また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 826584
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

白髪山・大展望の頂

2016年03月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:51
距離
8.6km
登り
592m
下り
596m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:24
休憩
0:28
合計
4:52
7:58
62
ジャングルジャングル駐車場
9:00
9:00
10
水無尾根
9:10
9:10
60
P1051
10:10
10:10
18
P1245
10:28
10:56
29
11:25
11:25
85
P1245
12:50
ゴール地点
天候 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■ジャングルジャングルの駐車場を利用。
コース状況/
危険箇所等
■スキー・ボード以外はスキー場のリフトには乗れないらしい。
■林道から取り付きの急斜面は凍結していればアイゼン必要。
ジャングルジャングルに向かい林道を上がって行くと右手に黒伏の大岩壁が見えてきた。この日朝のうちは青空が望めた。
2016年03月13日 07:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 7:43
ジャングルジャングルに向かい林道を上がって行くと右手に黒伏の大岩壁が見えてきた。この日朝のうちは青空が望めた。
車を止めて歩き始め。正面には柴倉山が聳えている。
2016年03月13日 08:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 8:01
車を止めて歩き始め。正面には柴倉山が聳えている。
すぐに右手に沢を確認し、渡った辺りで斜面に取りつく。
2016年03月13日 08:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 8:09
すぐに右手に沢を確認し、渡った辺りで斜面に取りつく。
出だしは凍結した結構な急斜面なのでアイゼンを着けた。
2016年03月13日 08:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 8:09
出だしは凍結した結構な急斜面なのでアイゼンを着けた。
アイゼンの前爪を効かせフロントポインティングで10mほど×2ヵ所登る。
2016年03月13日 08:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 8:15
アイゼンの前爪を効かせフロントポインティングで10mほど×2ヵ所登る。
急斜面をこなすとあとは急な所はない。
2016年03月13日 08:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 8:26
急斜面をこなすとあとは急な所はない。
緩やかな登りだが、地形図では読み切れない細かい起伏がある。
2016年03月13日 08:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 8:39
緩やかな登りだが、地形図では読み切れない細かい起伏がある。
ブナの原生林を行く。
2016年03月13日 08:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 8:52
ブナの原生林を行く。
そろそろ水無尾根に上がる。
2016年03月13日 08:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 8:57
そろそろ水無尾根に上がる。
尾根に乗り上げると、トレースがあった。
2016年03月13日 09:00撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 9:00
尾根に乗り上げると、トレースがあった。
前方には向かう白髪山が見えてきた。
2016年03月13日 09:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 9:07
前方には向かう白髪山が見えてきた。
白髪山をシッカリと視界に捉え進む。
2016年03月13日 09:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 9:23
白髪山をシッカリと視界に捉え進む。
振り返ると蔵王・面白山方面の眺望が素晴らしい。
2016年03月13日 09:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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振り返ると蔵王・面白山方面の眺望が素晴らしい。
最上カゴの岩峰。
2016年03月13日 09:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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最上カゴの岩峰。
柴倉山がその尖がった姿を見せた。
2016年03月13日 09:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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柴倉山がその尖がった姿を見せた。
柴倉〜弁天〜毘沙門山に続く稜線。
2016年03月13日 09:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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柴倉〜弁天〜毘沙門山に続く稜線。
毘沙門〜最上カゴ。
2016年03月13日 09:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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毘沙門〜最上カゴ。
この辺りは雪解けが進んでおり、踏み抜きを警戒しながら歩く。
2016年03月13日 09:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 9:38
この辺りは雪解けが進んでおり、踏み抜きを警戒しながら歩く。
歩いている所は雪庇の一部だ。
2016年03月13日 09:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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歩いている所は雪庇の一部だ。
快適な尾根歩き。
2016年03月13日 09:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 9:41
快適な尾根歩き。
この先に見える急斜面を前に、ここでトレースは終わっていた。
2016年03月13日 09:52撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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この先に見える急斜面を前に、ここでトレースは終わっていた。
白髪山は手が届きそうに近い。
2016年03月13日 09:53撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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白髪山は手が届きそうに近い。
落ち着き締まった上に薄っすらと新しい雪が乗った状態。アイゼンが効いてグイグイ登れる。
2016年03月13日 09:57撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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落ち着き締まった上に薄っすらと新しい雪が乗った状態。アイゼンが効いてグイグイ登れる。
やや北側を巻きながら進む。
2016年03月13日 10:01撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:01
やや北側を巻きながら進む。
真っ白いウサギが足跡を残し走り去っていった。
2016年03月13日 10:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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真っ白いウサギが足跡を残し走り去っていった。
この先がP1245だ。このピークで南へ進路を変える。
2016年03月13日 10:08撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 10:08
この先がP1245だ。このピークで南へ進路を変える。
ピークに上がると一気に東側の視界が開け、特徴的な姿で横たわる舟形山に視線は釘づけとなる。台形状の形は苗場山を思い出させる。
2016年03月13日 10:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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ピークに上がると一気に東側の視界が開け、特徴的な姿で横たわる舟形山に視線は釘づけとなる。台形状の形は苗場山を思い出させる。
白髪山に向かい北尾根を辿る。
2016年03月13日 10:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 10:12
白髪山に向かい北尾根を辿る。
真っ新な雪面を行く。
2016年03月13日 10:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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真っ新な雪面を行く。
左に粟畑への尾根を見送り、一登りすると広い山頂の一角に出る。
2016年03月13日 10:22撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:22
左に粟畑への尾根を見送り、一登りすると広い山頂の一角に出る。
広い頂稜を行く。
2016年03月13日 10:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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広い頂稜を行く。
太陽に環状の虹がかかっていた。
2016年03月13日 10:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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太陽に環状の虹がかかっていた。
白髪山山頂に到着。
2016年03月13日 10:27撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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白髪山山頂に到着。
蔵王・面白山。大東岳方面。
2016年03月13日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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蔵王・面白山。大東岳方面。
