飛鳥の史跡ハイキング

2025年06月13日(金) [日帰り]

• GPS: 04:04
• 距離: 14.4km
• 登り: 218m
• 下り: 224m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:16
• 休憩: 1:26
• 合計: 4:42

距離 14.4km 登り 218m 下り 224m

13:07 岡寺駅
13:40 益田岩船
13:54 13:57 牽牛子塚古墳
14:16 飛鳥駅
14:22 14:25 欽明天皇陵 遥拝所
14:36 14:38 鬼の雪隠・鬼の俎
14:43 天武・持統天皇陵 遥拝所
14:57 14:58 亀石
15:06 15:14 橘寺
15:16 15:21 川原寺跡 弘福寺
15:39 15:45 酒船石
15:50 16:28 万葉文化館
16:37 16:47 飛鳥坐神社
16:55 16:57 甘樫橋
17:07 17:15 甘樫丘
17:24 向原寺
17:29 和田池
17:38 石川池
17:49 橿原神宮前駅（東改札口）

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車

行き
近鉄吉野線で岡寺駅下車
特急は停まりません
帰り
近鉄南大阪線・吉野線・橿原線橿原神宮前駅から乗車
全列車が停車
両駅とも交通系ICカード・クレジットカードタッチ決済使用可能

コース状況／危険箇所等

観光地なのでよく整備されています
集落内は分かれる道が多いので注意

その他周辺情報

観光地なので店は各所にあります

橘寺　拝観料400円
弘福寺（川原寺跡）　拝観料300円
亀形石造物　文化財保存協力金300円
※全て大人の料金

写真

飛鳥ハイキングの前に橿原考古学研究所付属博物館に行きました
特別展「王陵　桜井茶臼山古墳」を見ました
写真の中央にあるのは木棺でコウヤマキが使われているそうです
コウヤマキは桜井周辺には無いと思われますが吉野あたりから持ってきたのでしょうか？

6/13 13:07

近畿日本鉄道吉野線岡寺駅から行動開始です
岡寺駅は近鉄に多い地下駅舎です
因みに岡寺へはここから歩いて30分以上かかります
バスもここからは出ていません

6/13 13:09

牟佐坐神社
式内大社です
壬申の乱の時にここの神の神託があったと日本書紀にあります
その後神格が上げられたそうです
またこの場所は第8代孝元天皇軽境原宮の伝承地でもあります

6/13 13:27

沼山（ぬやま）古墳
6世紀後半の円墳でドーム型の石室があり渡来人系の古墳と見られます
石室には入れません

6/13 14:18

古そうな道標
ここを右折しました

6/13 13:40

益田岩船
飛鳥最大の石造物ですが、もともとここにあった岩を加工したみたいです

6/13 13:55

牽牛子塚古墳
2022年に復元整備されました
被葬者は斉明天皇とその娘の間人皇女とする説が有力です
因みに牽牛子とはアサガオの漢名です

6/13 13:58

牽牛子塚古墳の隣にある越塚御門古墳
斉明天皇の孫の大田皇女の墓とする説が有力です

6/13 14:08

岩屋山古墳
この日見た古墳で唯一自由に石室に入れます
斉明天皇の墓とする説もあります

6/13 14:12

きれいな石積みの岩屋山古墳石室
英国人で古墳研究者のウィリアム・ゴーランド（ガウランド）も絶賛したそうです
ゴーランドは日本で初めて西洋式登山を行った登山家でもあり、日本アルプスの名付け親としても知られています

6/13 14:23

吉備姫王墓
この柵の中に猿石と呼ばれる石像があります

6/13 14:23

猿石
左が僧、右が男と呼ばれています
この他にも女・山王権現があり全部で4体あります

6/13 14:26

欽明天皇陵（梅山古墳）
全長140mで明日香村最大の古墳です

6/13 14:36

鬼の雪隠
雪隠とはトイレのことです
古墳の石室の一部みたいです

6/13 14:38

鬼の俎
これも石室の一部みたいです

6/13 14:44

天武・持統天皇陵（野口王墓）
古代の天皇陵では数少ない被葬者が確定できる古墳だそうです

6/13 14:57

亀石
飛鳥で最も有名な石造物ですが思ったより小さかったです
益田岩船・鬼の雪隠・亀石とだんだん小さくなって行くのでこのコースは逆コースの方が良いと思われます

6/13 15:08

橘寺の二面石
善と悪の二面があります

6/13 15:12

橘寺本堂
聖徳太子がここで産まれたと言われています

6/13 15:16

川原寺跡（弘福寺）
かつては飛鳥の４大寺だったそうです
復元された礎石があるので当時のスケールが分かります

6/13 15:29

飛鳥宮跡
伝板蓋宮跡ですが異説もあります

6/13 15:39

酒船石
何に使われたのかは謎ですが2000年に発掘された亀形石造物との関連が指摘されています

6/13 15:45

亀形石造物と小判形石造物
水に関係した祭祀場と思われます

6/13 15:51

奈良県立万葉文化館
館蔵品展「柿本人麻呂―万葉歌人から歌聖へ―」を見ました
常設展示だけなら無料で見られます

6/13 16:33

飛鳥池工房遺跡
飛鳥時代に金属・ガラス・玉製品などを生産した官営の工房跡です
万葉文化館はこの遺跡の上にあります

6/13 16:40

サカキの花

6/13 16:41

飛鳥坐神社
式内社（名神大社）です
本殿と拝殿は川上村の大滝ダムに沈んだ丹生川上神社上社を移築したものです

6/13 16:42

飛鳥坐神社の「むすびの神石」

6/13 17:07

甘樫丘から大和三山

ササユリ
少々くたびれて来ています

6/13 17:16

ホタルブクロ
西日本のホタルブクロは白花なので植栽と思われます

6/13 17:23

推古天皇豊浦宮跡（豊浦寺跡）の看板

6/13 17:48

橿原神宮前駅東口
中央口駅舎は大和棟で有名ですが東口も小さな大和棟です

橿原神宮前台車振替場に停まっていた電動貨車モト98・97
南大阪線区車両の五位堂検修車庫への回送に使われます

撮影機器：

SO-53B Sony

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 笛 予備電池 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

ｍｙｕｎ４８

JR東海のCMの益田岩船が気になって飛鳥に行ってきました
近鉄岡寺駅から歩き始めました。
まず西口のすぐ前にある式内大社牟佐坐神社に参拝しました。
大和には式内大社がいっぱいあります。地方の式内大社はどこも立派な神社ばかりですが大和では小さな神社でも大社だったりします。
益田岩船への道は山道ですがよく踏まれています。
静かな竹やぶの中にある巨石は雰囲気も最高です。
牽牛子塚古墳への道は細くなりますがしっかりした道です。
牽牛子塚古墳は他に例を見ない加工石で覆われた古墳でピラミッドのようです。
ウィリアム・ゴーランドが絶賛した岩屋山古墳の石室にも入りました。
その後は定番のコースを通って酒船石遺跡へ。
万葉文化館、飛鳥坐神社にも寄って甘樫丘に登りました。
甘樫丘はこのコースで唯一山頂認定されています。
三角点を探しましたが見つかりませんでした。
甘樫丘からは和田池・石川池（剣池）を経て橿原神宮前駅にたどり着きました。
世界文化遺産の暫定リストに入っている飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群は来年の世界遺産登録を目指しています。
京都市や奈良市に比べると静かな飛鳥ですが世界遺産になるとインバウンドであふれるようになるのでしょうか？