常念岳 三股〜


- GPS
- 08:37
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,577m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:37
4:35 三股第一駐車場到着 13℃
4:54 三股第一駐車場出発
5:07 三股登山口出発
5:26 蝶ヶ岳への迂回路分岐点到着
6:53 2207標準点櫓跡到着
8:08 避難小屋到着
8:13 前常念岳到着
8:21 前常念岳出発
8:35 常念小屋への分岐点到着
9;06 三股分岐点到着
9:16 常念岳山頂到着
10:32 常念岳山頂出発
10:43 三股分岐点到着
11:07 常念小屋への分岐点到着
11:17 前常念岳到着
11:20 避難小屋到着
12:11 2207標準点櫓跡到着
13:10 蝶ヶ岳への迂回路分岐点到着
13:22 蝶ヶ岳への迂回路分岐点到着
13:23 三股登山口到着
13:31 三股第一駐車場到着
平面距離 11km
沿面距離 11.6km
記録時間 08:37:43
最低高度 1,287m
最高高度 2,843m
累計高度(+) 1,556m
累計高度(-) 1,552m
平均速度 1.3km/h
最高速度 6.3km/h
登り歩行時間
三股登山口〜常念岳山頂 4時間9分 5:07〜9:16(前常念岳での休憩含8分む)
三股登山口〜避難小屋 3時間1分 5:07〜8:08
避難小屋〜常念岳山頂 55分 8:21〜9:16
下り歩行時間
常念岳山頂〜三股登山口 2時間51分 10:32〜13:23(着替え小休憩含む)
常念岳山頂〜避難小屋 45分 10:32〜11:17
避難小屋〜三股登山口 2時間3分 11:20〜13:23
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上にはほぼ積雪なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
予備電池
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
6月7日は好天予報だが、用事があって山行出来ない。
8日は晴れそうにないが、降雨もなさそうな予報で火曜日から梅雨入りが予想されているので、梅雨入り前にどこかに行っておきたい。
近場の北アルプスは林道崩落により中房温泉、一の沢ともに自家用車のみでは行けない。
今年は残雪が多そうだが、三股からの常念岳なら南斜面のルートなので残雪の影響はないはず。
ただ、三股駐車場は心配の種。
前日、飛騨の山友さんがご夫婦で針ノ木岳に登り、絶景を拝見させてもっていた。
この時期は爺ヶ岳は夏道でないので、扇沢は駐車場の心配はなさそうで、チャンスだ。
常念岳と針ノ木岳の天気予報を見比べるが、大差なくどちらも曇り。
前日家族サービスでカミさんと白馬にドライブしたので、近場であることと、残雪対応が不要で装備を軽く出来ること、天気予報が芳しくないので、駐車場はさほど混まないであろう予測で、当初予定の常念岳に行くことにした。
種池山荘の営業は7月からのようなので、6月中なら針ノ木岳にまだチャンスはありそうだ。
三股から常念岳へは一ノ沢からのルートよりも好きで少し多く歩いているが、かなり久しぶりで樹林帯を抜けてから前常念岳までの登りに不安がなくはない。
また、第二駐車場に入れなかったら、まゆみ池駐車場に停めてまで登りたくはないので、あっさりあきらめて美ヶ原に登り、午後田んぼの畔草刈りをしようと決めて出発。
まゆみ池駐車場に数台駐車されていて、第二駐車場は1割程度しか駐車されておらず、第一駐車場は5,6台の駐車スペースが残っていて、後続車も到着して来ない。
前日は絶好の快晴だったので、まゆみ池駐車場まで利用されていたらしい。
やはり天気予報の影響は大きいようだ。
車内で朝食をとり、出発。蝶ヶ岳との分岐点を過ぎるとすぐに倒木による迂回が必要になった。少しだけ下ってすぐルートに戻るようになっていた。
その後も倒木が複数あり、上を越えて進むが、1ヶ所だけ完全に馬乗りになって越える木があった。
駐車場到着時に出発準備をしていたグループがあったが、歩いてもなかなか人に出会わない。
林道崩落がなければ、圧倒的に一ノ沢ルートから常念岳に向かう人が多いが、今はこのルートしかないので以前の時より踏み跡が多いように感じるが、鳥のさえずりしか聞こえない。
しばらくして先行者に追いつき、その後次々と10名程に道をゆずっていただいた。以前はほぼ毎回前常念岳まで人に会うことは稀だった。
このルートの良くない所は樹林帯にほぼ道標がなく、進捗が確認し難いこと。三股から2km地点と3.1km地点の看板はあるはずだが古い物で見えにくい。
変化の無い九十九折りを平坦な場所に出るまでひたすらに登る。木の根が露出した段差の大きな場所が幾度となく現れ、両手を使いながら登る。
平坦な場所に出ると、しばらく平坦が続き、やや登りになるとハシゴが現れて樹林帯を抜ける。
