるな〜
中央&北アルプス!
登山最高〜!!
2010年10月11日 10:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:40
中央&北アルプス!
登山最高〜!!
それにしても暑い。
朝はダウン着てたのに!
2010年10月11日 10:47撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:47
それにしても暑い。
朝はダウン着てたのに!
ここまでの尾根歩きは最高でした。
2010年10月11日 10:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 10:48
ここまでの尾根歩きは最高でした。
仙丈小屋を抜け,
山頂に向けて尾根に取り付きます。
2010年10月11日 11:08撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 11:08
仙丈小屋を抜け,
山頂に向けて尾根に取り付きます。
山頂までもう少し!
2010年10月11日 11:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 11:24
山頂までもう少し!
中央アルプスの奥には御嶽山も。
2010年10月11日 11:26撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 11:26
中央アルプスの奥には御嶽山も。
山頂到着!!
2010年10月11日 11:32撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 11:32
山頂到着!!
富士山と北岳。
日本の1位と2位の高さを誇る山がまとめて見れます。
2010年10月11日 12:09撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:09
富士山と北岳。
日本の1位と2位の高さを誇る山がまとめて見れます。
結構な人で賑わう山頂。
ちっちゃな子供もいました。
おじさんヘトヘトよ。君スゴイね。
2010年10月11日 12:09撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:09
結構な人で賑わう山頂。
ちっちゃな子供もいました。
おじさんヘトヘトよ。君スゴイね。
薮沢カールを見下ろします。
2010年10月11日 12:09撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:09
薮沢カールを見下ろします。
山頂を満喫し小仙丈ルートへ
2010年10月11日 12:10撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:10
山頂を満喫し小仙丈ルートへ
振り返ると仙丈ヶ岳の山頂が
2010年10月11日 12:18撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:18
振り返ると仙丈ヶ岳の山頂が
奥に見えるは大仙丈。
でも仙丈ヶ岳のほうが高いんだよな〜
2010年10月11日 12:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:21
奥に見えるは大仙丈。
でも仙丈ヶ岳のほうが高いんだよな〜
小仙丈カールが視界に入ってきます。
こちらは雄大なカールでした。
2010年10月11日 12:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:24
小仙丈カールが視界に入ってきます。
こちらは雄大なカールでした。
北岳の左手には鳳凰三山が見えた!
いつか行きたい!
2010年10月11日 12:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:24
北岳の左手には鳳凰三山が見えた!
いつか行きたい!
小仙丈までは空中散歩
2010年10月11日 12:32撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:32
小仙丈までは空中散歩
小高いピークが連続します。
2010年10月11日 12:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:49
小高いピークが連続します。
いよいよ小仙丈カールの全貌が・・・
貴婦人のドレスは美しいです。
2010年10月11日 12:51撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 12:51
いよいよ小仙丈カールの全貌が・・・
貴婦人のドレスは美しいです。
お昼をすぎてだんだん雲も上がってきます。
2010年10月11日 13:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:00
お昼をすぎてだんだん雲も上がってきます。
小仙丈まではずっと甲斐駒が見えています。
2010年10月11日 13:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:00
小仙丈まではずっと甲斐駒が見えています。
さっきまでいた馬ノ背ヒュッテが小さく見えます。
2010年10月11日 13:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:00
さっきまでいた馬ノ背ヒュッテが小さく見えます。
ハイマツがびっしり。
雷鳥いないかな〜
2010年10月11日 13:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:03
ハイマツがびっしり。
雷鳥いないかな〜
しつこいようですが,
小仙丈カール。
氷河ってスゴイや。
2010年10月11日 13:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:03
しつこいようですが,
小仙丈カール。
氷河ってスゴイや。
いよいよ小仙丈ヶ岳
2010年10月11日 13:07撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:07
いよいよ小仙丈ヶ岳
小仙丈ヶ岳到着。
残念ながら雷鳥には出会えませんでした・・・
2010年10月11日 13:10撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:10
小仙丈ヶ岳到着。
残念ながら雷鳥には出会えませんでした・・・
小仙丈ヶ岳を下るとダケカンバの樹林帯に戻ります。
下りは短調で長かった・・・
2010年10月11日 13:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 13:38
小仙丈ヶ岳を下るとダケカンバの樹林帯に戻ります。
下りは短調で長かった・・・
ただいま長衛荘!コーラ!コーラ!!
2010年10月11日 14:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 14:56
ただいま長衛荘!コーラ!コーラ!!
広河原からの市営バス。爆睡でした。
2010年10月11日 15:45撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/11 15:45
広河原からの市営バス。爆睡でした。
撮影機器:

感想

[今回も無駄に長い感想になりそうです・・・]
[楽しい登山は無駄に長い傾向が・・・]

9月から思いを馳せていた10月の3連休。
赤や黄色に染まった高山が呼んでる声が聞こえる!

