雨から2日後の三浦アルプスは滑ってスキー場のよう。森戸川の林道終点は川岸が一部崩落

2025年06月13日(金) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 9.2km
• 登り: 646m
• 下り: 642m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 3:32
• 合計: 9:54

距離 9.2km 登り 646m 下り 642m

6:37 安針塚駅
6:54 7:38 安針塚
8:42 8:44 畠山乳頭山分岐
9:26 大沢谷分岐
9:38 9:42 乳頭山
9:44 9:45 三国峠
9:48 9:49 乳頭山
10:23 10:29 斜め十字路〈中尾根〉
10:53 10:59 六把峠
11:24 うなぎ淵
11:34 11:35 ツバキ尾根〈登り口〉
11:53 13:30 森戸川林道終点
14:16 14:44 二子山
15:06 15:11 下二子山
15:21 南郷上ノ山公園分岐
15:47 16:02 阿部倉山
16:17 16:21 阿部倉山登山口
16:36 ゴール地点

写真

6/13 7:01

塚山公園から横須賀港の眺望

6/13 6:56

塚山公園のジュースの自販機。値段は良心的。ホットは無し。

6/13 7:05

塚山公園の水洗トイレ

6/13 7:25

塚山公園の東屋

6/13 7:26

塚山公園の水道水

6/14 15:00

塚山公園から畠山や乳頭山へ向かう場合の道を説明します。

6/13 7:37

標識のある、ここを降りるのではない。(らくルートには無い道を歩けばリカバリ可能ではあるものの)

6/13 7:38

らくルート通りの道は、こちらが正解。なお標識だと、ここから左に行くと大楠山、真ん中を進んでも大楠山に行けるような書き方だが、ここから大楠山は距離があり、いったん市街地に降りて登り返す必要があるなど標識に頼ってたどり着くのは絶望的。このように三浦アルプスの標識は不可解で道迷いの元としか思えない物が普通にあるので要注意。

6/13 7:57

大きな倒木。これはヤマレコの地図では「安針墓入口」方面から「三浦安針墓」側、すなわち下から見上げた様子。
くぐり抜けられなくはないが、くぐっている最中に崩れて下敷きになると致命的なので、写真では左側に見える木の根元のある斜面を、巻くようにして乗り越えた。

6/14 15:00

畠山・乳頭山分岐から大谷沢分岐は悪路。

6/13 8:42

畠山と乳頭山の分岐。赤で「火気厳禁」とある木の所から登山道を降りるというより「落ちる」感じで一気に険しくなる。初めてだと「本当にこれが登山道？」と感じる。

6/13 9:51

乳頭山の山頂から北西側に少し降りると「道迷いエリア」のFK1の看板が。FKとは二子山山系自然保護協議会が設置した道標の事。

6/13 13:12

林道終点から連絡尾根への道。この先に丸太のベンチあり。連絡尾根は、通る人は少ないんじゃないかな。ここで水を汲んだ。

6/13 13:10

丸太のベンチらしきもの。丸太は固定されておらず、転がるので注意。ここでバーナーを使いラーメンとお茶。

6/13 13:17

林道終点から森戸川の下流方面。川の表面にホコリっぽい泡が浮いてる。倒木が川を塞いでいる形だが、土砂の流入は無いのか、木の下は水が流れている模様。

撮影機器：

KYV47 KYOCERA

感想

budget trekker

先週の丹沢で体力の低下を痛感し、練習登山からやり直そうと三浦アルプスに来たものの、尻もち4回＋五体投地1回で嫌になって切り上げた。

◎塚山公園

京浜急行の安針塚駅から三浦アルプスに向かう道すがらにある塚山公園だが、手入れされた園内は横須賀港の眺望も良く、ジュースの自販機、無料で掃除の行き届いた水洗トイレ、東屋、水道水が利用可。素通りしてしまうのが惜しい。ここで朝食を摂るのも一案。とはいえここで37分はのんびりし過ぎたか。

ヤマレコには水道があると報告したのだが、トイレのみ地図に記載ですか。

◎塚山公園からの正しい道

らくルートで塚山公園から畠山や乳頭山へ向かう場合だが、公園を抜けた先からしていきなり迷い易い。写真参照願います。

◎悪路の畠山乳頭山分岐〜大谷沢分岐

他の山域なら「初心者立ち入るべからず」となりそうだが、三浦アルプスなら「普通」である。ロープ場が頻出。安針塚から三浦アルプスへ向かうのは安上がりなので気に入っているが、他人には勧めづらい所。