ここからは眺望が開け、テンションも上がるのだが、ここから前常念岳までが岩場のキツい登りとなり、時には両手を使って進むことになる。
前常念岳の避難小屋まで来れば常念小屋からのルートと合流するまで急登はなくなり山頂も見え、気分の良い稜線歩きとなる。
ライチョウがいたとの会話も聞こえるが、見られなかった。
2018年のちょうど同じ時期に、常念岳から蝶ヶ岳に周回した際には岩の上で縄張りを見張るオスを槍ヶ岳とともに見る事が出来ていた。
この時期に出会えることは多いと思うが、「いましたよ。」なんて聞いてキョロキョロしても出会えたことは少ないので運が良ければ出会えるだろうくらいに考えて山頂を目指す。
山頂はいつものような賑わいで、祠の前に数名、槍ヶ岳、穂高連峰の見晴らしの良い北側に10名程度。到着写真を撮ってから北側に降りて休憩する。
コース係数0.8で計画した山頂到着時刻より1時間以上早かった。風もそよ風程度で暑くも寒くもないが、Tシャツ1枚で登って来たので長袖シャツを上に着た。
高曇りで霞んでいるが、遠望はある。残念なが富士山はまったく見えない。剱岳はなんとか認識出来る程度。
行動食をとりながら休憩していると到着時にほぼなかった青空が次第に広くなって来た。
風が弱いので山頂滞在人数が減るのを待ってパノラマ空撮を行い、下山を開始した。
三股分岐点手前でルートから少し右に外れた場所で何かを撮影している人がいた。
これは間違いなくライチョウであろうと思いカメラをズームしてみる。岩の上で見張りをするオスだ。
しばらく岩の上にいたが、岩から降りてハイマツに入っていったので、下山を再開して三股分岐点を過ぎて右に折れるとすぐに今度はメスのライチョウがいた。
先に居た方の話では、ずっとここにいたらしいので、もしかしたら登って来た時にもいたのかも知れない。
前常念岳付近を見ると北斜面がガスに包まれていて、眺望が次第になくなるかと思えたが前常念岳に到着する前にガスは消え青空の面積はさらに増えた。日差しもあり暑い。
通行止めになっている常念小屋へのトラバースルート案内板前で山頂出発時に着たパーカーを脱いでTシャツになった。
前常念岳手前は大きな岩の上歩きになり、疲れた脚には地味にこたえる。脚力があればピョンピョンと軽快に進めるところだがバランスを崩さないよう注意する。
前常念岳の道標に気付かず避難小屋の赤い屋根で通過したことに気付いた。
いよいよ岩場の急な下りとなる。時に両手を使い、お尻を岩に降ろしてから足をおろす。速くは進めない。
岩の上に砂のあるザレ場は特に注意が必要で慎重に歩いた。下りはスピードを上げたいところだが、我慢するしかない。
樹林帯に入るとしばらく平坦で楽になる。初めてここを下った時は、さっぱり高度が下がらないことに焦りを感じたが、歩きながら休憩出来る場所として楽しめ、蝶ヶ岳の眺望があるのもいい。
平らで広い場所を過ぎると眺望の無い九十九折となる。ここは頻繁に木の根が露出した段差の大きな場所が出現して、都度どこに足を置くか、手を使うか考えながらの下りとなる。
この段差がなければ蝶ヶ岳からの時と同様に小走り出来るかも知れないが、そうはいかない。三股から蝶ヶ岳へのルートも自分が山歩きを始めたばかりの12年程前は大きな段差があったと記憶している。それが、行く毎に木製の階段が増えて大きな段差を越える必要がなくなっていった。
木製の階段はすんなりと歩けるので、登りでは息が上がりしんどいのだが、下りでは小走りのまま通過出来てとても助かる。
三股から常念岳へもこのような整備が進めばありがたいのだが、倒木処理も進んでいない現状では協力金などの制度が充実しても難しいだろう。
道標やランドマークがほとんど無いので進捗がわかりにくいが、スマホで現在位置を確認するのもがっかりするのでしない。
次第に足の裏が少し痛くなり、靴が足に合っていないのが問題なのだが、つま先も何度か衝撃を受けて後に爪が変形しそうに痛い。
沢の音が段々大きくなっては来たが、登山口への距離感はつかめない。考えられるのは増水時に使われる蝶ヶ岳への迂回路分岐に到着したら、あと少し、倒木の下を迂回する場所まで来たら蝶ヶ岳ルートとの合流点はすぐ目の前ということくらい。
登山道が広くなるり、迂回路分岐ではないか?と思うがまだだった。ただし、似た場所は他になく、次に広くなったら迂回路分岐だった。
もう、下山完了までわずか。ここまで来ると大きな段差も無く、傾斜が急になったら倒木の迂回が近い。
登山口から駐車場への林道では、昨年まで道路を横切るように水が流れていたが、排水路が整備されたのか水に濡れた場所はなかった。
駐車場まで小走りしていると山菜取りの方が3名いた。150Lクラスの大きくパンパンの袋を背負い、中の見える篭には長さ30cm程のフキがきれいに揃えられて入っていた。
登山口に近いとはいえ、観光客、登山者以外に会うのは大谷原から爺ヶ岳に行く途中の林道で大きな捕虫網を持った方以来だった。
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