でも土曜日は仕事+連休明けもきっとハード。
希望の日曜日の天気予報はどんどん悪くなる・・・

ということで半ば今年の紅葉登山はあきらめて
10月末〜11月頭にでも赤城山に行こうかな〜
なんて思っていた日もありました。

でも,どう考えても3000mクラスの山に行くタイミングは
ここしかない!
しかも11日月曜日は快晴の予報!!

もう,こうなったら
3連休最終日の中央道渋滞なんてしったことか!
かかってこい!!

ってことで行ってきました。
仙丈ヶ岳。
初めてのアルプス登山です。
富士山以来の3000m峰。

しかも聞くところによると
マイカー規制で15時半までには下山しなきゃいけないとのこと。
始発のバスで行動しても,
コースタイムと行動可能時間の差が1時間半しかない・・・
お昼食べたらギリギリだな〜

でも,そろそろアルプスって行ってみたい。
一度カールって見てみたい。
貴婦人って呼ばれるぐらいだから
そりゃ美しいんでしょ。
どんどん行きたい想いは募ります。

何度も地図を見返して,
もし10時半までに馬ノ背ヒュッテに着かなければ引き返す!
と決めて行ってみることにしました。

山梨県側からのアクセスポイントである
南アルプス市営芦安駐車場に向けて
真夜中の中央道を快適に飛ばします。
あっ流れ星!!うわっ甲府の夜景がスゴイ!!
助手席で眠る奥様の横で
一人静かにつぶやきます。
こりゃ天気の心配は必要ないな〜

甲府昭和ICを降りてからは
ほとんど他の車を見ることもなく
静かで暗い町中を芦安に向かって進みます。

甲府昭和から40分程で芦安駐車場に無事到着。
事前の調べで第3駐車場が良さそうだったので,
車を入れてみたらまぁびっくり!
夜中の3時半だというのに駐車場はほぼ満車。
なんとか空きを見つけて始発の時間まで仮眠です。
・・・
・・・
・・・
って全然眠れねー
初めてのアルプス。制限時間のある行動計画。
気持ちが高ぶって眠れない・・・
ごろごろと身悶え時間が過ぎるのをまって
4:30になったところで準備を始めます。
車の外にランタンを出して
ゴソゴソやってたら,
なんか黒いのが走ってくる。
ネコ?にしてはデカイ・・・
じゃあ犬?なんかシッポがふさふさしてる。
・・・キツネだ!!
写真を撮るのも忘れて
ザックのニオイを嗅いでる彼をぼーっと見つめてしまいました。
南アルプスすげー!!

準備が出来たところでタクシー乗り場に向かうと
もう既に2台のバンが満員状態で待っています。
まだ始発時間の10分以上前なのに!
2台とも1人づつ乗れるということなので,
別れてそれぞれに乗り込みます。

車に揺られること10分程で夜叉神に到着。
5:25にならないとここから先に行くためのゲートが開かないそうです。
ここでタクシー代1,200円を支払って車の中でぼーっと待ちます。
時間になり再度出発。
運転手が教えてくれる山の名前や渓谷の深さを聞きながら
朝焼けに染まる山々を眺めていると,広河原に到着です。

仙丈ヶ岳の登山口である北沢峠までは
広河原よりもう一度バスに乗る必要があるのですが,
始発まではまだ1時間ほど時間があります。
日の当たらない広河原はとっても寒く,
ダウンを着込んで朝食を摂りながら時間を待ちます。

30人以上は人がいます。
若い人やらご年配なベテラン風、
単独行にテントやらかついだ山岳部風。
いろんな人が山に登るために同じ場所で
バスを待ってるなんて不思議な感覚。
みんな山が好きなんだなー

待つこと40分、
やっとこさ北沢峠へのバスに乗り込んで
予定通り7:30より山行スタート。
奥深い山中とは思えないキレイなトイレに入ったり、
いきなり道がわからなくて長衛荘のお兄さんに話を聞いてるうちに
あんなにいた人がほとんどいなくて若干あせりましたが
とにかく自分で決めたタイムを確実に守ることだけを気をつけて、
ゆっくりと出発です。

しばらく舗装された林道を進んで
藪沢ルート入口の目印である大平山荘への看板より
登山道へとわけいり、ちょっと下れば大平山荘に到着です。
こちらの山荘では気の良さそうな女将さんが
「帰りの最後のバスの時間知ってます!?」
と声をかけてくれまして
「3時半!!」
「4時半じゃないからね、楽しんできてねー」
といった感じでいかにも頼りなさそうな
私達を送り出してくれました。
うーん、『岳』のおばちゃんを思いだすなー
確かにありがたいや

