白髪山・大展望の頂
- GPS
- 04:51
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 592m
- 下り
- 596m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:52
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■スキー・ボード以外はスキー場のリフトには乗れないらしい。 ■林道から取り付きの急斜面は凍結していればアイゼン必要。 |
写真
感想
先週、山形神室の山頂から見た雲海に浮かぶ舟形山塊が印象的だった。この山域は西端の甑岳以外はまだ足を踏み入れたことがないのだが、文字通り船底の様な舟形山、尖がった柴倉山、真っ白い白森・・・もっと間近で見てみたい。そこで今回はジャングルジャングルの駐車場から水無尾根に乗り上げ、白髪山の山頂に行ってみることにした。
JJの駐車場から林道で沢を越えた地点から斜面に取り付いた。出だしはけっこうな急傾斜。朝の冷え込みで雪面は固く締まっており、アイゼンの前爪を効かせて登って行く。最初の20mで傾斜は緩み、少し行くと再び20mの急登。そこをこなすと後は急斜面はない。細かなうねりのある緩斜面を登っていく。締まった雪面にうっすらと雪が乗った状態で歩き易い。ザッ・・シュ、ザッ・・シュ、アイゼンが雪面に食い込む音を聞きながら高度を上げる。水無尾根に乗り上げてからはゲレンデトップからのトレースを辿る。P1245へ向かい尾根の傾斜が増した所でトレースは引き返していた。この先は小動物のトレース以外ない真っ新な雪面を登る。P1245に登り詰めると視界が開け、特徴的な山容の舟形山が目に飛び込んできた。台形状のその形は苗場山を彷彿とさせる。山頂部分は真っ白でまだ冬の趣きだ。
P1245で尾根は南東へ向かい、粟畑への分岐で更に南へ向きを変える。やがて傾斜が緩んで真っ白い頂稜に飛び出した。疎らに灌木が出ているが、雪が多ければ白一色なのだろう。そのまま南へ向かうと白髪山の標識を見つけた。"髪"と書いてヒゲと呼ばせる"しらひげやま"。誰もいない広い山頂の東西南北の端からは素晴らしい景色が堪能できた。おなじみの蔵王・二口山塊、月山、朝日連峰、鳥海山、神室連峰、栗駒岳・・・そして手前に仙台カゴを従えた舟形山。見ていると歩きたい稜線がいっぱいだ。山頂でザックを下ろして昼休憩にした。
ひとしきり眺望を楽しんで下山するが、景色に目を奪われなかなか先に進まない。P1245でいつか舟形山のピークを踏むことを誓い、後は水無尾根を一気に下った。P1051を通過して次のピークを越えてから、自分のトレースを辿って尾根を離れた。最後の急斜面はまだ硬くトラバース気味に下る。林道に下り立ち駐車場へと戻った。天気に誘われたかジャングルジャングルのスキー場は混雑しているようだった。
快晴ではなかったがそこそこの天気に恵まれ、山頂から360度の大展望に大満足の山行だった。次は月山、葉山、鳥海、大朝日・・・道の除雪が済めば今年もまた残雪期に。(TONO)
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