吾妻連峰-家形山
- GPS
- 11:13
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,432m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
天候 | ほぼ無風-小雪、晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ポストは見当たりません。 雪質は数日前に解けた雪が凍ってその上に薄く新雪が乗っている状態です。足はほとんど沈みません。 宗川旅館〜四郎右エ門沢 登り始めは通常スキー場跡のゲレンデトップから入るらしいのですが雪が少なそうなので夏道伝いに進みます。その先は夏道をイメージしながら歩きやすいところを進みます。藪はありますが進めないほどひどくはありません。 四郎右エ門沢〜東海大緑樹山荘 夏道ではなく冬のツアーコースになります。黄色の標識が付いてますが降るときの目安らしく登りではほとんど目に入りません。林の中で視界も開けないので進む方向に注意します。 雪が少なく何箇所か沢が顔を出しています。緑樹山荘手前の県境の沢は少し厳しくなってました。ソコをクリヤーすれば緑樹山荘までは問題ありません。 緑樹山荘〜家形山避難小屋 緑樹山荘からの急登は距離は短いですがスキーではかなりきついです。その先は歩きやすい斜面になります。林の中で目印が無いので進む方向に注意します。 家形山避難小屋〜家形山 夏道の尾根に乗ってしまえばそれほど苦労せず登りきれます。風が強いため五色沼のエッジは雪が飛ばされて石がゴロゴロしています。 |
その他周辺情報 | 宗川旅館は雪囲いがされておりました。営業しているのかは確認しませんでした。 道路に雪はありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
地図(地形図)
コンパス
GPS
サングラス
|
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備考 | 今回は使いませんでしたがアイゼンはよく効きそうな雪でした。 |
感想
久しぶりの山、とは言っても早く出かけられない用事のためにどこに行くか悩みました。幸い天気がよさそうなので前々から考えていた家形山へ。
五色温泉へ登る道はほぼ雪はありません。車は登りきったところにある旅館手前の道路沿い駐車スペースに止めます。多分7〜8台くらいのスペースがあります。丁度出発しようとしていた地元の方らしいPTに冬季入山コースを教えて頂きました。通常は以前ゲレンデであったところのトップまで上がってから夏道に合流するそうですが、今年は雪が少ないので夏道から廻っていくのが無難そうだとのこと。ありがたく教えて頂いたように夏道を進みます。
そのパーティーはかなり歩きなれた様子で足が速く、まったく追いつくことができませんでした。行く先は聞かなかったのですが 跡を見ると同じ方向を進んでいるようで一応所々確認しつつも踏み跡 参考にさせていただきました。
コースは昔からあるだけあってスキーで歩きやすくなっていますが、雪質が悪くシールの利きはいまいちです。それでも始めのうちは傾斜も緩くすいすい進んでいきます。コースは起伏も緩く印になるようなものはほとんど目に入らないので地図やGPSで位置や方向を確認しながら進みます。
四郎右エ門沢に出会うまではほぼ夏道沿いですが、その先は夏道よりも上が冬コースが設定されています。途中何箇所か沢を渉りますが、雪解けが進み所々沢が顔を出しているので注意が必要です。
県境を流れる沢の渡渉点手前で、朝の先行PTが休憩しているところに出会い又も貴重なアドバイス。「今年は雪がかなり少なく沢を渉る場所がかなり限られているが、先ほど偵察したところあの辺りなら渉れそうだ。」とポイントを教えて頂いたおかげでそれほど苦労することもなく進むことができました。ありがとうございます。このPTは来週の連休のための偵察に見えたそうです。曰く ここを通る人はかなり珍しいとのこと。「私達はココから戻るけど、気をつけて行ってらっしゃい」と送って頂きました。
この県境の沢を渡ると緑樹山荘まではすぐです。しかし緑樹山荘から先がかなりキツイ。足は潜らないものの、シールの効きが悪くずるずる滑ります。ジグを切ってもなかなか上に進めません。短い登りですがかなり搾られました。
この先、小屋まではすぐのはずなのです足を使い果たしてヨレヨレしているため一向に着きません。ようやく小屋が見えたときは心からホッとしました。
小屋はきちんと整頓されております。訪れる人はほとんど居ないようですが入口は除雪されているのか難なく扉が開きました。水場の沢はさすがに埋もれて使えないので雪を解かします。夕方少し小雪が舞いましたが積もるほどではありませんでした。
翌朝は外気温マイナス8度。風はなく晴れの気配です。この絶好の条件を逃す手は無いと家形山を目指します。昨日の感触からスキーは荷物になりそうなのでワカンで出発。夏道の尾根筋を目指しますが雪が硬く沈まないのでペースが上がります。山頂に着くと青い空が広がり風もなしガスもなし、特上の景色でした。
避難小屋まで戻ってスキーに履き替え下山開始。昨日の自分のスキーの軌跡が残っているのでこれを辿ります。しばらくはシールの効きが悪いのが幸いして良い感じで滑りながら進めますが、降るにつれ時間とともに気温の上昇で雪が腐ってシールが団子になる場面が増えてきました。それでも細かいアップダウンが多かったので外すタイミングが難しく、結局下山までシールを外しませんでした。ところで登りの時点では気がつきませんでしたがだいたい緑樹山荘から下では「冬」と書かれた黄色い標識が目に入ります。夏道とは別の冬コースを設定されているだろう事がわかります。ただ所々にしかないのでこの標識だけで進むことは難しいでしょう。
歩き8割滑り2割のツアーコース、滑るよりも歩くのが好きな人向けの静かなコースです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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なかなか記録の無い珍しい場所だな〜〜〜
chicken_manさんが追いつかないptって相当な方々ぢゃな〜〜〜
地元の山岳会なのでしょうか?そのPTの方々が言うには、自分達以外でこのコース歩いてる人見たこと無いとか。
おそらくかなりこのコースに慣れているようで自信持って歩いていました。
トラックに迷いが出てませんでした。
それにしても余りの速さに驚きました
あのとき声をかけた赤いジャケットの者です。この吾妻のクラシックルートを歩く人は本当に少ないので嬉しくなりました。また吾妻にお出でください。
私の記録はこちらにあります→http://torasan819.exblog.jp/25045447/
あの時はありがとうございました。吾妻は大好きな山なので何回でも訪問させて頂きます。
素晴らしいホームページもご案内ありがとうございます。
大いに参考にさせていただきます。
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