守門岳（大岳から袴岳、藤平山）大雪庇再び

2016年03月05日(土) [日帰り]

• GPS: 09:49
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,363m
• 下り: 1,353m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:22
• 休憩: 0:28
• 合計: 9:50

6:39 スタート地点
8:34 8:35 保久礼小屋
9:17 9:17 キビタキ避難小屋
10:04 10:05 天狗岩屋清水
10:16 10:29 大岳
11:10 11:10 大岳分岐
11:27 11:29 青雲岳
11:41 11:51 守門岳
13:39 13:40 藤平山
16:29 ゴール地点

守門岳から藤平山の途中P1350付近で昼食休憩（約40分）

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

二分除雪最終地点に駐車

コース状況／危険箇所等

保久礼小屋から大岳、青雲、袴岳までは雪が締まっており歩き易い。袴岳からの下り、特に藤平山からの下山は湿雪で難渋する。ルートをよく選ばないと雪崩が発生しそうな箇所が何か所かあり、この時期あまりお勧めできません。

写真

3/5 6:38

二分除雪最終地点駐車場。この時間で満車。これ以降の車は延々と縦列になる。

3/5 6:48

遠くに大岳から青雲の稜線。かなり遠い。

3/5 8:35

保久礼小屋。途中ショートカットを試みたが結果的に失敗。重い雪のラッセルを強いられ大幅時間ロス。

3/5 9:32

樹林帯を抜け灌木帯に入る。

3/5 9:32

灌木帯に入ると眼下には絶景が広がる。

3/5 9:39

黙々と登る。

3/5 9:51

雪を纏い一段となだらかな山容。

3/5 9:52

3/5 10:00

大雪庇ビューポイントまでの最後の登り。

3/5 10:06

雪の砂漠状態。

3/5 10:10

中津俣の雪庇が見えた！

3/5 10:17

中津俣の雪庇。その先に粟が岳。

3/5 10:20

大岳山頂からみる袴岳の大雪庇。小雪の冬だったが今年も見事！

3/5 10:32

これぞ大自然の創り出す造形美。素晴らしすぎます。

3/5 10:32

3/5 10:33

絶景をバックに記念写真。

3/5 10:35

更にその先へ向かう。某ヤマ雑誌3月号に掲載されている写真はこのアングルかと思います。

3/5 10:38

大岳の大雪庇。この雪庇が最大。

3/5 10:39

標高差150mを下って上る。ここで30mぐらい滑落した。

3/5 10:48

燃料ぎれになってきた親方。

3/5 11:05

大岳方面を振り返る。

3/5 11:13

青雲岳付近。

3/5 11:17

くれぐれも近づかないように。

3/5 11:28

守門最高峰袴岳ピークが見えてきた。

3/5 11:34

ラストの登り。

3/5 11:42

袴岳登頂！

3/5 11:43

山頂から見る袴腰の鋭鋒。

3/5 11:43

浅草岳。

3/5 11:43

青雲から大岳。

3/5 11:51

3/5 11:46

遠くに粟が岳から川内山塊。

3/5 11:53

名残惜しいが時間も無いので帰ります。

3/5 12:04

藤平山にかけての稜線は山滑走のシュプールがあるのみ。登山者はこのときは我々だけだった。

3/5 13:02

3/5 13:03

このあたりからは毛猛山塊がよく見える。

3/5 13:03

浅草岳も明瞭になった。

3/5 13:19

美しいシュプールの脇を醜い足跡を残して前進する。

3/5 13:43

藤平山を振り返る。ここから先が更に困難な道となる。

3/5 14:18

途中ですれ違った二分から登って来たという方のトレースを頼りに進むことにした。本線ルートではない沢筋のルートに入る。

3/5 14:26

ピンクリボン発見で一安心。ここで本線と合流。

3/5 14:35

前方にナイフリッジな尾根。昨年はここを進んだがとても危なくて進める状態ではない。

3/5 14:35

大池に向かい標高差170mの急斜面を一気に下る。親方はここでツリーホールにはまり自力脱出が出来ず、部下の手を借りなんとか脱出する。

3/5 15:10

下池のほとりと思われる場所を進む。本日すれ違った方のワカン跡がなければどこをどう行ったらよいか全くわかりません。

3/5 15:16

下池。

3/5 15:53

ようやく川の流れが聞こえるところまで来た。

3/5 16:01

川筋の道まで降りて光明を見るが、ここから駐車場までまだ30分も歩くことになるとはこのときは想像できなかった…。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

装備

個人装備

軽アイゼン＋ワカン

感想

ricefieldspk

　昨年も3月28日にこのコースを回ったのだが、今年は小雪ということもあり雪庇を見るには今がベストなのでは、ということで3月初旬のこの時期に守門を狙った。
　気温も上がり快晴無風のベストコンディション。だが小雪とはいえ重く湿った雪に足をとられ、思うに前に進まない。保久礼小屋までですでに昨年より40分以上遅れをとる。エネルギーの消耗が早く難儀するがなんとか大岳に辿り着く。ここに来る前は小雪なので今年はイマイチではと想像していたが、そんな想像を払拭する見事な雪庇が今年も造られていた。昨年も感動したのだが、今年も更に素晴らしい絶景だった。
　その先守門最高峰の袴岳まで縦走するのだが、久しぶりのロングロードで体が思うに言うことを聞かない。絶景に励まされ袴岳まで制覇する。
　本日の核心は、藤平山から駐車場までのコースどりだった。途中すれ違ったベテランと思われる方のトレースを借りるが、これが正規ルートから外れており我々には理解に苦しむコース取りで、半信半疑のまま深く重い雪の中をもがきにもがく。だがしかし結果的には正解だったようで、積雪期を熟知したベテラン登山者の見事なコース選択だったことを後になって気づく。あのトレースを借りなければ明るいうちに帰れた保証はない。
　冬山ならではの絶景と、真逆な修験道のような湿雪地獄。苦しいけど楽しい。新潟の冬山の素晴らしさ満喫の長い1日だった。

コメント

donntigyoujya

スライド
始めまして、袴岳の直下ですれ違った山スキー二人つれの者です。
私たちも二分から環状に縦走をしたかったのですが、田小屋の間が自信が無くて車２台にしました。
参考にさせてもらいます。

ricefieldspk

Re: スライド
こんにちは。山スキー気持ちよさそうでした。下池から藤平山までが最も困難な箇所です。正規ルートでは無いのであまり参考にしないほうが良いと思います…