◎三浦アルプススキー場

雨から1日空ければ大丈夫かなという目論見は外れ、地面はツルンツルンで良く滑る。滑り易い地質＋苔が生えてる＋濡れ落ち葉が積もってる＋急坂となると、トレッキングポールを両手に持ちながら足元がズルズルと滑り落ちるので「あれ、私はスキーしに来たのかな?」と思い立つ。そうかアルプスと言う位だから、ここはスキー場なのだろう。

◎林道終点で森戸川の水でラーメンとお茶

地図を見ると森戸川の上流に民家や畑は無いので化学物質の流入は無く、獣が水浴びや排泄してる位だろうから沸かせば飲めると判断したが、森戸川の水を沸かして飲む人は見掛けない。安針塚→乳頭山→中尾根、と来ると丁度、昼前になるので寒い冬とかは熱いラーメンとお茶、いいかもしれない。

水質検査結果をネットで探すと、年により変わるが、BODはそう悪くはないかな。化学物質等は記載なし。とはいえ飲料水に利用する事は想定していない感じ。

下山川・森戸川水質検査結果　(葉山町環境課)
https://www.town.hayama.lg.jp/soshiki/kankyou/1/2_1/1040.html

◎森戸川の林道終点は川岸が一部崩落

林道終点から森戸川の下流方面は上二子山側の岸が一部崩落して倒木の枝で塞がれています。上二子山に直登する人は少ないと思いますが、もし行くなら、下流に向かって左側の岸を歩いて倒木の山をやり過ごし、渡渉して、ロープがぶら下がっている所から登り始めてください。

◎林道終点から上二子山へ直登

ちょっとした冒険コースで楽しいけれどお勧めはしない。テープも随所に付けられていて、登る人が割に居るのかなと。

◎セブンイレブン葉山町長柄店
https://map.omni7.jp/7andimap/spot/detail?code=0000011304

長柄1285-2 にあり、三浦アルプスではとても便利。トイレも使わせてもらえる。口コミをヤマレコに報告したが、地図には掲載されなかった。

◎川久保のバス停
https://timetablenavi.keikyu-bus.co.jp/dia/timetable/web/157187/

セブンイレブンから国道を西に歩き森戸川を渡るとバス停あり。本数は少ないが、疲れた時のエスケープに利用できる。

◎山行記録

トレーニングのつもりで来たのだが、ツルンツルンでコケないようにビクビクしながらノロノロと歩くのでトレーニングにならないなと思った。丹沢は一泊の山行を2回して一度もコケなかったのに、三浦アルプスではズルっと滑って尻もち4回。しかも最初の時の着地で左手の手首に体重がかかり、ちょっと痛い。

果ては急坂を慎重に後ろ向きで降りたものの、両足共にツルンと空振りし、体が「くの字」になって両足がずり下がる。これはコケないとかえってダメージ食らうと諦め、ロープか木かは忘れたが、その忘れたのに両手でぶら下がりながら2秒位かけてスローモーションで腹這いになって湿った土の斜面に静止。落ち着いて横に転がり体勢を立て直す。ちょっと左膝も打ったかな。

※子供の頃、滑り台を駆け上がって上まで行けたらスゴい、みたいな遊びをしたが、上の手すりまでは届いたが体は滑り台に張り付いてる、みたいな感じ

気温は25度との予報。暑熱順化してない体では蒸し暑く、登るのが嫌になってきた。阿部倉山を過ぎた所でエスケープ。

雨上がりの悪条件でも、ものとせず歩けてこそ中級者なのだろうけれど。

三浦アルプスは、今の時期は登山に不向きとされているが、中尾根が完ソロ(登山中、誰にも会わない)なのはともかく、整備されたメインルートの北尾根の、上二子山から阿部倉山→登山口ですら完ソロというのは意外だった。五体投地したのも北尾根で、滑り台状態だった。

バスを50分位、待つ間にセブンイレブンでコーラ飲んで日陰の道端に腰掛け靴を脱いで傍若無人で休憩の後、バスで駅に。

こんな調子では丹沢主稜縦走も富士山日帰りも無理。これからは猛暑。さて、どうするかな。

◎結論

三浦アルプスは乾燥が続く冬のトレーニングに最適。