ズーム。右に面白山。左に大東岳。背後に蔵王スキー場と熊野岳が見えている。
2016年03月13日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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ズーム。右に面白山。左に大東岳。背後に蔵王スキー場と熊野岳が見えている。
ジャングルジャングルのゲレンデトップ。
2016年03月13日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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ジャングルジャングルのゲレンデトップ。
歩いてきた水無尾根。
2016年03月13日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:28
歩いてきた水無尾根。
黒伏山と大岩壁。
2016年03月13日 10:28撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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黒伏山と大岩壁。
大朝日。
2016年03月13日 10:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:29
大朝日。
右に月山。正面から左へアルプスを彷彿させる朝日連峰。
2016年03月13日 10:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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右に月山。正面から左へアルプスを彷彿させる朝日連峰。
山頂に反射板が設置されている堂木沢山。
2016年03月13日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:30
山頂に反射板が設置されている堂木沢山。
月山はまだまだ真っ白だ。右手には葉山が見えている。
2016年03月13日 10:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:30
月山はまだまだ真っ白だ。右手には葉山が見えている。
広い雪原の向こうに舟形山。
2016年03月13日 10:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:31
広い雪原の向こうに舟形山。
舟形山の平らな山頂の左端に小屋が見えた。
2016年03月13日 10:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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舟形山の平らな山頂の左端に小屋が見えた。
舟形山と仙台カゴ。
2016年03月13日 10:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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舟形山と仙台カゴ。
遠くに栗駒山。
2016年03月13日 10:32撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:32
遠くに栗駒山。
山頂の南端から寒風山に向かう県境尾根。
2016年03月13日 10:33撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:33
山頂の南端から寒風山に向かう県境尾根。
舟形〜三峰〜後白髪山の稜線。
2016年03月13日 11:13撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:13
舟形〜三峰〜後白髪山の稜線。
三峰山と後白髪山。
2016年03月13日 10:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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三峰山と後白髪山。
ダム湖が見えた。大倉ダム?
2016年03月13日 10:34撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:34
ダム湖が見えた。大倉ダム?
この山頂でザックを下ろして昼休憩。
2016年03月13日 10:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 10:48
この山頂でザックを下ろして昼休憩。
山頂の東端から見る仙台カゴの岩峰も迫力がある。
2016年03月13日 11:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:05
山頂の東端から見る仙台カゴの岩峰も迫力がある。
北端から最上カゴとその後ろに荒神山。
2016年03月13日 11:07撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:07
北端から最上カゴとその後ろに荒神山。
下山開始。
2016年03月13日 11:12撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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下山開始。
粟畑分岐まで最上カゴを正面に見て下る。
2016年03月13日 11:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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粟畑分岐まで最上カゴを正面に見て下る。
分岐を過ぎて黒伏〜白森〜銭山〜柴倉が正面。いつか周回してみたい。
2016年03月13日 11:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:17
分岐を過ぎて黒伏〜白森〜銭山〜柴倉が正面。いつか周回してみたい。
白森はその名の通り真っ白。左に沢渡黒伏の妖しい頂。
2016年03月13日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:18
白森はその名の通り真っ白。左に沢渡黒伏の妖しい頂。
柴倉はどこから登るんだろう。
2016年03月13日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:18
柴倉はどこから登るんだろう。
柴倉を過ぎるとなだらかな稜線歩きの様だ。
2016年03月13日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:18
柴倉を過ぎるとなだらかな稜線歩きの様だ。
黒伏からは手前の尾根伝いに下れそうだが、最後に沢があって戻って来れないのだろうか・・・
2016年03月13日 11:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 11:18
黒伏からは手前の尾根伝いに下れそうだが、最後に沢があって戻って来れないのだろうか・・・
柴倉の右手をよく見ると鳥海山だ。
2016年03月13日 11:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:29
柴倉の右手をよく見ると鳥海山だ。
鳥海山にズーム。今年もGW頃に行きたいところだが。
2016年03月13日 11:20撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:20
鳥海山にズーム。今年もGW頃に行きたいところだが。
神室連峰。ここはまだ未踏の稜線。
2016年03月13日 11:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:21
神室連峰。ここはまだ未踏の稜線。
連峰の盟主である神室山。
2016年03月13日 11:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3
3/13 11:21
連峰の盟主である神室山。
舟形山の見納め。今年はまず無雪期に行ってみよう。
2016年03月13日 11:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 11:21
舟形山の見納め。今年はまず無雪期に行ってみよう。
もっと白い時期に見てみたい。
2016年03月13日 11:29撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 11:29
もっと白い時期に見てみたい。
水無尾根を戻る。
2016年03月13日 11:31撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 11:31
水無尾根を戻る。
来た時よりも明らかにトレースが増えてる。スライドしてないけどどちらへ向かったんでしょう。
2016年03月13日 11:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 11:35
来た時よりも明らかにトレースが増えてる。スライドしてないけどどちらへ向かったんでしょう。
気温が上がり雪が緩んできたのでアイゼンを外した。
2016年03月13日 12:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 12:02
気温が上がり雪が緩んできたのでアイゼンを外した。
稜線を離れ、自分のトレースを辿る。
2016年03月13日 12:19撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 12:19
稜線を離れ、自分のトレースを辿る。
イノシシの足跡の様だが、走って下った様。次の足跡まで2m以上離れている。
2016年03月13日 12:30撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 12:30
イノシシの足跡の様だが、走って下った様。次の足跡まで2m以上離れている。
急斜面だが、雪は適度に締まりヒールが蹴り込めるので安定して下れる。
2016年03月13日 12:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 12:42
急斜面だが、雪は適度に締まりヒールが蹴り込めるので安定して下れる。
カラマツ林を抜け杉の植林に入ると林道はもうすぐ。
2016年03月13日 12:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
3/13 12:44
カラマツ林を抜け杉の植林に入ると林道はもうすぐ。
林道に出ると黒伏の南壁。高度差300mの東北を代表する垂直の壁とのこと。
2016年03月13日 12:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 12:49
林道に出ると黒伏の南壁。高度差300mの東北を代表する垂直の壁とのこと。
振り返れば柴倉。無雪期にトライしてみよう。
2016年03月13日 12:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 12:51
振り返れば柴倉。無雪期にトライしてみよう。
駐車場に戻ってきた。今回は楽な山行だった。
2016年03月13日 12:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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3/13 12:51
駐車場に戻ってきた。今回は楽な山行だった。