大平山荘を抜けしばらく山道を歩くと
藪沢に取りつきます。
ここからは沢沿いに斜面を登りますが、
透明な水の音と
紅葉に染まった斜面が気持ちよく
とっても楽しく登れました。

ただ気になるのは時間です。
出来れば10:00。遅くとも10:30までには
薮沢の先にある馬ノ背ヒュッテに着きたい。
登るにつれ,
どんどん姿を現す甲斐駒に背中を押されながら
先を急ぎます。

トラバースルートとの分岐点より沢を離れ
ちょっと登ったところで馬ノ背ヒュッテ到着。
時刻は10:00!やった!!
いや〜奥様もよく頑張ったよ。
これでコース全体に余裕が出来て,
こっから先は安心して仙丈ヶ岳を楽しめました。

馬ノ背ヒュッテより先は尾根道になり,
いよいよ薮沢カールが見えてきます。
初めてみたカールは雄大で氷河の力を感じました。
また,奥秩父,八ヶ岳,中央・北アルプスと
壮大な景色を楽しみながら仙丈小屋へと向かいます。

カールの根元にある仙丈小屋には
たくさんの人がいて,
それぞれに山を楽しんでいます。
こちらの山荘ではジュースなんかの他に
ピンバッジやフルーツ缶(黒みつ)なんかも
売っていました。

ここまでくれば山頂は目の前。
標高も3000m近くになり,
息も切れ切れになってきましたが,
お昼を食べるため,
もう一ふんばり頑張ります。

仙丈小屋よりカールを巻くように
20分程登っていけば
ついに山頂に登頂です。
仙丈ヶ岳の山頂はそんなに広くありませんが,
座れる場所を探して,
ゆっくりお昼を頂きました。
いや〜頑張って良かった。
北岳と富士山を見ながらの
リンゴ美味しかったな。

風もなく,ポカポカの陽気で
いつまでもここにいたいのは山々なんですが,
帰りのバスもあるので
小千丈ルートへ向けて出発です。

小仙丈ヶ岳までは40分ほど
稜線を歩く道のりで,
まさしく空中散歩なのですが,
ここに来て急に眠気が・・・
だめだ。眠い。
でも身体は歩いてる。
おっ,俺いま目つぶってた!?
歩きながら寝てるよ〜

前日全く寝れなかったことと,
山頂を上り詰めた安心感で
今にも眠りこけちゃいそうでしたが,
足を止めて水を飲んだらなんとか回復できました。

で,目をあげると目の前に小千丈カールが!!
こちらのカールは下から見上げることは出来ないのですが,
それでもその雄大さはしっかりと伝わってきます。
まさしく貴婦人。美しいです。

今回の仙丈ヶ岳。
もう一つ楽しみにしてたのが,
「雷鳥」です。
南アルプスではその数もだいぶ少なくなったとのことですが,
数多くの目撃情報があったので周囲のハイマツに耳をそばだて
歩いていましたが,
今回は残念ながらお目にかかれませんでした。
う〜ん,残念。
また次回。

ちょっとした岩場なんかを乗り越えながら
小仙丈ヶ岳に到着。
これから先はまた樹林帯が始まるので,
最後の景色を楽しで,
いよいよ本格的な下りに入ります。

小千丈よりしばらく下り,
大滝ノ頭を過ぎてからの樹林帯は
一歩一歩の段差も大きく,
ここまで歩きづめだった足には結構負担が大きかったです。

もう私のヒザとふとももは
完全に抗議の声を上げていました。
「俺ら働きすぎだって!!」
「お願いだからもうちょっとだけ頑張って!」

へろへろになりながら
樹林帯を下り,
なんとか3時前には北沢峠に戻ってくることができました。

再会の長衛荘でコーラを楽しんだ後,
バスに乗り込み,
芦安駐車場へと帰ります。
ちなみにバスの中は爆睡でした。
結構揺れていて頭を窓にガンガンぶつけて
周りに笑われてたみたいですが,
全く気づきませんでした。

ということで,
こんなに感想が長くなってしまいました。
たかだか日帰りの山行なのに!

初めてのアルプスということもありますが,
道中すれ違う人たちが
「今日は最高よ。ほら頑張って!!」
なんて声を掛けてくれ
なんとも印象深い山旅となりました。
今度は小屋を利用してゆっくり来たいと思います。

あ〜楽しかった!!!

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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
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