日留賀岳,比津羅山


- GPS
- 09:17
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 福のゆ:塩原グリーンビレッジ内にある温泉。シニア料金で380¥と格安だった。内湯と露天風呂が一つずつで快適だった。 https://shiobara-gv.net/onsen/ |
写真
感想
先週登った釈迦ヶ岳で見た日留賀岳に登ってみようと,天候の良さそうな金曜日に出かけた。前夜,暑苦しくて寝付けなかったので深夜0時少し前に自宅を出発する。途中の上河内SAで少しだけ仮眠し,登山口の個人宅駐車場に着いたのは4時少し過ぎだった。少し明るみ始めており,家屋の方からも物音がしている。農家なので朝が早いのかな。玄関前に置かれたノートに記帳して,家屋の脇道から登山道に入る。
クマガイソウが見られるかと期待していたが,少し時期が遅かったようだ。山道に入って直ぐにシカが傾斜地を駆け上がるのを見た。その後も,方々で茂みのガサゴソいう音が聞こえた。早朝なので,活発な動物が多いのだろうと思ったが,熊だけは勘弁と思いながら。歩き易い路を進んで行く。鉄塔を過ぎた処から幅広の林道に入り淡々と歩くが,セミの声とカエルの合唱が賑やかだった。帰りに登る積りの比津羅山(ひづらやま)への分岐点の辺りで腰を下ろして餡パンを食べる。
少し踏み跡が判り難いところがあり,地形図を見ながら適当に進むと再び明確な山路に戻った。淡々と登ること1時間余りで1514m地点付近に到着して休憩。この辺りに神社があるらしいので探したが,見当たらなかった。帰りには2つの木でできた鳥居を潜ったのだが,何故に行きには気が付かなかったのか摩訶不思議だった。
出発時には曇っていたが,この頃には随分と雲が薄くなり太陽もぼんやりと見え始めたていた。その後も天候は良い方に変わってくれた。気温も結構上がってきているので,小さな虫が顔の辺りを飛び交って煩わしい。特にアブのような少し大きいのは面倒だ。
登り始めには花の時期は終わったのかなと思っていたが,頂上に近付くにつれて,数は少ないながら何種類かの花々が咲いていて,目を楽しませてくれた。頂上に近付くにつれて周辺の景色も開けてきて目が引き付けられる。山頂からは全方向の眺めを楽しめ,展望には最高の山である。惜しむらくは水蒸気がやや多いせいか遠方は霞んでしまう。やはり1ヵ月ぐらい早いほうが良いのかもしれない。近くに見える鹿又岳(かのまただけ)までは,それほどの藪漕ぎなしでも行けるように見えたが,どうだろうか? 山頂には一塊のミツバオウレンが咲いていた。好きな花の一つなので単純に嬉しかった。
暫くすると一人の男性が上がってこられたが,30,40分すると先に下山された。私の方は更に景色を堪能し,山頂で1時間以上を寛いだ。その後,下山時に女性,男性各1人ずつとすれ違ったので,この日の登山者は都合4人。下のノートの記載具合では,1日に2,3人位だったので,こんなものなのだろう。静かで良い。最後にすれ違った男性の話によれば,先に降りた男性が,鳥居の辺りでクマに遭遇したとのこと。そこから暫くは笛を時々吹きながら降った。体力的には余裕があるのだが,左ひざ辺りが少し痛みだしており,ショックを与えないようにゆっくりと足を運ぶ。何時もは右膝が先に痛むのに。疲れが溜まっているのかな? 焦ることも無いので,花を楽しみながらゆっくりと降る。1200m辺りまで降った辺りで,木に止まっているセミを発見。帰ってから調べるとエゾハルゼミっぽい。あの大合唱の正体なのかな。
時間的に余裕があるので,比津羅山を通過する。踏み跡は余りはっきりしないが,分かりやすい地形なので気にせず進む。山頂はなだらかで樹林に囲まれているので展望はきかなかった。ここで最後の休憩を取った後,緩やかな稜線を三角点を探しながら南南西に歩く。三角点で南南東に向きを変え,林道までを30分ほど下る。後はのんびりと駐車場までを歩いた。
駐車場には自車の他に,多分最後にすれ違った人の車が1台停まっていた。ノートに下山の記入をし,偶々,出会ったお家の人にお礼を言って,駐車場を後にした。車で15分ほどの塩原グリーンビレッジにある「福のゆ」で温泉に浸かる。65歳以上は380円というのは有り難い。お客さんも2,3人と少なく,ゆっくりと汗を流すことができた。上河内SAで遅い昼飯をとり,3時間足らずのドライブで自宅に18時45分着。
想像していた以上に展望の良い山なので季節を選んで再訪したいと思った。できれば,鹿又山や大佐飛山(おおさびやま)にまで足を延ばしてみたいが,藪がどの程度のものなのか調べてみよう。今回は珍しく左ひざが痛み,それを庇ったせいか太腿も攣り気味になってしまった。 段々と歩ける距離が減るのは悲しいが,体調管理には更に気を配ろうと思った。
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