感想

 先週、山形神室の山頂から見た雲海に浮かぶ舟形山塊が印象的だった。この山域は西端の甑岳以外はまだ足を踏み入れたことがないのだが、文字通り船底の様な舟形山、尖がった柴倉山、真っ白い白森・・・もっと間近で見てみたい。そこで今回はジャングルジャングルの駐車場から水無尾根に乗り上げ、白髪山の山頂に行ってみることにした。
 JJの駐車場から林道で沢を越えた地点から斜面に取り付いた。出だしはけっこうな急傾斜。朝の冷え込みで雪面は固く締まっており、アイゼンの前爪を効かせて登って行く。最初の20mで傾斜は緩み、少し行くと再び20mの急登。そこをこなすと後は急斜面はない。細かなうねりのある緩斜面を登っていく。締まった雪面にうっすらと雪が乗った状態で歩き易い。ザッ・・シュ、ザッ・・シュ、アイゼンが雪面に食い込む音を聞きながら高度を上げる。水無尾根に乗り上げてからはゲレンデトップからのトレースを辿る。P1245へ向かい尾根の傾斜が増した所でトレースは引き返していた。この先は小動物のトレース以外ない真っ新な雪面を登る。P1245に登り詰めると視界が開け、特徴的な山容の舟形山が目に飛び込んできた。台形状のその形は苗場山を彷彿とさせる。山頂部分は真っ白でまだ冬の趣きだ。
 P1245で尾根は南東へ向かい、粟畑への分岐で更に南へ向きを変える。やがて傾斜が緩んで真っ白い頂稜に飛び出した。疎らに灌木が出ているが、雪が多ければ白一色なのだろう。そのまま南へ向かうと白髪山の標識を見つけた。"髪"と書いてヒゲと呼ばせる"しらひげやま"。誰もいない広い山頂の東西南北の端からは素晴らしい景色が堪能できた。おなじみの蔵王・二口山塊、月山、朝日連峰、鳥海山、神室連峰、栗駒岳・・・そして手前に仙台カゴを従えた舟形山。見ていると歩きたい稜線がいっぱいだ。山頂でザックを下ろして昼休憩にした。
 ひとしきり眺望を楽しんで下山するが、景色に目を奪われなかなか先に進まない。P1245でいつか舟形山のピークを踏むことを誓い、後は水無尾根を一気に下った。P1051を通過して次のピークを越えてから、自分のトレースを辿って尾根を離れた。最後の急斜面はまだ硬くトラバース気味に下る。林道に下り立ち駐車場へと戻った。天気に誘われたかジャングルジャングルのスキー場は混雑しているようだった。
 快晴ではなかったがそこそこの天気に恵まれ、山頂から360度の大展望に大満足の山行だった。次は月山、葉山、鳥海、大朝日・・・道の除雪が済めば今年もまた残雪期に。(TONO)

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